東谷傳次郎
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東谷 傳次郎(伝次郎、とうたに でんじろう、1894年(明治27年)12月1日[1] - 1987年(昭和62年)2月15日[1])は、大正・昭和期の官僚。会計検査院長を務めた。
経歴
[編集]広島県安佐郡福木村[2](現広島市東区)で農業・東谷保五郎の三男として生まれた[1][2]。専検に合格し旧制第四高等学校を卒業[1][3]。1921年(大正10年)4月、東京帝国大学法学部政治学科を卒業[1][2][3]。同年11月、高等試験行政科試験に合格した[1][3]。1922年(大正11年)2月、会計検査院に入院し同書記に任官、第三部第三課に配属された[1][3]。
以後、官房総務科長、第四部第一課長、第二部第三課長、第一部第一課長、第三部第三課長などを歴任[1]。
1942年(昭和17年)5月、南方軍司令部附に発令[1]。軍政会計監督部附となり、同年9月、陸軍司政長官に就任した[1]。1943年(昭和18年)10月、帰国し会計検査院検査官・第一部第一課長となる[1]。1945年(昭和20年)4月、第二部第四課長に異動した[1]。
終戦後、1946年(昭和21年)12月、第二部長に就任し、検査第三局長兼事務総局次長心得、会計検査院事務総長、検査官を歴任[1][4]。1954年(昭和29年)8月から1957年(昭和32年)8月まで会計検査院長を務めて退官した[1][4]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『帝国大学出身名鑑』校友調査会、1932年。
- 秦郁彦編『日本官僚制総合事典:1868 - 2000』東京大学出版会、2001年。
- 秦郁彦編『日本近現代人物履歴事典』東京大学出版会、2002年。