柳津町
表示
やないづまち 柳津町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 福島県 | ||||
郡 | 河沼郡 | ||||
市町村コード | 07423-3 | ||||
法人番号 | 6000020074233 | ||||
面積 |
175.82km2 | ||||
総人口 |
2,698人 [編集] (推計人口、2024年12月1日) | ||||
人口密度 | 15.3人/km2 | ||||
隣接自治体 | 耶麻郡西会津町、河沼郡会津坂下町、大沼郡会津美里町、昭和村、三島町、金山町 | ||||
町の木 | 柳 | ||||
町の花 | 桐 | ||||
町の鳥 | ウグイス | ||||
柳津町役場 | |||||
町長 | 小林功 | ||||
所在地 |
〒969-7201 福島県河沼郡柳津町大字柳津字下平乙234番地 北緯37度31分34秒 東経139度43分11秒 / 北緯37.52606度 東経139.71961度座標: 北緯37度31分34秒 東経139度43分11秒 / 北緯37.52606度 東経139.71961度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
柳津町(やないづまち)は、福島県会津地方に位置し、河沼郡に属する町。
奥会津の入り口に位置し、圓蔵寺の門前町として発展してきた。赤べこ伝説発祥の地である。
地理
[編集]南端に博士山(はかせやま、1482 m)があり、南部は山地が目立つ。町を南北に滝谷川が流れ、町の北部を横切る只見川に合流する。只見川に沿ってJR只見線や国道252号が走る。
只見川沿いには河岸段丘が発達し、なかでも只見川の水面から100 mほどの高さにある郷戸原は、町内で最も大きな平地となっている[1]。この郷戸原はもともと稲作が困難な土地であったが、西山地区からトンネルで水を運ぶ用水路が昭和20年代に完成したことで、稲作地帯となった[2]。
只見川と銀山川の合流点にはウグイの生息地「魚淵」があり、「柳津ウグイ生息地」として国の天然記念物となっている。
砂子原カルデラが形成されており、豊富な地熱は柳津西山地熱発電所にて利用されている。
気候
[編集]町域全体が豪雪地帯対策特別措置法に基づく特別豪雪地帯に指定されている。
人口
[編集]柳津町(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
歴史
[編集]沿革
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い河沼郡柳津村、大柳村、細八村が合併し、柳津村が発足。
- 1921年(大正10年)5月1日 - 河沼郡倉戸村、飯谷村と合併し、柳津村を新設。
- 1942年(昭和17年)5月20日 - 町制施行し柳津町となる。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 大沼郡西山村と合併し、柳津町を新設。
郵便
[編集]- 柳津郵便局(集配局)
- 会津西山郵便局(集配局)
教育
[編集]中学校
[編集]- 柳津町立会津柳津学園中学校
小学校
[編集]- 柳津町立柳津小学校
- 柳津町立西山小学校
交通
[編集]鉄道路線
[編集]路線バス
[編集]- 会津乗合自動車
- 柳津町民バス
道路
[編集]- 高速道路
- 一般国道
- 主要地方道
名所・旧跡・観光
[編集]圓蔵寺の門前町には粟饅頭屋が軒を連ね、「あかべこ通り商店街」が形成されている[3]。門前町ではかつて柳津六坊と呼ばれるなど宿坊の町としての歴史もあり、現在でも温泉宿が営業を続けている[4]。
道の駅会津柳津にてレンタサイクルの貸出があり、隣接する三島町と相互乗り捨て可能となっている点が特筆される[5]。
文化・名物
[編集]食文化としては、えご(いごねり)や車麩など越後から伝わったものがあるほか、ニシンを多く食するのが特徴的[6]。
- 七日堂裸まいり(1月7日)
- ニンギョウマンギョウ(2月2日) - 西山地域の冑中地区で行われる、藁人形を用いた伝統行事[7]。
- 久保田三十三観音まつり(4月29日)[8]
- 圓蔵寺霊まつり、稚児行列(8月10日)[4]
- センドムシ(タイマツブチ)(10〜11月) - 西山地域の砂子原地区で旧暦9月に行われる、御神木を燃やす伝統行事[7]。
- 十三講まいり - 数えで13歳になった子どもが対象[8]。
- 微細彫刻 - 大きさ0.2〜3.5 cmほどの小さな仏像[9]。伝承によれば大同年間(806〜810年)が起源とされるが、2024年現在、技術を持つのは町内に1人のみ[4]。
- 粟饅頭
- ソースカツ丼 - 柳津ではカツの下に卵焼きが敷かれるのが特徴[9]。
- 博士そば[9]
ゆかりの人物・作品
[編集]- 鈴木勝(日本大学総長)
- ジヌよさらば〜かむろば村へ〜 - メインのロケ地となった。
脚注
[編集]- ^ 「第1章 風土」『柳津町史 総説編』柳津町、1977年 。
- ^ 「郷戸原の開拓」『わたしたちの柳津町』柳津町教育委員会、1999年3月、83-84頁 。
- ^ “見て・食べて・柳津町を散策♪aruku×奥会津観光「あかべこツアー」レポ 会津柳津 門前町絵地図”. aruku. 2024年9月26日閲覧。
- ^ a b c 柳津町歴史的風致維持向上計画 (PDF) (Report). 柳津町. 2024.
- ^ “柳津町×三島町 レンタサイクル相互乗り捨てサービスがスタート!!”. 柳津町. 2024年9月25日閲覧。
- ^ “やまのもの かわのもの 奥会津 柳津町 第2号”. 文化庁 (2023年). 2024年9月25日閲覧。
- ^ a b “やないづの家宝展2021”. 斎藤清美術館. 2024年9月25日閲覧。
- ^ a b “柳津旅日和”. 柳津町. 2024年9月25日閲覧。
- ^ a b c 柳津町町勢要覧2015 (PDF) (Report). 柳津町.
参考文献
[編集]- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]