清水博子
表示
清水 博子(しみず ひろこ、1968年6月2日 - 2013年10月10日)は、日本の小説家。
経歴
[編集]- 北海道旭川市出身。
- 北海道旭川東高等学校、早稲田大学第一文学部文芸専修卒。在学中は江中直紀、久間十義の薫陶を受ける。
- 1991年、「早稲田文学」に卒業制作「マジョリカ譚」が掲載。
- 1994年、「本の写生」で第18回すばる文学賞最終候補。
- 1997年、「街の座標」で第21回すばる文学賞。
- 1998年、『街の座標』で第20回野間文芸新人賞候補。
- 1999年、『ドゥードゥル』で第21回野間文芸新人賞候補。
- 2001年、「処方箋」で第125回芥川賞候補。『処方箋』で第23回野間文芸新人賞受賞。
- 2005年、「ないちがいち」で第31回川端康成文学賞候補。
- 2006年、「vanity」で第134回芥川賞候補。
- 2013年10月10日死去[1]。45歳没。
著作集
[編集]- 『街の座標』 集英社、1998 のち文庫
- 初出:『すばる』1997年11月号
- 『ドゥードゥル』(1999年、集英社)
- 空言
- ドゥードゥル
- 『処方箋』 集英社、2001 のち文庫
- 初出:『すばる』2001年6月号
- 『ぐずべり』(2002年、講談社)
- 亜寒帯
- ぐずべり(『群像』2002年4月号)
- 『カギ』(2005年、集英社)
- 初出:『すばる』2003年10月号
- 『vanity』(2006年、新潮社、ISBN 9784103016519)
- 初出:『新潮』2005年10月号
単行本未収録作品
[編集]- マジョリカ譚(『早稲田文学』1991年6月号)
- ないちがいち(『群像』2004年1月号)
- カリマツの家(『すばる』2006年6月号)
- ヤング・ドーミン(『群像』2006年11月号)
- 台所組(『群像』2008年12月)
エッセイ・対談等
[編集]- 対談 作家になるということ 清水博子+大泉芽衣子(『すばる』2002年3月号)
- 講演 どうして「小説家」だったのか(『早稲田文学』2002年3月号)
研究論文
[編集]- 陣野俊史「清水博子論―「書くこと」を書く、その先のこと」(「すばる」2014年2月号)
- 田中里尚「迷宮としての北海道―――安部公房『榎本武揚』から清水博子『ぐずべり』へ」(岡和田晃編『北の想像力 〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』(寿郎社))