佐賀県立有田工業高等学校
表示
(有田工業高等学校から転送)
佐賀県立有田工業高等学校 | |
---|---|
北緯33度10分41.0秒 東経129度53分10.6秒 / 北緯33.178056度 東経129.886278度座標: 北緯33度10分41.0秒 東経129度53分10.6秒 / 北緯33.178056度 東経129.886278度 | |
過去の名称 |
佐賀県立工業学校有田分校 佐賀県立有田工業学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 佐賀県 |
学区 |
全県学区 セラミック科、デザイン科相当の学科が県内にない都道府県の志願者 長崎県(自県高校進学が特に困難と認めた志願者) |
校訓 |
勉脩 愛し・創り・光れ |
設立年月日 | 1900年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
全日制課程 定時制課程 |
単位制・学年制 |
学年制(全日制) 単位制(定時制) |
設置学科 |
【全日制課程】 セラミック科 デザイン科 電気科 機械科 【定時制課程】 セラミック科 デザイン科 |
学期 |
2学期制(定時制) 3学期制(全日制) |
学校コード | D141290000214 |
高校コード | 41126E |
所在地 | 〒844-0012 |
佐賀県西松浦郡有田町桑古場乙2902 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
佐賀県立有田工業高等学校(さがけんりつ ありたこうぎょうこうとうがっこう)は、佐賀県西松浦郡有田町桑古場乙に所在する公立の工業高等学校。窯業が盛んな土地柄にちなんでセラミック科が設置されている。略称は有工。
概要・歴史
[編集]1881年(明治14年)日本初の陶磁器産業技術者養成機関として設立された「勉脩学舎」(べんしゅうがくしゃ)を源流とする。創立年を「佐賀県立工業学校有田分校」が設置された1900年(明治33年)としており、1903年(明治36年)に独立、2010年(平成22年)に創立110周年を迎えた。
沿革
[編集]前史
[編集]旧制・工業学校時代
[編集]- 1900年(明治33年)4月 - 「佐賀県立工業学校 有田分校」が有田町白川に創立(創立年)。
- 1902年(明治35年)5月 - 有田町泉山に移転。
- 1903年(明治36年)4月 - 「佐賀県立有田工業学校」として独立。5学科(図案、陶画、模型、製品、陶業)を設置。
- 1925年(大正14年)- 創立25周年を記念して校歌を制定。
- 1943年(昭和18年)4月 - 工業化学科を新設、図案絵画科を廃止。
新制・工業高等学校
[編集]- 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革により「佐賀県立有田工業高等学校」(現校名)と改称、図案科を新設(窯業科、工業化学科、図案科)。
- 1952年(昭和27年)4月 - 電気科を新設。
- 1956年(昭和31年)4月 - 有田町中部桑古場(現在地)に移転。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 機械科を新設、図案科をデザイン科と改称。
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 定時制夜間課程(窯業科、デザイン科)を併置。
- 1973年(昭和48年)5月 - 創立70周年を記念して有工会館が完成。
- 1987年(昭和62年)
- 3月 - 機械科実習棟が完成。
- 7月 - 普通・特別教室棟とデザイン科実習棟が完成。
- 1988年(昭和63年)2月 - 管理棟と窯業科実習棟が完成。
- 1989年(平成元年)
- 2月 - 工業化学科実習棟と電気科実習棟が完成。
- 3月 - 普通・特別教室棟が完成。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)5月 - 初代校長納富介次郎白磁像・校訓碑を建立。
- 1994年(平成6年)4月1日 - 窯業科をセラミック科と改称。
- 2000年(平成12年)12月 - 創立100周年記念式典を挙行。
- 2012年(平成24年)2月 - エレベーターを設置。
- 2013年(平成25年)- 第95回全国高等学校野球選手権大会の佐賀県大会決勝で、早稲田佐賀に勝って春夏通じて初めての甲子園出場を決めた。
- 2015年(平成27年)- 男子バスケットボール部、高校総体佐賀県大会で初優勝。創部56年目にして初めてインターハイ出場を決める[1]。
- 2019年(令和元年)9月13日 - 普通・特別教室棟2階、総合体育館2階に渡り廊下を設置。
- 2022年(令和4年)- 60年ぶりに出場した前年の秋季九州大会でベスト4に進出したことが評価され、第94回選抜高等学校野球大会に初出場[2]。
設置課程・学科
[編集]- 定時制課程(夜間):2学科
- セラミック科
- デザイン科
- 聴講生制度
- 陶磁器コース
- デザインコース
校訓
[編集]「勉脩 - 愛し・創り・光れ」
校章
[編集]「工」の文字を図案化したものを背景にして、有田をローマ字表記にした場合の頭文字「A」を中央に置いている。
校歌
[編集]工業学校時代の1925年(大正14年)に創立25周年を記念して制定。作詞は高田保馬、作曲は山本寿作による。歌詞は4番まであり、校名(有田工業)は歌詞中に登場しない。
姉妹校
[編集]- 石川県立工業高等学校(石川県金沢市)- 創立者(納富介次郎)を同じくすることから2000年(平成12年)に締結。
- 富山県立高岡工芸高等学校(富山県高岡市)- 同上
- 香川県立高松工芸高等学校(香川県高松市)- 同上
- 韓国陶芸高校 - 2005年(平成17年)締結。
部活動(全日制課程)
[編集]運動部
[編集]- 柔道部 ※休部中
- 剣道部
- 男子バレーボール部
- 女子バレーボール部
- ソフトテニス部
- 卓球部
- サッカー部
- 硬式野球部
- 2013年(平成25年)- 第95回全国高等学校野球選手権大会へ佐賀県代表として初出場。
- 2022年(令和4年)- 第94回選抜高等学校野球大会に初出場。第104回全国高等学校野球選手権大会に佐賀県代表として9年ぶり2度目の出場。
- 2024年(令和6年)- 第106回全国高等学校野球選手権大会に佐賀県代表として2年ぶり3度目の出場。
- バスケットボール部
- 2015年(平成27年)高校総体県大会初優勝。 創部56年目にしてインターハイ全国大会へ佐賀県代表として初出場、続くウィンターカップ(東京体育館)へも初出場を果たす[1]。
- ウェイトリフティング部
- 陸上部/駅伝部
文化部
[編集]著名な出身者
[編集]- 青木龍山(日本芸術院、陶芸家)
- 熊谷光峰(陶芸家)
- 白竜(俳優、ミュージシャン)
- 吉岡徳仁(デザイナー)
- 古川侑利(プロ野球選手)[3]
- 中里無庵(重要無形文化財、陶芸家)
- 今泉今右衛門(13代、重要無形文化財、陶芸家)
- 酒井田柿右衛門(13代、重要無形文化財、陶芸家)
- 森正洋(陶磁器デザイナー)
交通アクセス(最寄り駅)
[編集]周辺
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “県高校総体 第4日 バスケット男子 創部56年目 有田工初V”. 佐賀新聞. (2015年6月2日)
- ^ “【速報】有田工、甲子園へ 佐賀県勢4年ぶりセンバツ|スポーツ,行政・社会|佐賀新聞ニュース|佐賀新聞LiVE”. 佐賀新聞LiVE. 2022年1月28日閲覧。
- ^ “2013年プロ野球ドラフト 古川 侑利”. スポニチ Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 2013年12月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 佐賀県立有田工業高等学校 全日制課程
- 佐賀県立有田工業高等学校 定時制課程
- 【ドローン空撮】有田工業高校(佐賀県西松浦郡有田町) - YouTube(朝日新聞社提供、2019年4月15日公開)