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江平五差路交差点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北西方向から宮崎駅方面に向け撮影
地図
地図

江平五差路交差点(えひらごさろこうさてん)は宮崎県宮崎市江平町1丁目にある交差点

概要

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2018年に前年の交通事故発生件数が全国の交差点で最も多かったことが発表され、「日本一危険な交差点」としてメディアに取り上げられた[1][2]

しかし、その後対策の甲斐あってか、2019年には全国ワースト11位と改善されつつある[3]

なお、近隣にある宮崎市立江平小学校では、交通事故誘発の危険性から児童通学時に横断することを禁止している。

特徴

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宮崎市中心部で宮崎駅の北北西約1.2kmに位置する。国道10号が南北に通り、南南東には宮崎駅に通じる市道錦町通線が延び、東方向に市道下原通線が、西方向に市道学校通線が通っており、五差路となっており交通量も多い[4]。交差点名表示板は未設置で、地図サイトなどにも交差点名は表示されない。

交通事故の問題

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国土交通省2015年交通事故対策として[5]

  • 市道下原通線と市道錦町通線の横断歩道を分離し、左折車と歩行者の信号現示を分離
  • 国道10号の第二車線を左折(国道10号→市道錦町通線への左折)専用化
  • 「追突注意」の路面標示および、減速マーキング(ドットライン)の設置

などを実施した。

しかしながら、日本損害保険協会による調査で、2017年の人身事故発生件数が20件と全国最多であったことが2018年9月下旬に報道された[6]。前方の車が発進したものと思い込んで発進することによる追突事故や、安全確認が不十分な状態での右左折による事故の多さが指摘されている[7]。このため2018年10月17日国土交通省宮崎河川国道事務所宮崎県警察、宮崎市等の関係機関は対策会議を設立し[2][8]、対策を検討した。

2019年から2020年にかけて「追突注意」、「脇見注意」の標識が設置され[9]、さらに進行方向別の路面へのカラー舗装や信号機の増設が行われた[10]

脚注・出典

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  1. ^ “日本一危険な交差点” 江平五差路 宮崎 - NHK NEWS WEB、2018年9月22日 13時08分(インターネット・アーカイブ)
  2. ^ a b 「日本一危険な交差点」車線複雑、長い信号待ち読売新聞、2018年10月18日 09時08分
  3. ^ “宮崎市役所前ワースト5位 全国交差点の人身事故”. 宮崎日日新聞. (2019年10月5日). https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_41349.html 2020年4月12日閲覧。 
  4. ^ “江平五差路、全国最多 交差点人身事故、昨年20件”. 宮崎日日新聞. (2018年9月27日). https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_34649.html 2020年4月12日閲覧。 
  5. ^ 国道10号江平五差路交差点の交通事故対策に着手します。 (PDF) - 国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所、平成27年1月9日
  6. ^ 福岡県福岡市東区にある新二又瀬橋交差点も同数の20件であった。
  7. ^ ワースト1:江平五差路交差点 - 日本損害保険協会
  8. ^ “江平五差路の安全確保へ 県警など、対策会議開く”. 宮崎日日新聞. (2018年10月17日). https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_35040.html 2020年4月12日閲覧。 
  9. ^ “江平五差路に注意看板 6カ所設置、路面表示も強調”. 宮崎日日新聞. (2019年2月22日). https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_37183.html 2020年4月12日閲覧。 
  10. ^ “全国最多の人身事故減少を 宮崎市江平五差路カラー舗装へ”. 宮崎日日新聞. (2019年7月26日). https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_40053.html 2020年4月12日閲覧。 

関連項目

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座標: 北緯31度55分27.3秒 東経131度25分30.6秒 / 北緯31.924250度 東経131.425167度 / 31.924250; 131.425167