時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日
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時よとまれ、君は美しい /ミュンヘンの17日 | |
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Visions of Eight | |
監督 |
ユーリー・オゼロフ[1] マイ・ゼッタリング アーサー・ペン ミヒャエル・フレーガー 市川崑 ミロシュ・フォアマン クロード・ルルーシュ ジョン・シュレシンジャー |
脚本 |
デリアラ・オゼロワ デビッド・ヒューズ 谷川俊太郎 |
製作 |
スタン・マーギュリース デビッド・ウォルパー |
音楽 | ヘンリー・マンシーニ |
配給 | 東和 |
公開 |
1973年8月10日 1973年9月22日 |
上映時間 | 111分[2] |
製作国 |
アメリカ合衆国 西ドイツ |
言語 | 英語 |
『時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日』(ときよとまれ、きみはうつくしい/ミュンヘンのじゅうしちにち、原題: Visions of Eight)は、1973年9月21日に公開された記録映画。
概要
[編集]1972年8月26日から17日間に渡って開催されたミュンヘンオリンピックの公式記録映画。東和45周年記念作品[2]。文部省選定。芸術祭参加。カンヌ国際映画祭出品作品。
原題の通り、8人の映画監督がそれぞれ任意の種目/題材を担当し撮影/監督したオムニバス形式になっている。当初の担当監督は10人で、聖火リレーをイタリアのフランコ・ゼフィレッリが、サッカーをセネガルのウスマン・センベーヌが撮影する予定だったが、2人は辞退して8人体制となった[3]。
製作のデビッド・ウォルパー(David L. Wolper)は「The Race for Space」という米ソ宇宙開発を題材としたドキュメンタリー映画で1959年にアカデミー賞[4] を獲得、以後本作を担当するまでに映画、テレビを含め400本以上の作品を手がけていた。このウォルパーにより、本作は「世界一流の映像作家8人を起用した異色のドキュメンタリー映画[2]」となった。
受賞
[編集]- サン・セバスチャン映画祭特別賞。
各作品データ
[編集]- The Beginning / 始まりのとき[1]
- 監督 = ユーリー・オゼロフ (Yuri Ozerov)
- 脚本 = デリアラ・オゼロワ (Deliara Ozerowa)
- 撮影 = イーゴリ・スラブネビッチ (Igor Slabnevich)
- The Strongest / 最も強く (重量挙げ)
- 監督 = マイ・ゼッタリング (Mai Zetterling)
- 脚本 = デビッド・ヒューズ (David Hughes)
- 撮影 = ルネ・エリクソン (Rune Ericson)
- The Highest / 最も高く (棒高跳び)
- 監督 = アーサー・ペン
- 撮影 = ウォルター・ラサリー
- The Women / 美しき群像 (女子選手)
- 監督 = ミヒャエル・フレーガー
- 撮影 = エルンスト・ビルト (Ernst Wild)
- 唱(春の声) = リタ・シュトライヒ (Rita Streich)
- The Fastest / 最も速く (100メートル競走)
- 監督 = 市川崑
- 脚本 = 谷川俊太郎
- アソシエイト・プロデューサー = 銭谷功
- 撮影 = 山口益夫 (Masio Yamaguchi) / マイク・デービス (Mike Davies) / アラン・ヒューム(Alain Hume)
- 音響 = 大橋鉄也
- 助監督 = 平野三郎兵衛
- ユニット・マネージャー = ハートムット・バー(Hartmut Burr)
- The Decathlon / 二日間の苦闘 (十種競技)
- 監督 = ミロシュ・フォアマン
- 撮影 = ヨルゲン・ペルソン (Jorgen Persson)
- ベートーベン・第9交響曲 (サヴァリッシュ指揮)
- バイエルン民族音楽 (ビタ・ババリカ他)
- The Losers / 敗者たち (レスリング)
- 監督 = クロード・ルルーシュ
- 撮影 = ダニエル・ボクリー (Daniel Bocly)
- The Longest / 最も長い闘い (マラソン)
- 監督 = ジョン・シュレシンジャー
- 撮影 = アーサー・ウースター (Arthur Wooster)
- 電子音楽 = ブライアン・ホジスン (Brian Hodgson)
- レインボー・コーラス = ウィルヘルム・キルマイヤー (Wilhelm Killmayer)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 劇場公開時パンフレット