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打越さく良

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
村木さく良から転送)
打越 さく良
うちこし さくら
2019年7月、新潟・長岡市にて(51歳)
生年月日 (1968-01-06) 1968年1月6日(56歳)
出生地 日本の旗 日本 北海道旭川市
出身校 東京大学大学院
教育学研究科修士課程修了
現職 参議院議員
弁護士
所属政党旧立憲民主党→)
立憲民主党菅G
称号 教育学修士
配偶者 村木一郎(弁護士)
公式サイト 参議院議員 打越さく良 事務所

選挙区 新潟県選挙区
当選回数 1回
在任期間 2019年7月29日 - 現職

その他の職歴
立憲民主党ネクスト法務大臣
野田佳彦「次の内閣」
2024年9月30日 - 現職)
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打越 さく良(うちこし さくら、1968年昭和43年〉1月6日[1] - )は、日本の政治家弁護士立憲民主党所属の参議院議員(1期)。

夫は刑事裁判を専門とする弁護士の村木一郎[2]。本名は村木さく良[3]

来歴

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北海道旭川市に生まれて埼玉県で育つ。お茶の水女子大学附属高等学校卒業[4]。1996年(平成8年)3月東京大学教育学部卒業。東京大学院教育学研究科修士課程修了。1998年(平成10年)東京大学大学院教育学研究科博士課程中途退学。

2000年弁護士登録。日弁連両性の平等委員会委員、日弁連家事法政委員会委員、2018年度まで一般社団法人Colabo監事などを務めた[5][6]。都内の法律事務所に属し、児童虐待防止やドメスティックバイオレンス (DV) 救済などを専門とする[7]。2011年から2015年まで第一次夫婦別姓訴訟弁護団事務局長を務め、2018年に発覚した医学部不正入試問題角田由紀子とともに弁護団の共同代表を務めた[8]

2019年3月16日に、立憲民主党が7月の参院選新潟県選挙区(改選数1)から打越の擁立を検討している、と報じられる[9]。新潟市中央区へ転居して、5月11日に野党統一候補として参院選へ無所属で立候補する意向を正式に表明した[7]

7月21日の第25回参議院議員通常選挙で、自民党現職で3選を目指す塚田一郎を破り初当選した。自民党は結党から初めて参院選新潟県選挙区の議席を失った[10]

9月19日に立憲民主党会派へ参加[11]して「選挙には無所属で臨んだものの、立憲民主党に党籍を持っているとして、今後は立憲民主党の参議院議員として活動する」意向を明らかにした[12]

2020年9月15日に旧立憲民主党と旧国民民主党が2つの無所属グループを加えて新「立憲民主党」を結成[13]すると、新党に参加した。

2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙で立憲民主党は議席を109から96へ減らし、11月2日に枝野幸男代表は引責辞任を表明した[14]。枝野の辞任に伴う代表選挙西村智奈美の推薦人に名を連ねた[15]。11月30日の代表選で1回目投票は西村、決選投票は逢坂誠二、それぞれへ投じた[16]

2024年7月16日、立憲民主党公認で翌年7月の第27回参議院議員通常選挙の新潟県選挙区から出馬することが内定した[17]

2024年9月23日の代表選挙で枝野幸男の推薦人に名を連ねた[18]

2024年10月1日に立憲民主党「次の内閣」でネクスト法務大臣となる[19]

政策・主張

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  • 憲法改正について、2019年のアンケートで「反対」と回答[20]
  • 「他国からの攻撃が予想される場合には先制攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2019年のアンケートで「反対」と回答[20]
  • 北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2019年のアンケートで「どちらかと言えば反対」と回答[20]
  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2019年のアンケートで「賛成」と回答[20]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2019年のアンケートで「賛成」と回答[20]
  • 「治安維持のためプライバシーや個人の権利の制約は当然だ」との問題提起に対し、2019年のアンケートで「反対」と回答[20]
  • 消費税率を10%より高くすることについて、2019年のアンケートで「反対」と回答[20]
  • 創作物の表現規制を強く主張し、非実在児童を性的に描写した創作物の製造や閲覧の犯罪化を主張する「子供の性搾取被害悪化の現状に鑑み、国連勧告に沿った児童買春・児童ポルノ禁止法の第三次改正を求めることに関する請願」を参議院に共同提出した[21]

所属委員会

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厚生労働委員会(理事)、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会(理事)、憲法審査会

2024年(令和6年)6月14日現在[22]

著書

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  • 打越さく良『レンアイ、基本のキ――好きになったらなんでもOK?』岩波ジュニア新書、2015年10月21日。ISBN 978-4005008148 
  • 打越さく良『なぜ妻は突然、離婚を切り出すのか』祥伝社新書、2015年12月25日。ISBN 978-4396114510 
  • 中里見博・能川元一・打越さく良・立石直子・笹沼弘志・清末愛砂『右派はなぜ家族に介入したがるのか――憲法24条と9条』大月書店、2018年5月17日。ISBN 978-4272350438 
  • 打越さく良『第3版 Q&A DV事件の実務 相談から保護命令・離婚事件まで』日本加除出版、2018年12月28日。ISBN 978-4817845344 
  • 打越さく良・佐藤倫子編『司法の現場で働きたい!――弁護士・裁判官・検察官』岩波ジュニア新書、2018年3月21日。ISBN 978-4005008681 

選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第25回参議院議員通常選挙 2019年07月21日 51 新潟県選挙区 無所属 52万1717票 50.49% 1 1/3 /

脚注

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  1. ^ うち越さくら”. 立憲民主党. 2023年7月15日閲覧。
  2. ^ “「弱いものいじめが大っ嫌い」村木一郎弁護士が重大事件の被告人を弁護する理由”. 弁護士ドットコム. (2018年1月14日). https://www.bengo4.com/c_1009/n_7243/ 2019年7月24日閲覧。 
  3. ^ 新潟県報: 号外1号 (令和元年 7月24日発行)”. kenpo.pref.niigata.lg.jp. 2024年12月15日閲覧。
  4. ^ 参院選新潟選挙区候補 弁護士・打越さくらさん決定 - 【公式】立憲民主党 新潟県総支部連合会”. www.cdp-niigata.com (2019年4月21日). 2024年12月15日閲覧。
  5. ^ 参議院新潟選挙区に、 弁護士打越さく良さんを予定立候補者に決定” (pdf). 立憲民主党 新潟県連合 (2019年4月27日). 2023年2月15日閲覧。
  6. ^ 2018年 活動報告書” (pdf). 一般社団法人 Colabo. 2023年2月15日閲覧。
  7. ^ a b “打越氏 出馬表明「弱者に寄り添う」 参院選新潟選挙区”. 新潟日報. (2019年5月11日). https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190511468414.html 2019年7月24日閲覧。 [リンク切れ]
  8. ^ 弁護士一覧”. 医学部入試における女性差別対策弁護団. 2024年12月15日閲覧。
  9. ^ “参院選 立憲、打越氏擁立へ 野党間で調整 現職と一騎打ち狙う /新潟”. 毎日新聞. (2019年3月16日). https://mainichi.jp/articles/20190316/ddl/k15/010/090000c 2019年7月24日閲覧。 
  10. ^ “打越氏、激戦制す 参院選新潟選挙区 塚田氏3選ならず”. 新潟日報. (2019年7月2日). https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20190722484145.html 2019年7月24日閲覧。 [リンク切れ]
  11. ^ 立憲民主党. “【常任幹事会】中川、安住、黒岩各衆院議員の入党、打越参院議員の会派所属などを決定。災害特延期の可能性について報告”. 立憲民主党. 2024年12月15日閲覧。
  12. ^ “打越議員 花角知事と初の面会”. NHK NEWS WEB. (2019年9月20日). オリジナルの2019年9月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190920160259/https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20190920/1030009465.html 2019年9月21日閲覧。 
  13. ^ 横山大輔、木谷孝洋 (2020年9月16日). “新「立憲民主」衆参150人で結党 野党第一党、枝野氏「選択肢示す」”. 東京新聞. 2021年3月16日閲覧。
  14. ^ 立民 枝野代表 辞任の意向表明 衆院選 議席減で引責”. NHK (2021年11月2日). 2021年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月2日閲覧。
  15. ^ “立憲代表選、4陣営の推薦人は計90人 国会議員の7割固まる”. 朝日新聞. (2021年11月19日). https://www.asahi.com/articles/ASPCM46VPPCMULEI002.html 2021年11月19日閲覧。 
  16. ^ “立民代表戦 西村氏代表ならず”. 読売新聞. (2021年12月1日). オリジナルの2022年5月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220508101531/https://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/news/20211130-OYTNT50168/ 2021年12月7日閲覧。 
  17. ^ 立憲民主党 (2024年7月16日). “【常任幹事会】第106回 衆院奈良県第2区に新人の尾﨑充典さん、衆院和歌山県第1区に新人の村上賀厚さん、参院茨城県選挙区に小沼巧議員、同新潟県選挙区に打越さく良議員が公認内定”. 立憲民主党. 2024年12月20日閲覧。
  18. ^ “枝野幸男氏の推薦人名簿 立憲民主党代表選”. 日本経済新聞. (2024年9月7日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA070ZB0X00C24A9000000/ 2024年9月7日閲覧。 
  19. ^ 立憲民主党 (2024年9月30日). “野田「次の内閣」発足 「安定感と刷新感のバランス」と野田代表”. 立憲民主党. 2024年10月1日閲覧。
  20. ^ a b c d e f g h 打越さく良”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2019参議院選挙. 朝日新聞社. 2022年5月24日閲覧。
  21. ^ 第208回国会 法務委員会 請願
  22. ^ 打越 さく良(うちこし さくら):参議院”. www.sangiin.go.jp. 2024年12月15日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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