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浜名湖競艇場

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浜名湖競艇から転送)
浜名湖競艇場
駐車場入口より望む(2008年8月)
駐車場入口より望む(2008年8月)
地図
施設
所在地 静岡県湖西市新居町中之郷3727-7
座標 北緯34度41分55秒 東経137度34分19.2秒 / 北緯34.69861度 東経137.572000度 / 34.69861; 137.572000座標: 北緯34度41分55秒 東経137度34分19.2秒 / 北緯34.69861度 東経137.572000度 / 34.69861; 137.572000
開場 1953年昭和28年)8月7日
施行者 浜名湖競艇企業団
コース
水面 浜名湖(プール[1]
水質 汽水[2]または海水[1]
モーター 減音 (ヤマト331型)
外向発売所
外向発売所 ウィンピア
場外発売場
場外発売場

実況
担当 藤本悠暉、小林習之、梶西達、阿部宣祐、佐藤一貴他
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浜名湖競艇場の位置(日本内)
浜名湖競艇場
浜名湖競艇場

浜名湖競艇場(はまなこきょうていじょう)は、静岡県湖西市にある競艇場である[1][2]

概要

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当施設は東日本で最初に開設された競艇場である。当初は浜名郡舞阪町(現・浜松市中央区舞阪町)弁天島に作られたが、1968年昭和43年)に浜名湖南岸の現在地に移転している。

新居町駅臨時改札口から競艇場へは新幹線を跨ぐ連絡橋で向かう。

施行者は浜名湖競艇企業団。通称はBOAT RACE浜名湖(ボートレースはまなこ)、2009年までは浜名湖ボート新居町駅の競艇場専用改札口から至近の場所にあり、駅のホームから競艇場の大型掲示板を確認することができるほか、東海道新幹線の車窓からも競艇場を見渡すことができる。晴れた日には場内から富士山を眺めることができる[2]

マスコットはスワッキー、クロッキー、ローリーである(それにちなんでスワッキーアタック、クロッキーアタック、ローリーアタックが行なわれている)。

競艇に対する啓蒙活動は24場の中でもかなり熱心であり、職員によるモーターボートの説明および競技の説明が頻繁に行われたり、お笑い芸人などのゲストを呼んでライブやトークショーがあったあと、ゲストを交えての初心者向け講座が行われたりもしている。

実況はメディアターナーの工藤浩伸と山口新之輔[3]が担当していたが、工藤は2010年(平成22年)のG1浜名湖賞を、山口は2020年(令和2年)3月31日の開催を最後に引退[注 1]。また、展示航走やレースの解説は静岡支部の元選手である柴田稔・牧野俊英がそれぞれ担当していたが、2018年4月3日の開催をもって放送終了となった[4]。ピットリポートと整備情報は静岡支部の元支部長である庄司泰久が主に務め、場内およびJLC、インターネットライブで放送されている。SGや全国GIなど地上波の同時中継時には実況は2体制となり、テレビ放送では同じメディアターナーの椛島健一児島競艇場から応援に入ることがある。2020年4月1日の開催からは、メディアターナーではなく、アップライトに所属の藤本悠暉が担当、不定期で同社社長の小林習之やフリーアナウンサーの梶西達[注 2]ら他のアナウンサー、加えて2023年12月からは同年7月頃迄多摩川競艇場でメイン実況担当していた阿部宣祐[注 3]や2024年9月からは同年4月から津競艇場他で実況担当に合流している佐藤一貴が実況担当する事があり、2022年4月以降は特に小林や他のアナウンサーが実況担当する事も少なくない。藤本は浜名湖競艇以外では、津競艇場や鳴門競艇場等での実況や展示進行を担当している。2020年以降、藤本・小林・梶西・阿部以外では津競艇場でメイン実況担当の佐竹亮[注 4]、鳴門競艇場でメイン実況担当の桃井雄也[注 5]三国競艇場でメイン実況担当の高橋敬亮[注 6]びわこ競艇場でメイン実況担当の鈴木透[注 7]江戸川競艇場でメイン実況担当の平山信一[注 8]がそれぞれ代理で実況担当した。

長らく標準型モーターが採用されていたが、2009年(平成21年)4月10日初日の開催より減音型モーターに変更された。

場内締切5分前を知らせる音楽はふじの山、3分前はベル音が採用されている(2014年1月以降)。

2010年3月22日までは浜名湖競艇企業団と新居町の2施行者による開催だったが、企業団を構成した新居町が同年3月23日付で湖西市と合併したため、新居町に代わり湖西市が企業団に加入した。

テレビCMは、在静局のみならず、同じ東海地方と言う事で愛知県中京広域圏でも放映されている。

2019年10月から11月と、2023年10月から11月には工事の為、本場開催が休止となる。

コース概要

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浜名湖競艇場周辺の空中写真。2015年5月2日撮影。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

浜名湖を利用したプールの競走水面で[1]、水質は汽水[2](淡水と海水が混じった水面)もしくは海水[1]

競走水面の面積は日本の競艇場の中で最も広く[2]、うねりの少ない静水面で走りやすい競艇場として選手間では人気があり、アンケートで苦手な水面を選手に聞かれた場合、浜名湖が出ることはほとんどない。一方で、大雨の時や晴れていても強風になると一転して水面が荒れて難水面となり、即ち静水面であると同時に難水面の競艇場であり、広大で走りやすい反面選手の技術やモーターの機力、立地上風の影響を受けやすい為に風速や風向きが重要視されている競艇場でもある。

2021年現在のインコースの勝率は50%台前半程度、春から夏は向かい風が多くセンターやアウトコースからの差しや捲り、秋から冬は追い風が多くイン有利となる傾向があるが、広大な水面且つうねりの少ない水面にもかかわらず頻繁に追い風・向かい風の風向きが変わるのと、周囲に遮蔽物が無い影響で地元で「遠州の空っ風」と呼ばれている季節風の影響を受けやすい立地からか、前述の通り静水面と難水面の両方の特徴を併せ持つ競艇場であり、全国平均と比するとインの勝率はやや低くなっており、それ故コース不問の多彩な決まり手が出やすい水面と言えるだろう。

風やモーターの機力の影響を大きく受ける競艇場故にスタートが難しいと評価する選手も多く、フライングやレース中止・順延となる事も他の競艇場と比べて多めでもあり、2021年3月2日のG1レースで全艇フライング、2022年8月28日のSGレース優勝戦で2艇フライング、2024年3月15日には1日で4レースのフライングで6人のフライング返還のアクシデントが発生している他、2024年2月26日と27日には2日連続でレース中止・順延となり、同年2月26日は10レース以降がレース中止・順延、翌27日も3レース以降がレース中止・順延になった。

主要開催競走

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周年記念 (GI) の名称は浜名湖賞である。

企業杯 (GIII) として、河合楽器スポーツ杯とSUZUKIスピードカップが隔年で行なわれている。

新鋭リーグ戦の名称は若鮎杯。女子リーグ戦の名称はフラワーカップ。正月には静岡放送静岡新聞社New Year's Cup、ゴールデンウィークには浜松市長杯争奪やらまいかカップ(2008年までは中日新聞東海本社杯)、お盆には黒潮杯が行なわれている。

SG開催実績

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年度 競走名 優勝者 登番 出身
1957 第4回全日本選手権競走 中西勉 177 香川
1973 第8回総理大臣杯競走 鈴木文雄 1493 岐阜
1977 第23回モーターボート記念競走 加藤峻二 1485 埼玉
1979 第14回総理大臣杯競走 松尾泰宏 1203 佐賀
1981 第28回全日本選手権競走 村上一行 2073 岡山
1984 第11回笹川賞競走 今村豊 2992 山口
1988 第34回モーターボート記念競走 松野寛 1592 静岡
1992 第38回モーターボート記念競走 今村豊 2992 山口
1995 第22回笹川賞競走 服部幸男 3422 静岡
2000 第35回総理大臣杯競走 矢後剛 3347 東京
2001 第28回笹川賞競走 松井繁 3415 大阪
2004 第14回グランドチャンピオン決定戦競走 原田幸哉 3779 愛知
2006 第16回グランドチャンピオン決定戦競走 坪井康晴 3959 静岡
2007 第10回競艇王チャレンジカップ 湯川浩司 4044 大阪
2008 第11回競艇王チャレンジカップ 坪井康晴 3959 静岡
2010 第37回笹川賞競走 岡崎恭裕 4296 福岡
2012 第39回笹川賞競走 井口佳典 4024 三重
2014 第24回グランドチャンピオン 菊地孝平 3960 静岡
2015 第62回ボートレースダービー(全日本選手権) 守田俊介 3721 京都
2018 第53回ボートレースクラシック(総理大臣杯競走) 井口佳典 4024 三重
2022 第68回ボートレースメモリアル(モーターボート記念競走) 片岡雅裕 4459 高知

主な地元有力選手

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アクセス

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無料バスの発着バス停など詳細は、 浜名湖競艇の公式サイトを参照のこと。

脚注

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注釈

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  1. ^ その後、山口は2022年3月迄の活動休止を経て、同年4月から他の競艇場(蒲郡競艇場常滑競艇場)で実況復帰、同年5月のSGレースのテレビ放送でも実況復帰している。2023年2月と3月には津競艇場や江戸川競艇場で代理実況を担当したが、同年4月以降は蒲郡競艇場のみを担当している。
  2. ^ 梶西は浜名湖競艇場の他、2022年以降は津競艇場や鳴門競艇場でも不定期で実況担当している。
  3. ^ 阿部は2023年12月以降、不定期で浜名湖競艇場の他、津競艇場でも実況担当する見込み。
  4. ^ 2021年7月開催で実況担当。
  5. ^ 2021年4月開催で実況担当。
  6. ^ 2022年1月開催で実況担当。
  7. ^ 2021年4月開催で実況担当。
  8. ^ 2023年7月開催で実況担当。

出典

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  1. ^ a b c d e 蛭子1992、199頁。
  2. ^ a b c d e 藤野2006、213頁。
  3. ^ ボートレース浜名湖 メイン実況 山口新之輔”. ボートレース浜名湖 Official Site. 実況解説者の紹介. 2018年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月2日閲覧。
  4. ^ なるほどレースなび終了について”. ボートレース浜名湖 Official Site. お知らせ (2018年3月31日). 2024年3月2日閲覧。

参考文献

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  • 蛭子能収『競艇入門』ポケットブック社〈Pocket book 38〉、1992年。ISBN 978-4-341-14038-0 
  • 藤野悌一郎『よくわかる競艇のすべて 改訂新版』三恵書房、2006年。ISBN 4-7829-0353-7 

関連項目

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外部リンク

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