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楠山秀吉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
楠山 秀吉
生誕 1891年11月21日
日本の旗 日本 和歌山県
死没 (1941-12-03) 1941年12月3日(50歳没)
所属組織  大日本帝国陸軍
軍歴 1915年 - 1941年
最終階級 陸軍中将
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楠山 秀吉(くすやま ひでよし、1891年明治24年)11月21日[1] - 1941年昭和16年)12月3日[1])は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍中将。功三級[2]

経歴

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1891年(明治24年)に和歌山県で生まれた[1]大阪陸軍幼年学校[3]陸軍士官学校第27期、陸軍大学校第39期卒業[1]。イギリス駐在を経て[2]1934年(昭和9年)10月に陸軍省人事局補任課高級課員に就任した[2]。陸大卒業後は補任課勤務が続き[3]、同課高級課員時代には辣腕を振るったことから「道鏡」のあだ名が付いたという[3]1937年(昭和12年)10月8日歩兵第31連隊長に転じ[2]11月1日陸軍歩兵大佐に進級した[2]1939年(昭和14年)3月に第9師団参謀長に就任した[2]

1940年(昭和15年)12月2日に陸軍少将進級と同時に第1軍参謀長に着任[1][2]田中隆吉の後を継いで「対伯工作」に関与し、1941年(昭和16年)9月11日汾陽山西軍側の趙承綬中国語版らと停戦協定を結んだ[4]。同年12月1日に独立混成第17旅団長(第13軍)に就任したが[1]12月3日に華北で殉職した[1][2]。同日任陸軍中将[2]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 福川 2001, 271頁.
  2. ^ a b c d e f g h i 外山 1981, 377頁.
  3. ^ a b c 藤井 2022, 151頁.
  4. ^ 広中 2024, 187頁.

参考文献

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  • 広中一成 著『後期日中戦争 華北戦線 太平洋戦争』KADOKAWA、2024年。ISBN 9784040824338 
  • 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738 
  • 外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026 
  • 藤井非三四 著『帝国陸海軍人事の闇』潮書房光人新社、2022年。ISBN 4769832494