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晋平太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Yo!晋平太だぜRaps
YouTube
チャンネル
活動期間 2019年6月14日 -
ジャンル 音楽・バラエティ
登録者数 29.5万人
総再生回数 1億4092.8万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年2月2日時点。
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晋平太(しんぺいた、1983年1月10日 - )は、東京都東村山市出身のラッパー、YouTuberBUZZ LA ZARU O EMAIのメンバー。 RUDECAMP RECORDS所属。

略歴

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東京都東村山市に生まれ埼玉県狭山市で育つ。2013年から再び東京都東村山市在住[1]

2004年、アルバム『SHOW ME LOVE』でデビュー。

2016年7月よりLibra Recordsからドリーミュージックへレーベル移籍、それに伴い「ULTIMATE MC BATTLE」の司会も卒業した[2]

2019年10月にMCバトルを引退。以降はYouTuberとして活動している。2020年9月に非営利団体一般社団法人日本ラップ協会」の設立を発表[3]し、2020年12月27日開催「ULTIMATE MC BATTLE2020」では本戦の司会を務めており、同活動と同じくヒップホップの第一線との関わりを継続している。

2023年11月より体調不良のためライブ活動を当面休止している[4]

MCバトル

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音源制作の傍らMCバトルの大会に数多く出場し、2005年B-BOY PARK MC BATTLEで優勝。1度MCバトルから遠ざかるが、2009年にバトルに復帰[5]2010年2011年にはULTIMATE MC BATTLEの全国大会では史上初の2連覇を成し遂げる[6]。2012年大会では2回戦にて前回大会の決勝で下したNAIKA MCに敗れ3連覇はならなかったが、2013年からはULTIMATE MC BATTLEの総合司会者を務めている。B-BOY PARKとULTIMATE MC BATTLEの2階級制覇を果たしたのは晋平太が史上初である[5]。その他、2012年戦極 MCBATTLEでは初代王者、2017年にはテレビ朝日系列のテレビ番組「フリースタイルダンジョン」にて史上初の全ステージクリアを達成[7]するなど、数々の大会で名を残している。

2019年10月、ADRENALINE 2019 FINALにてR指定エキシビジョンマッチを行い、これを機にMCバトルは引退する事を表明したが、2020年以降も引き続き様々な大会に出場して優勝を成し遂げていた。

主なMCバトル戦績
  • 2005年
    • B-BOY PARK MC BATTLE(優勝)
    • GUINESS PRESENTS “TUFF CITY” 2005(優勝)
  • 2010年
    • DARTHREIDER「HOLD US BACK」RELEASE PARTY 8人選抜MCバトル(優勝)
    • R-Festa 2010(優勝)
    • 戦慄MCバトル Vol.16(優勝)
    • UMB 2010 東京予選 (優勝)
    • UMB 2010 本戦(優勝)
  • 2011年
    • BACA シンプルMC BATTLE(優勝)
    • 3ON3 MC BATTLE 2011 GRAN
    • 戦極 MCBATTLE Vol.1(優勝)
    • Warugaki☆G.P ~mc battle~ Vol.1(優勝)
    • UMB 2011 REVENGE (優勝)
    • UMB 2011 本戦 (優勝)
  • 2012年
  • 2014年
  • 2016年
    • ENTER MC BATTLE(優勝)
  • 2017年
    • UMB 2017 REVENGE (優勝)
  • 2018年
    • UMB 2018 THE CHOICE IS YOURS Vol.2 (準優勝)
  • 2019年
    • 凱旋MCbattle東西選抜秋の陣2019 (優勝)
  • 2020年
    • 戦極東海獏丸祭2 新春3on3 (準優勝)
  • 2021年
    • 口喧嘩祭 SPECIAL(優勝)
  • 2022年
    • KING OF KINGS VS 真ADRENALINE #4 (優勝)
    • 凱旋MCbattle2022秋の陣3on3 (準優勝)
    • UMB 2022 東京予選 (優勝)
  • 2023年
    • 真ADRENALINE 2023 (優勝)
    • KING OF KINGS VS 真ADRENALINE #5 (優勝)
    • 戦極 MCBATTLE 戦極百万石杯 (準優勝)

人物・エピソード

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座右の銘は「Do My Best[6]

ラップへの愛情の深さは自他ともに定評があり、自身のYouTubeチャンネルを開設した際にも(2019年8月7日放送回)、「ラップって、何ができるかを探す」「ラップを絡めて遊ぶことを探す」を主軸とし、Youtuberらしさを残しつつも、主体はラップであることを示した上で、主軸に準じた活動を行っている。チャンネル内では伝説・注目されるラッパーの紹介や、バトル解説、ラッパー同士のコラボ企画、自身の過去のバトルへの解説など多岐にわたり、ラップに身を置くものとしての具体的な説明や造詣の深さが垣間見える。

ULTIMATE MC BATTLEでは2010年と2011年に優勝し史上初の2連覇を達成したが、2012年は全国大会の2回戦で敗れ、目指していた3連覇は達成できなかった。この年に優勝したR指定がその後史上初となる3連覇を達成する。R指定が初めて優勝を達成した2012年の大晦日、「おめでとう。俺は行けへんかったけど、俺の次はお前しかいないと思ってたよ。でもお前、マジでこれからキツイぞ。俺は今年3連覇を目指したけど、正直3年目のUMBの会場はすごく酸素が薄い。これから茨の道やぞ。」という電話によるメッセージがあったことをR指定が語っている[8]

作品

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シングル

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CDシングル

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枚数 発売日 タイトル 順位 規格品番
1 2011年4月6日 99.9% -位 -
2 2014年4月30日 にほんごであそぼ -位 -
3 2015年10月18日 CHECK YOUR MIC -位 -

配信限定シングル

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枚数 発売日 タイトル
1 2010年11月14日 FREESTYLE IS DEAD
2 2013年11月20日 M.B.H. - MC BATTLE HISTORY-
3 2017年7月11日 主人公
4 2017年7月12日 ストレイト・アウタ・ダンジョン
5 2018年8月22日 Be Easy
6 2019年5月22日 挑戦者
2022年1月23日 I'M NOT KING / 晋平太 & ONODUB
2023年4月2日 ALIVE
2023年6月11日 ひかり
2023年7月21日 STAY POSITIVE / 晋平太 & ONODUB & プリメラ
2023年7月29日 GOOD LIFE
2023年8月11日 SASUKE / 晋平太 & 呂布カルマ
2023年8月19日 NEWYOKU / 晋平太 & 濱田真秀

アルバム

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枚数 発売日 タイトル 順位 販売形態 規格品番
1 2004年9月30日 SHOW ME LOVE -位 CD -
2 2009年2月4日 ARE YOU HAPPY?
全11曲
  1. Intro
  2. Are You Happy?
  3. 少年ヨ大志ヲ抱ケ
  4. コンクリートジャングル feat.LEO
  5. Baby Don't Cry
  6. Complex
  7. Show Me Love -Final- feat.Chris
  8. フラット
  9. キリギリス feat.小林由宇輔
  10. Change Yourself
  11. People's Champ
-位 CD -
3 2011年11月4日 REVENGE
全12曲
  1. NEVER DIE
  2. MY NAME IZ...
  3. 時代遅れ feat.般若
  4. 99.9%
  5. NO LOVE feat.R指定
  6. じゃぱん feat.MoNDoH
  7. レミニス feat.D.D.S
  8. YOU'R NEVER OVER
  9. I'M HOME feat.BRON-K
  10. INDEPENDENCE DAY feat.A-KeNT
  11. 約束
  12. W.I.N W.I.N feat.OJIBAH
-位 CD -
4 2016年2月6日 DIS IS RESPECT
全12曲
  1. はじめの一歩
  2. FREE STYLE MIND
  3. CHECK YOUR MIC
  4. 末期症状2015 feat R-指定(Creepy Nuts)
  5. ラップゴッコ
  6. 世間知らず feat J-REXXX
  7. ペーパートレイル feat R-指定(Creepy Nuts)
  8. NJ~ナゾノジシン~ feat MR Q from RAPPAGARIYA & 呂布カルマ
  9. NOMAN NOPERFECT feat SHINO
  10. 初期衝動
  11. 思えば遠くへ来たもんだ
  12. 365×10
-位 CD -
2021年4月2日 042-958-XXXX / 晋平太 & ONODUB
全16曲
  1. 入曽の韻踏み野郎
  2. 042武蔵野AREA feat.DJ CHIEF
  3. 地元のクラブ feat.秀吉 a.k.a.自称アイドルラッパー
  4. SAYAMA GREEN feat.プリメラ
  5. 不老川 feat.JAZZ-O
  6. だいおうぶだぁ
  7. おうちに帰ろう
  8. あの夜 feat.ずま & ZIPSIES
  9. 入曽の韻踏み野郎 (INST ver)
  10. 042武蔵野AREA (INST ver)
  11. 地元のクラブ (INST ver)
  12. SAYAMA GREEN (INST ver)
  13. 不老川 (INST ver)
  14. だいおうぶだぁ (INST ver)
  15. おうちに帰ろう (INST ver)
  16. あの夜 (INST ver)
-位 配信 -

ミニ・アルバム

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枚数 発売日 タイトル 順位 販売形態 規格品番
1 2006年7月10日 City of Angel -位 CD -
2 2009年12月16日 I CAN FLY -位 CD -

EP

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枚数 発売日 タイトル 順位 販売形態 規格品番
1 2020年5月8日 ボコボコのMIC -位 配信 -

ベスト・アルバム

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枚数 発売日 タイトル 順位 販売形態 規格品番
1 2013年1月25日 TODAY IS A GOODDAY TO DIE -位 CD -

ミックスCD

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枚数 発売日 タイトル 順位 販売形態 規格品番
1 2009年8月 LOST & FOUND vol.1[* 1] -位 CD -

デジタル映像作品

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枚数 配信日 タイトル 順位 規格 規格品番
1 2020年11月25日 あの夜[* 2] -位 YouTube -

参加作品

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発売日 収録先(アーティスト名 / タイトル) 参加曲 備考
2007年2月10日 BUZZER BEATS 『BUZZER BEATER Vol.1 MIX UP BY DJ CELORY 8. BUZZER BEATER / 晋平太
15. DREAM / 晋平太
26. 晋平太 FREESTYLE
2007年2月21日 DABO 『DABO Presents B.M.W-BABY MARIO WORLD-Vol.1』 3. 自由帳 feat. 晋平太
2007年4月25日 V.A. 『HIP HOP 50 ~BLACK MARKET Vol.2~』 4. FREE STYLE / 晋平太
2007年12月5日 PATRIOTS 『BRASH BALL CREW PRESENTS "PEARL HARBOR"』 20. FOREVER feat. 晋平太, COSSACK & U-DOWN
2008年1月1日 V.A. 『HARLEM ver. X - HARLEM 10th Anniversary Special -』 7. The Answer / DJ TAIKI a.k.a GEEK feat. 晋平太 Disk1に収録。
2008年1月16日 Mr.BEATS a.k.a. DJ CELORY 『BEAUTIFUL TOMORROW』 9. Street Dreams Pt.2 feat. ZEEBRA, SIMON, 晋平太
2008年5月14日 BUZZER BEATS 『Just The Beginning』 2. PEOPLE'S CHAMP with 晋平太
2010年5月26日 CHIVA from BUZZER BEATS, CHRIS & 晋平太『夜空に飛ばす 小さな祈り』 1. 夜空に飛ばす 小さな祈り
2011年1月26日 V.A. 『B-BOY PARK ORIGINAL SOUNDTRACK FREE STYLE Vol.1』 4. Bの正義 / 晋平太
7. FREESTYLE-AMTHEM / 菊丸 , KEN THE 390 , 寿 , THUG FAMILY , 晋平太 , DARTHREIDER , DJ TA-SHI , NONKEY from LIFE EARTH VIKN , HIDADDY , BIG-T
2011年10月12日 DJ YUTAKA 『LIFE feat. 晋平太』 1. LIFE feat. 晋平太
2012年1月25日 KEN THE 390 『KEN THE 390 THE BEST OF COLLABORATION~RAPPER'S BEST & SINGER'S BEST~』 3. ガッデム!! TOKYO ver. feat. CHERRY BROWN, 晋平太, AKLO Disc1に収録。
2013年4月26日 NAIKA MC 『The Talk Man Show』 7. You Ready? feat. 晋平太
2013年7月12日 Romantic Production 『OTHER WORKS』 5. FLIGHT feat. 晋平太
2013年11月13日 V.A. 『UMB2012 CHAMPION MC'S FREE STYLE MIX MIXED BY DJ KIYO』 1. 東京代表 / 晋平太
2013年12月4日 SIMON JAP 『THE FIRLAST』 12. Revengerz feat. 晋平太
2014年9月24日 SHINO 『COOLIN'』 9. 西武ライナスタイラズ2 feat. 晋平太
2015年7月1日 V.A. 『#ナマラヤバイ』 10. Beautiful One / 晋平太, HATI, AGO23
2016年2月10日 KEN THE 390 『真っ向勝負』 1. 真っ向勝負 feat. MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻, KOPERU, CHICO CARLITO & 晋平太
2016年3月30日 MIRI 『“hiphop”ト名乗ッテモイイデスカ』 6. OHYASUMI feat. 晋平太
2016年4月6日 欅坂46サイレントマジョリティー 長沢菜々香 個人PV 『長沢菜々香のはじめてのフリースタイル』 Type-A付属のDVDに収録。
フリースタイルラップの講師として出演。
2016年7月6日 YOKE 『Family』 5. HEATROCKS JP MIX feat. JASON FRIDAY, ZORRO, JBM, 晋平太 & RINO LATINA II
2016年9月28日 V.A. 『I LOVE MC BATTLE』 1. 共に行こう / MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻, 言×THEANSWER, Rude-α feat. 晋平太
13. 主人公 / 晋平太
Disc1に収録。
2016年11月2日 USU a.k.a. SQUEZ 『DOCK』 9. Life After Battle feat. 晋平太
2016年12月7日 MAD 『Re:』 4. NOTE BOOK feat. 晋平太
2017年2月21日 KIN DA SHER ROCK 『GOOD ROCK』 12. One Blood feat. 晋平太 & MC THE K.O.
2017年9月20日 SHINO 『BURBS』 5. どうでもいい話で feat. NAGAHIDE, ONE a.k.a ELIONE, 晋平太
2019年1月23日 DJ KEN KANEKO 『XX』 8. To The Top feat. 晋平太 & JAZEE MINOR
2020年12月2日 SIMON JAP 『足音』 2. Trip feat.晋平太
2021年4月20日 MINMI 『Good Good』 Good Good feat. 晋平太 & SIMON JAP
2021年4月27日 WON\EN 『上手くいくはず』 上手くいくはず (feat. 晋平太)
2021年6月1日 DEF CHIKA 『ジャストワナハブ』 ジャストワナハブ (feat. 晋平太) [リミックス]
2021年7月7日 DOTAMA 『Kingsman』 Kingsman feat. 晋平太 & DJ MOTOHIRO
2021年12月10日 KOSÉ 8ROCKS 『8ROCKSTANCE』 8ROCKSTANCE (feat. 晋平太)
2022年4月6日 ミステリオ 『笑おう』 笑おう feat. 晋平太
2022年8月22日 Make Hits Beats 『EVERY LITTLE STEP』 EVERY LITTLE STEP (feat. HIDADDY, 晋平太 & ミステリオ)
2023年11月30日 Mummy-D, 晋平太, TKda黒ぶち, しあ & DJ MITSU THE BEATS 『言語学的ラップの世界』 言語学的ラップの世界

著作

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  • 『フリースタイル・ラップの教科書――MCバトルはじめの一歩』イースト・プレス、2016年

メディア出演

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テレビ番組

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インターネット番組

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CM

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  • ミズノ「SUPERSTAR20SSプロモーションムービー」(2020年) - 本CM出演に合わせ、楽曲「FREE STYLE」も書き下ろした[11]

脚注

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注釈

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  1. ^ 晋平太&DJ純名義。
  2. ^ 晋平太feat.ずま(虹色侍)名義。

出典

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  1. ^ “東京)地元ラッパーが「東村山ラップ音頭」を制作中”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2018年11月6日). https://www.asahi.com/articles/ASLC13WLTLC1UTIL01W.html 2020年4月26日閲覧。 
  2. ^ 晋平太 Official Web site
  3. ^ “晋平太「一般社団法人日本ラップ協会」設立 言語学者と“ことばの力”を探究”. KAI-YOU.net (株式会社カイユウ). (2020年9月9日). https://kai-you.net/article/78055 2021年2月21日閲覧。 
  4. ^ 晋平太 [@shinpeita] (2023年11月22日). "【お知らせ】". X(旧Twitter)より2024年5月13日閲覧
  5. ^ a b Libra Records.
  6. ^ a b 晋平太 Official Web site プロフィール
  7. ^ 晋平太インタビュー 「フリースタイルダンジョン」制覇、その胸中は?』(インタビュアー:米村智水、山下智也)、株式会社カイユウ、2017年7月12日https://kai-you.net/article/427902021年2月21日閲覧 
  8. ^ MCバトルの王 R-指定インタビュー ラッパーは16小節に生死を賭ける”. KAI-YOU. 2016年4月26日閲覧。
  9. ^ NHK Eテレ テストの花道 ニューベンゼミ - ラップ×四字熟語(2)
  10. ^ “邪悪なラップが「キラメイジャー」を襲う、拙者が闇ラッパー晋平太”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年12月14日). https://amp.natalie.mu/music/news/408714 2021年2月21日閲覧。 
  11. ^ “晋平太×ZiNEZ×ミズノ「SUPERSTAR」動画公開。 晋平太、書き下ろし楽曲。 ZiNEZ、卓越したボールさばきを披露。 インタビュー実施 - ミズノ株式会社のプレスリリース”. valuepress (株式会社バリュープレス). (2020年1月10日). https://www.value-press.com/pressrelease/234144?mode=amp 2021年2月21日閲覧。 

外部リンク

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