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渡邉邁

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渡部邁から転送)

渡部 邁(わたなべ すぐる、1842年天保13年〉- 1914年大正3年〉7月18日)は、明治期日本官吏神職・蔵書家。幼名は武男、通称は峯之丞。名前は渡邊 邁とも表記される。

日光二荒山神社宮司、三嶋大社宮司、早稲田大学教授。位階従六位

生涯

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1842年(天保13年)、壬生藩医であった渡邊宗玄の子として生まれる。小金井の老医手塚玄仙、幕府医官喜多村直寛に医学を学び、また漢学を修めた。壬生藩医石﨑正験(寿倹)の養子となったが、後に養子縁組を解消。明治元年に別家として独立し渡部邁を名乗った[1]

日光県、栃木県に出仕した後、日光二荒山神社宮司(1893年から1896年まで)や三嶋大社宮司を務めた。その後は早稲田大学教授として大学教育にも携わった。「東野書狂士」を自称した蔵書家として知られ、旧蔵書の多くは、没後に二男の渡部信帝室博物館6代総長、1884年1973年)により東京大学に寄贈された。生前の1911年(明治42年)に渡部文庫の売出しがあった際、狩野亨吉(哲学者)により悉く購入され、それらは東北大学狩野文庫や九州大学に多数所蔵されている[2]谷中霊園に眠る。

壬生七傑

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2016年、壬生町教育委員会主催の壬生町立歴史民俗資料館で行われた博覧会において、

らほか3名と共に「壬生七傑」として紹介された[3]

親族

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脚注

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注釈

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  1. ^ 東京帝国大学名誉教授、岐阜士族。
  2. ^ 第三高等学校第四高等学校教授。
  3. ^ 農林中央金庫初代理事長・農商務次官錦鶏間祗候
  4. ^ 従妹は関屋敏子。関屋敏子の外祖父はチャールズ・ルジャンドル(外交官、米陸軍准将)、伯父は15代目市村羽左衛門、曽祖父は松平春獄福井藩16代藩主)、すなわち高祖伯父は徳川家斉江戸幕府第11代将軍)である。
  5. ^ 開成所頭取宮内省式部官明治天皇側近。
  6. ^ 農商務大臣〈第15代〉の大石正巳の長男。

出典

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  1. ^ 渡部文庫珍藏書印 | 九大コレクション | 九州大学附属図書館」。 
  2. ^ 蔵書印DB下野国渡部氏蔵書印”. 2022年6月24日閲覧。
  3. ^ 誠心院聡姫と壬生七傑 広報みぶNo.680”. 壬生町役場. 2022年6月20日閲覧。
  4. ^ 渡部信 (第8版) - 『人事興信録』データベース”. jahis.law.nagoya-u.ac.jp. 2022年5月24日閲覧。
  5. ^ 脇水鐵五郞 (第8版) - 『人事興信録』データベース”. jahis.law.nagoya-u.ac.jp. 2022年5月24日閲覧。
  6. ^ 小田切良太郞 (第8版) - 『人事興信録』データベース”. jahis.law.nagoya-u.ac.jp. 2022年5月24日閲覧。
  7. ^ 岡本英太郞 (第8版) - 『人事興信録』データベース”. jahis.law.nagoya-u.ac.jp. 2022年5月24日閲覧。
  8. ^ 關屋貞三郞 (第8版) - 『人事興信録』データベース”. jahis.law.nagoya-u.ac.jp. 2022年5月24日閲覧。
  9. ^ 木内重四郎の義父は三菱財閥総帥の岩崎小弥太、次男木内信胤の妻は慶應義塾創設者福沢諭吉の孫娘である。