池田寅二郎
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池田 寅二郎(いけだ とらじろう、1879年(明治12年)11月20日[1] - 1939年(昭和14年)2月9日[2])は、日本の判事(大審院長)、検事、司法官僚。
経歴
[編集]佐賀県出身。1903年(明治36年)に東京帝国大学法科大学英法科を卒業し、司法官試補となる。1905年(明治38年)、東京地方裁判所判事となり、東京地方裁判所部長、司法省参事官、東京地方裁判所検事、大審院検事、司法省民事局長を歴任した。その間の1918年(大正7年)に法学博士号を取得している。
1928年(昭和3年)、判事として大審院部長に任命された。1936年(昭和11年)には大審院長に就任した[3]。
栄典
[編集]- 1918年(大正7年)7月31日 - 正五位[4]
- 1926年(大正15年)12月15日 - 正四位[5]
- 1939年(昭和14年)2月9日 - 従二位[6]
- 1936年(昭和11年)4月15日 - 勲一等瑞宝章
著書
[編集]- 『信託法論』(清水書店、1909年)
- 『国民常識 民事法講話』(清水書店、1930年)
- 『仲裁と調停』(岩波書店、1932年)
- 『債権総論』(清水書店、1934年)
- 『債権各論』(清水書店、1934年)
脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 大日本法曹大観編纂会『大日本法曹大観』国民社、1936年。