河内村 (石川県)
かわちむら 河内村 | |||||
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廃止日 | 2005年2月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 松任市・美川町・鶴来町・河内村・吉野谷村・鳥越村・尾口村・白峰村→白山市 | ||||
現在の自治体 | 白山市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方(北陸地方) | ||||
都道府県 | 石川県 | ||||
郡 | 石川郡 | ||||
市町村コード | 17345-2 | ||||
面積 | 74.42 km2 | ||||
総人口 |
1,154人 (推計人口、2005年2月1日) | ||||
隣接自治体 | 金沢市・鶴来町・吉野谷村・鳥越村 | ||||
村の木 | キリ | ||||
村の花 | フジ | ||||
河内村役場 | |||||
所在地 |
〒920-2392 石川県石川郡河内村口直海イ15番地 | ||||
座標 | 北緯36度24分13秒 東経136度37分53秒 / 北緯36.40369度 東経136.63131度座標: 北緯36度24分13秒 東経136度37分53秒 / 北緯36.40369度 東経136.63131度 | ||||
ウィキプロジェクト |
河内村(かわちむら)は、石川県の南に位置し、自然豊かな山々に囲まれた石川郡に属する村であった。金沢市への通勤率は18.9%(平成12年国勢調査)。
2005年2月1日に、野々市町を除く石川郡を構成する町村及び、松任市と合併し、白山市になった。
地理
[編集]自然地理
[編集]手取川と直海谷川(のみだにがわ)の合流点にあり、白山麓旧5ヶ村の中で最も金沢市に近い。集落はそれぞれの川岸に点在している。
隣接する自治体
[編集]歴史
[編集]縄文時代の竪穴建物跡が検出されており、原始時代より人間がこの地に居住していたことが分かっている。
1221年の承久の乱以降、地頭として結城氏が福岡に乗り込み、山奥120ヶ村を支配した。
現在は
- ・吉岡(よしおか) ・江津(ごうづ) ・きりの里(きりのさと) ・福岡(ふくおか)
- ・ふじが丘(ふじがおか) ・口直海(くちのみ) ・中直海(なかのみ)
- ・奥池(おくいけ) ・久保(くぼ) ・吹上(ふきあげ) ・板尾(いたお)
- ・金間(きんま) ・下折(そそり) ・内尾(うつお)
の14区で構成されている。
沿革
[編集]- 1889年4月1日 町村制の施行により、吉岡村、江津村、福岡村、口直海村、中直海村、久保村、吹上村、板尾村、金間村、下折村、内尾村、奥池村、中島村、三宮村、八幡村、石切小原村及び白山村の区域をもって、河内村が発足する。
- 1906年 吉野谷村との合併案が石川郡当局から打診されるも実現せず
- 1893年 直海谷道路開設
- 1911年 福岡発電所(現在の北陸電力福岡第一発電所。県内に2番目に古い発電所である)完成
- 1951年 中島、三宮、八幡、石切小原及び白山の区域が分立して、一ノ宮村が発足する。(1954年に鶴来町、一ノ宮村、蔵山村、林村及び舘畑村が合併して、改めて鶴来町が発足する。)。
- 分村の経緯は一ノ宮村参照のこと
- 1975年 手取川第3ダム建設のため中直海が水没廃村
- 住民は代替地(現在のふじが丘)・鶴来・野々市・金沢などへ移住した(ダム完成は1978年)
- 1976年 河内千丈温泉開湯
- 1977年 河内村住民総合センター(現在の白山市役所河内市民サービスセンター)竣工
- 1984年 福岡で分譲住宅地「ふじが丘団地」の造成始まる
- 1987年 金沢セイモアスキー場オープン
- 1989年 鶴来・鳥越・吉野谷・尾口・白峰とともに白山連峰合衆国建国
- 1990年 かわち大橋完成、ゴルフ場開発計画が住民の猛反対にあい頓挫
- 1993年 江津にログハウス村の造成始まる(現在のきりの里)
- 2005年1月16日 白山市への合併に向け、閉村式が行われた
行政
[編集]村長
[編集]代 | 人 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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平野正 | 1889年(明治22年)1月15日 | 1890年(明治23年)2月?日 | 臨時代理 | ||
1 | 1 | 米沢清兵衛 | 1890年(明治23年)2月?日 | 1892年(明治25年)3月?日 | |
2 | 2 | 半田勝見 | 1892年(明治25年)4月?日 | 1893年(明治26年)4月?日 | |
3 | 3 | 辻仁三郎 | 1893年(明治26年)5月?日 | 1897年(明治30年)5月?日 | |
4 | 4 | 福田源兵衛 | 1897年(明治30年)6月?日 | 1901年(明治34年)6月?日 | |
5 | 1901年(明治34年)6月?日 | 1905年(明治38年)6月?日 | |||
6 | 5 | 藤村鉄三郎 | 1905年(明治38年)7月8日 | 1909年(明治42年)7月7日 | |
7 | 1909年(明治42年)8月11日 | 1912年(明治45年)6月15日 | |||
8 | 6 | 河原利明 | 1912年(明治45年)7月4日 | 1916年(大正5年)7月3日 | |
9 | 1916年(大正5年)8月9日 | 1919年(大正8年)8月29日 | 任期途中で辞職 | ||
10 | 7 | 古瀬仁太郎 | 1919年(大正8年)12月25日 | 1921年(大正10年)11月12日 | 任期途中で辞職 |
11 | 8 | 吉田吉一 | 1922年(大正11年)3月15日 | 1926年(大正15年)3月14日 | |
12 | 9 | 古谷外美雄 | 1926年(大正15年)4月15日 | 1928年(昭和3年)4月9日 | 任期途中で辞職 |
13 | 1928年(昭和3年)5月5日 | 1932年(昭和7年)5月4日 | |||
14 | 10 | 辻初三郎 | 1932年(昭和7年)8月29日 | 1935年(昭和10年)11月2日 | |
15 | 11 | 山本与吉 | 1935年(昭和10年)11月15日 | 1939年(昭和14年)11月14日 | |
16 | 1939年(昭和14年)11月15日 | 1943年(昭和18年)11月14日 | |||
17 | 1943年(昭和18年)11月18日 | 1946年(昭和21年)11月5日 | 任期途中で辞職 | ||
山口芳一 | 1946年(昭和21年)11月5日 | 1946年(昭和21年)12月27日 | 職務代理 | ||
18 | 12 | 朽木定次郎 | 1946年(昭和21年)12月28日 | 1947年(昭和22年)4月4日 | |
19 | 1947年(昭和22年)4月5日 | 1951年(昭和26年)4月4日 | |||
20 | 1951年(昭和26年)4月23日 | 1955年(昭和30年)4月22日 | |||
21 | 1955年(昭和30年)4月30日 | 1959年(昭和34年)4月29日 | |||
22 | 13 | 中田重造 | 1959年(昭和34年)4月30日 | 1960年(昭和35年)1月24日 | 在職中死去 |
14 | 宮道徳太郎 | 1960年(昭和35年)1月25日 | 1960年(昭和35年)3月5日 | 助役、村長職務執行者 | |
23 | 1960年(昭和35年)3月13日 | 1964年(昭和39年)3月12日 | |||
24 | 1964年(昭和39年)3月13日 | 1968年(昭和43年)3月12日 | |||
25 | 1968年(昭和43年)3月13日 | 1972年(昭和47年)3月12日 | |||
26 | 15 | 中田吉美輝 | 1972年(昭和47年)3月17日 | 1976年(昭和51年)3月12日 | |
27 | 1976年(昭和51年)3月13日 | 1980年(昭和55年)3月12日 | |||
28 | 1980年(昭和55年)3月13日 | 1984年(昭和59年)3月12日 | |||
29 | 16 | 田中博人 | 1984年(昭和59年)3月13日 | 1988年(昭和63年)3月12日 | |
30 | 1988年(昭和63年)3月13日 | 1992年(平成4年)3月12日 | |||
31 | 1992年(平成4年)3月13日 | 1996年(平成8年)3月12日 | 後に石川県議 | ||
32 | 17 | 山下弘 | 1996年(平成8年)3月13日 | 1998年(平成10年)7月17日 | 病気のため辞職 |
福田紀夫 | 1998年(平成10年)7月18日 | 1998年(平成10年)8月22日 | 助役、村長職務執行者 | ||
33 | 18 | 田中千代人 | 1998年(平成10年)8月23日 | 2002年(平成14年)8月22日 | 田中博人の実弟 |
34 | 2002年(平成14年)8月23日 | 2005年(平成17年)1月31日 |
- 村長 - 田中 千代人(たなか・ちよと)
経済
[編集]産業
[編集]- 1次産業 6.0%
- 2次産業 35.0%
- 3次産業 58.7%
農業
[編集]比較的平坦で水の豊富な吉岡・江津・福岡で、古くから稲作が行われている。福岡は近年、石川県の種籾採種地となっている。
口直海〜内尾の直海谷地区は、古くは焼畑による出作り農業やタバコの栽培が行われていた。
工業
[編集]直海谷地区では砕石業が盛んである。福岡に村内唯一の紡績工場がある。
伝統工芸として、マタタビの蔓を細く裂いて編む「コツラ細工」がある。後継者育成のため、村の民芸品振興会が中心となり、講習会が行われている。
地場産業センターに併設された山菜加工センターで、「半固どうふ」「平家そば」「くるみみそ」などの生産販売を行っている。
- 半固どうふ…その名の通り木綿豆腐と白峰堅豆腐の中間の固さに作られており、冷奴・湯豆腐・豆腐ステーキと多様に味わえる豆腐として、村民や観光客に好評である。近年河内産大豆100%のものも作られている。
- そば…山菜加工センターで作られている生麺の「平家そば」と、業者に委託生産している乾麺の「河内そば」がある。添付のそばつゆは「そのままつゆ」のヤマモリ株式会社製。
姉妹都市・提携都市
[編集]国内
[編集]地域
[編集]公共機関
[編集]警察
[編集]石川県警察鶴来警察署が管轄する。
- 河内駐在所
消防
[編集]松任石川広域事務組合消防本部が管轄する。なお、村内に消防署はない。
上水道
[編集]全域を河内村が供給する。
- 河内村簡易水道
下水道
[編集]河内村単独の公共下水道が接続される。
- 河内村公共下水道
- 直海谷終末処理場
ゴミ処理
[編集]松任石川広域事務組合が、松任市の松任石川環境クリーンセンターで処理する。
電話
[編集]金沢市のNTT西日本金沢支店が管轄する。
- 市外局番は村内全域が0761である。
郵便
[編集]- 河内郵便局 - 〒920-23xx
- なお、村内に集配を行う局はない。
税務
[編集]松任市の金沢国税局松任税務署が管轄する。
その他
[編集]- 石川ウッドセンター
学校教育
[編集]小中併設校である。
中学校
[編集]- 河内村立(1校)
- 河内中学校…白山市誕生後の2013年3月をもって廃校、鳥越中学校と併合。
小学校
[編集]- 河内村立(1校)
- 河内小学校
社会教育
[編集]図書館
[編集]- 河内村立図書館
ホール・その他の文化施設
[編集]- 河内村保健センター
- ノミレイク野鳥観察舎
体育施設
[編集]- 河内トリムパーク
- ウッディホール
交通
[編集]鉄道
[編集]村内を鉄道路線は通っていない。最寄り駅は、北陸鉄道石川線加賀一の宮駅。
バス
[編集]コミュニティバス
[編集]- 地域バス (村営)
道路
[編集]観光
[編集]祭り・イベント
[編集]- 河内千丈温泉平安まつり (7月)
名所・旧跡
[編集]- 登録有形文化財 福岡第一発電所
- 不動滝
保養・休憩施設
[編集]- 白山ろくテーマパーク
- うつおキャンプ場
- セイモアキャンプ場
スキー場
[編集]温泉
[編集]参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 合併後の住所表記について - 白山市