北伊予駅
北伊予駅 | |
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駅舎(2024年4月) | |
きたいよ Kita-Iyo | |
◄U01 市坪 (2.1 km) (1.6 km) 南伊予 U02-1► | |
所在地 | 愛媛県伊予郡松前町神崎 |
駅番号 | ○U02 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■予讃線 |
キロ程 | 200.3 km(高松起点) |
電報略号 | キイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
474[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)2月27日[2] |
備考 | 無人駅[3](自動券売機 有) |
北伊予駅(きたいよえき)は、愛媛県伊予郡松前町神崎にある四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅である[4]。駅番号はU02。
本項目では、日本貨物鉄道(JR貨物)の松山貨物駅についても記述する。
歴史
[編集]- 1930年(昭和5年)2月27日:予讃線の松山駅 - 南郡中駅(現・伊予市駅)間開業と同時に設置[2]。駅名は当時の北伊予村に由来する。
- 1970年(昭和45年)6月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1986年(昭和61年)3月3日:無人駅化[3](簡易委託駅化[5])。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR四国の駅となる[2]。
- 1990年(平成2年)8月:一線スルー運用となる。
- 2015年度(平成27年度):行き違い設備の増設工事が完了。
- 2019年(令和元年)11月15日:自由通路(愛称:べんてんばし[6])が開通する[7]。
- 2020年(令和2年)3月14日:同一キロ程にJR貨物の松山貨物駅が開業[8][9]。
かつては当駅付近で分岐し、高知方面へとつなぐ路線(予土線)が構想されたこともあった[10]
駅構造
[編集]相対式ホーム2面3線(一線スルー)を有する地上駅で、駅舎はあるが無人駅である。松山運転所が南伊予駅付近へ移転されることに伴い、行き違い設備増強として3番線の復活が計画され[11]、2015年度(平成27年度)に増設工事が完了した[12]。各ホーム間を連絡する跨線橋が設置されている。駅舎側の線路(1番線)が本線(制限速度100km/h)となっており、停車列車も含めて上下線とも行違がない場合は基本的に1番のりばを通行する。2番のりばと3番線は島式ホームである。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 - 3 | ■予讃線 | 下り | 内子・八幡浜・宇和島方面 |
上り | 松山・伊予北条・今治方面 |
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北伊予駅北側
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跨線橋から2番のりばを望む
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北伊予駅西側
松山貨物駅
[編集]松山貨物駅 | |
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まつやまかもつ Matsuyama Kamotsu | |
◄市坪 (2.1 km) (1.6 km) 南伊予► | |
所在地 | 愛媛県伊予市上三谷柿ノ木甲4255[13] |
所属事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | 予讃線 |
キロ程 | 200.3 km(高松起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 2020年(令和2年)3月14日 |
備考 | 貨物専用駅・旅客乗降不可 |
松山貨物駅(まつやまかもつえき)は、愛媛県伊予市上三谷にあるJR貨物の貨物駅である。松山駅周辺鉄道高架事業により、松山運転所とともに松山駅から移転・新設された。地理的には北伊予駅から直線距離で南西に約1.5 kmほど離れているが、営業キロは北伊予駅と同一に設定されている[8]。なお、付近にはJR四国の旅客駅として南伊予駅が設けられている。
構造
[編集]松山運転所に隣接して貨物1-3番線の3本の線路と13両対応のコンテナホームが設けられている[11][8][14]。着発線は松山運転所と共有しており、この着発線から当駅の貨物1-3番線が分岐している[14]。構内は電化されており、架線下着発線荷役を行う[14]。貨物2番線がコンテナホームに接する荷役線となっており、貨物1番線は機回しに使用される[14]。この機回し作業はJR四国に委託されている[14]。構内の信号扱い・進路制御も松山運転所の信号扱所で一括して行われる[14]。
取扱う貨物の種類
[編集]- コンテナ貨物
- 20 ft大型コンテナを取り扱う。
- 産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。
貨物列車
[編集]2020年3月14日改正ダイヤでは、5時03分着、20時30分発の1往復[14]の高速貨物列車が設定されている。この列車の伊予西条駅 - 当駅間の運転業務もJR四国に委託されていたが[14]、2022年3月12日より委託運行を終了し、JR貨物による運行となった[15]。
駅周辺
[編集]- 北伊予郵便局
- 松前町立北伊予小学校
- 松前町立北伊予中学校
- 愛媛県道16号松山伊予線
- 愛媛県道214号八倉松前線 - 当駅の南方に県道16号との重複区間あり。
- 愛媛県道218号北伊予停車場線
バス路線
[編集]「北伊予駅前」停留所にて、伊予鉄バスの路線が発着する。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ “愛媛県 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、639頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “「通報」紀勢本線朝来駅ほか17駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 8. (1986年3月1日)
- ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、25頁。
- ^ “予讃・牟岐線の12駅を停留所化 四国総局、職員配置は76駅に”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年3月4日)
- ^ “JR北伊予駅自由通路の愛称が決定しました!!”. 松前町. 2020年3月15日閲覧。
- ^ “JR北伊予駅自由通路が開通しました!”. 松前町. 2020年3月15日閲覧。
- ^ a b c “2020年3月時刻改正 新しい鉄道貨物輸送サービスのご案内” (pdf). JR貨物. pp. 1-2. 2020年3月15日閲覧。
- ^ 星川功一. 2020年の春どう変わったのか?ダイヤ改正を経た「鉄道貨物輸送」を追う. Get Navi. 2020年3月22日配信. 2020年4月13日閲覧.
- ^ 「第七章 交通・通信」『松前町誌』(pdf)松前町、735頁 。2020年8月5日閲覧。
- ^ a b 愛媛県. “愛媛県庁/車両基地・貨物駅、北伊予駅改良の事業概要”. www.pref.ehime.jp. 2018年11月26日閲覧。
- ^ “再評価結果(平成31年度事業継続箇所)” (pdf). 都市局街路交通施設課. 国土交通省. 2020年3月20日閲覧。
- ^ “エリア別サービス案内”. 日本貨物鉄道. 2020年3月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『鉄道ダイヤ情報』2020年5月号(No.433)、交通新聞社、pp.48-53
- ^ “JR四国による貨物列車の運行終了へ 全国唯一の運行委託が解消で”. 朝日新聞 (2022年3月8日). 2022年9月29日閲覧。