清水晶子 (フェミニスト)
表示
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1970年(53 - 54歳) 日本 東京都 |
出身校 |
東京大学大学院人文科学研究科 ウェールズ大学カーディフ校 |
学問 | |
研究分野 |
フェミニズム クィア理論 |
研究機関 | 東京大学 |
学位 |
学士(英米文学・東京大学) |
主要な作品 | 『フェミニズムってなんですか?』 |
清水 晶子(しみず あきこ、1970年 - )は、日本の表象文化論研究者。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はフェミニズム、クィア理論[1]。
経歴
[編集]1970年、東京都に生まれる[2]。大学で英文学を専攻し、シェイクスピアについてジェンダーの視点から論じられた先行研究を読む中で、フェミニズムへの関心を深めていった[3]。10代の頃に摂食障害を経験しており、「このまま続けたら、私はもしかすると死ぬかもしれない、と思いはじめていたときに、フェミニズムの身体に関する議論の何かが、私の心をクリックした」と回顧している[4]。
東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学博士課程修了[5]。ウェールズ大学カーディフ校批評文化理論センターで博士号を取得[5]。東京大学総合文化研究科教授[5]。著書に『フェミニズムってなんですか?』などがある[6]。
著書
[編集]単著
[編集]- Lying Bodies: Survival and Subversion in the Field of Vision, New York: Peter Lang, 2008[7]. ISBN 9781433101007
- 『フェミニズムってなんですか?』(文藝春秋〈文春新書〉、2022年)ISBN 978-4-16-661361-8
共著
[編集]- 『読むことのクィア:続・愛の技法』(分担執筆、中央大学人文科学研究所編、中央大学出版部、2019年)ISBN 978-4-8057-5354-5
- 『多様性との対話:ダイバーシティ推進が見えなくするもの』(分担執筆、岩渕功一編著、青弓社〈青弓社ライブラリー〉、2021年)ISBN 978-4-7872-3483-4
- 『ポリティカル・コレクトネスからどこへ』(ハン・トンヒョン・飯野由里子共著、有斐閣、2022年)ISBN 978-4-641-17477-1
- 『トランスジェンダー問題』(解説、ショーン・フェイ著・高井ゆと里訳、明石書店、2022年)ISBN 978-4-7503-5463-7
- 菊地夏野、堀江有里、飯野由里子、赤枝香奈子、清水晶子ほか 著、菊地夏野、堀江有里、飯野由里子 編『クィア・スタディーズをひらく2』晃洋書房、2022年3月30日。ISBN 978-4771035607。
翻訳
[編集]- 『戦争の枠組:生はいつ嘆きうるものであるのか』(ジュディス・バトラー著、筑摩書房、2012年) ISBN 978-4-480-84719-5
脚注
[編集]- ^ “成熟した社会を作るためにできること 3人の識者が語るジェンダーとマイノリティ・イシュー”. Harper's Bazaar (2021年3月16日). 2023年6月17日閲覧。
- ^ “日常で感じる違和感をフェミニズムのきっかけに おかしいと声をあげ意見を交わす社会に (1/2)”. AERA (2022年9月7日). 2023年6月17日閲覧。
- ^ “清水晶子さんとフェミニズムを話す。「違う生き延び方をしている人たちの選択を簡単に否定しない」”. me and you (2022年2月10日). 2023年6月17日閲覧。
- ^ “「フェミニズムは、私が生き延びるために必要だった」 清水晶子に聞く、研究の原動力。【女性リーダーたちの挑戦】”. Vogue Japan (2021年5月22日). 2023年6月17日閲覧。
- ^ a b c “清水先生、フェミニズムってなんですか?【VOGUEと学ぶフェミニズム Vol.1】”. Vogue Japan (2020年4月11日). 2023年6月17日閲覧。
- ^ “高島鈴が選ぶ、「フェミニズム」を考えるための「はじまりの5冊」【GQ VOICE】”. GQ JAPAN (2022年11月17日). 2023年6月17日閲覧。
- ^ "書誌詳細."国立国会図書館サーチ. 2024年3月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- 清水晶子 (@akishmz) - X(旧Twitter)
- 清水晶子 - 東京大学
- Crystal Queer - 個人ホームページ
- 清水晶子のプロフィール - LIBERARY(リベラリー)