コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

清河寺 (大字)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
清河寺村から転送)
清河寺
臨済宗清河寺
臨済宗清河寺
■清河寺の位置(埼玉県内)
■清河寺
清河寺
清河寺の位置
北緯35度56分11.3秒 東経139度34分58.98秒 / 北緯35.936472度 東経139.5830500度 / 35.936472; 139.5830500
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
市町村 さいたま市
西区
地域 大宮市
人口
2017年平成29年)9月1日時点)[1]
 • 合計 3,146人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
331-0048[2]
市外局番 048[3]
ナンバープレート 大宮
座標は大龍山清河寺の位置

清河寺(せいがんじ)は、埼玉県さいたま市西区大字郵便番号は331-0048[2]。さいたま市の難読地名の一つに数えられる[4]

地理

[編集]

さいたま市西区北東部のおおむね大宮台地上に位置する。西の境界は滝沼川が流れて周囲を開析された沖積平野がみられる。東側で大字内野本郷に、南側で宮前町や大字内野本郷の飛地に、西側で西大宮や大字高木に、北側で上尾市大字堤崎やさいたま市西区西新井に隣接する。荒川の河川敷内である川越市と西区との市境付近に、入会地由来の飛地が二か所存在する。地内は全域が市街化調整区域であり[5]、全体的には農地が多い。

かつてはさいたま市消防局西消防署さいたま市立指扇中学校も清河寺に位置していたが、土地区画整理事業の完了に伴う町名地番変更により所在地が西大宮となり、清河寺から外れている。

歴史

[編集]

もとは武蔵国足立郡指扇領に属する清河寺村であった[6]。古くは水判土荘内野郷に属していたといわれている[7]。近世初頭に内野郷より分村された[6]。村高は正保年間の『武蔵田園簿』では255(田138石余、畑116石余、山銭永390文)、『元禄郷帳』では259石余、『天保郷帳』では297石余であった[7]助郷中山道上尾宿に出役していたが、正徳安永年間は日光御成街道大門宿にも出役していた。化政期の戸数は37軒で、村の規模は東西8、南北19町であった[7]。地内にある寺院の清河寺には、1590年天正18年)に寺領5石が寄進されていた[7]。名前は清河寺周囲の小名をそのまま村名とした[6]

世帯数と人口

[編集]

2017年(平成29年)9月1日時点の世帯数人口は、以下のとおりである[1]

大字 世帯数 人口
大字清河寺 1,340世帯 3,146人

小・中学校の学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下のとおりとなる[18]

区域 小学校 中学校
全域 さいたま市立指扇北小学校 さいたま市立指扇中学校

交通

[編集]

鉄道

[編集]

道路

[編集]

バス

[編集]

高崎線宮原駅西口方面や大宮駅西口方面からの路線バスが運行されている。さいたま市西区コミュニティバスは清河寺方面へ運行されないが、さいたま市西区指扇地区乗合タクシー「あじさい号」が運行されている。

東武バスウエスト大宮営業事務所
地区内は「清河寺中央」、「清河寺」、「中原」、「公民館」停留所が設置されている[19]
東武バスウエスト上尾営業所
地区内は「清河寺」停留所が設置されている[20]
さいたま市西区指扇地区乗合タクシー「あじさい号」
地区内は「清河寺」、「清河寺温泉」、「中原」、「清河寺団地入口」停留所が設置されている[21]

施設

[編集]
  • 臨済宗清河寺 - 清河寺の大ケヤキがある
  • 神明社
  • 清河寺ふれあい会館
  • せいか幼稚園
  • 養護老人ホーム富士見園
  • 清河寺公園
  • 中原西公園
  • さいたま清河寺温泉
  • 大宮国際カントリークラブ - 飛び地に所在

脚注

[編集]
  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年9月18日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ さいたま来ぶらり通信 第20号” (PDF). さいたま市役所. pp. 1-2 (2012年11月15日). 2019年7月22日閲覧。
  5. ^ 外部リンク節の『さいたま市地図情報』を参照。
  6. ^ a b c 新編武蔵風土記稿 清河寺村.
  7. ^ a b c d e f g h i 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 508ページ。
  8. ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
  9. ^ 学校の沿革 - さいたま市立指扇小学校.2019年10月1日閲覧。
  10. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1420ページ。
  11. ^ 『大宮のむかしといま』 資料-29頁。
  12. ^ 幼稚園概要 - せいか幼稚園.2019年7月22日閲覧。
  13. ^ 厳密にはこれは施設認可の日付で、実際の開園日は翌年の4月1日[12]
  14. ^ a b c さいたま市土地区画整理事業一覧表 (PDF) - さいたま市
  15. ^ さいたま市/西区 大宮西部地区の町名地番変更について”. www.city.saitama.jp. 2020年9月3日閲覧。
  16. ^ 大宮西部地区 旧新地番対照表(区画整理地区内) (PDF) - さいたま市
  17. ^ a b 大宮西部地区 旧新地番対照表(区画整理地区外) (PDF) - さいたま市
  18. ^ さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。
  19. ^ 大宮営業事務所管内バス路線図 (PDF) - 東武バス.2019年9月30日閲覧。
  20. ^ 上尾営業所管内バス路線図 (PDF) - 東武バス.2019年9月30日閲覧。
  21. ^ 西区指扇地区乗合タクシー「あじさい号」の運行ルートを変更します”. さいたま市 (2019年3月4日). 2019年9月30日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104 
  • 『大宮のむかしといま』大宮市、1980年11月3日。全国書誌番号:81007009NCID BN03449939 
  • 差扇領 清河寺村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ152足立郡ノ18、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:764000/35 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]