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早山洪二郎

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

早山 洪二郎（はやま こうじろう、1903年（明治36年）5月14日 - 1990年（平成2年）6月16日）は、日本の実業家。昭和石油第3代社長。

略歴

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新潟県新潟市寄居町（現 新潟市中央区寄居町）の石油精製業・早山与三郎の長男として出生、新潟県新潟市白山浦2丁目（現 新潟市中央区白山浦2丁目）に転居[1]。

1920年（大正9年）3月に新潟中学校を4年で修了、1923年（大正12年）3月に新潟高等学校を卒業、1926年（大正15年）3月に東京帝国大学経済学部経済学科を卒業[2]。

父の早山与三郎が新潟市関屋大川前で営む早山製油所で石油精製業に従事[3]、日米礦油新潟製油工場や早山製油所川崎工場を経て[4]、1932年（昭和7年）6月に日米礦油取締役に就任[5]、1933年（昭和8年）2月から不二商事監査役を兼任[6]。

1935年（昭和10年）5月に早山石油の設立とともに常務取締役に就任[2][7][8][9]、1939年（昭和14年）7月に早山石油を退社し東亜燃料工業の設立とともに総務部長に就任[2][注 1]、1941年（昭和16年）7月に日米礦油常務取締役に就任[2]、1942年（昭和17年）3月に父の早山与三郎が死去したため日米礦油を退社し早山石油に復帰して取締役に就任[2]。

1942年（昭和17年）8月に早山石油、新津石油、旭石油の3社が合併して設立された昭和石油の取締役に就任[2][7][11]、1946年（昭和21年）5月に常務取締役に就任[2][7][8][12][注 2]、1950年（昭和25年）7月に専務取締役に就任[2][7][13]、1952年（昭和27年）5月に副社長に就任[2][7][14][注 3]、1953年（昭和28年）5月に昭和石油第3代取締役社長に就任[2][7][8][15][注 4]、6月に経済団体連合会理事に就任[8][注 5]。

1954年（昭和29年）4月から帝国石油監査役を兼任[8]、1957年（昭和32年）11月に設立された昭和四日市石油の取締役社長を兼任[2][7][16]、12月から日本合成ゴム取締役を兼任[7][17]、1958年（昭和33年）2月から三菱油化取締役を兼任[7]。

1964年（昭和39年）11月に昭和石油取締役社長を辞任[17][18][注 6]、1965年（昭和40年）1月に相談役に就任[7]、2月に昭和四日市石油取締役社長を退任して平取締役[17]、常勤監査役[7]、顧問を歴任[20]、関東礦油会長を兼任[21]。

1990年（平成2年）6月16日午後11時17分に東京都千代田区富士見の東京逓信病院で心不全のため死去、通夜は東京都中央区築地の築地本願寺で、葬儀・告別式は東京都港区南青山の青山葬儀所で執り行われた[22]。

栄典

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友人

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家族・親戚

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脚注

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注釈

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  1. ^ 1940年（昭和15年）8月に健康上の理由で退社[2][10]。
  2. ^ 企画部長を兼任[8]。
  3. ^ 1952年（昭和27年）にヨーロッパの石油事情を視察[2]。
  4. ^ 1959年（昭和34年）にヨーロッパとアメリカの石油事情を視察[2]。
  5. ^ 日本経営者団体連盟理事や石油連盟理事を兼任[2]。
  6. ^ 1964年（昭和39年）6月に発生した新潟地震で新潟製油所が大きな被害を受けたため[19]。

出典

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  1. ^ 『越佐名士錄』443頁。『第十五版 大衆人事録』は8頁。『続・オイルメン愚問賢答 1』315-316頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『続・オイルメン愚問賢答 1』331頁。
  3. ^ 『続・オイルメン愚問賢答 1』314・316-317・331頁。
  4. ^ 『第十八版 帝國銀行會社要錄』34頁。『続・オイルメン愚問賢答 1』319頁。
  5. ^ 「商業登記」「廣吿」『官報』第1735号、274頁、内閣印刷局、1932年10月10日。
  6. ^ 「商業登記」「廣吿二」『官報』第1884号付録、21頁、内閣印刷局、1933年4月14日。
  7. ^ a b c d e f g h i j k 『第廿五版 人事興信錄 下』は126頁。
  8. ^ a b c d e f 『第十八版 人事興信錄 下』は54頁。
  9. ^ 『昭和石油三十年史』30頁。
  10. ^ 『続・オイルメン愚問賢答 1』321頁。
  11. ^ 『昭和石油三十年史』48・326頁。
  12. ^ 『昭和石油三十年史』82・326頁。
  13. ^ 『昭和石油三十年史』114・326頁。
  14. ^ 『昭和石油三十年史』122・326・380頁。
  15. ^ 『昭和石油三十年史』122・326・381頁。
  16. ^ 『昭和石油三十年史』154頁。
  17. ^ a b c 『第二十五版 大衆人事録 東日本編』951頁。
  18. ^ 『昭和石油三十年史』200-201・327・386頁。
  19. ^ 『現代 物故者事典 1988〜1990』513頁。『20世紀日本人名事典 そ〜わ』2051頁。『日本人名大辞典』1532頁。
  20. ^ 『第六十版 日本紳士録』は61頁。
  21. ^ 『47版 帝國銀行會社要録』174頁。『新潟県年鑑 1976』昭和51年版、636頁。
  22. ^ 『新潟日報』1990年6月18日付朝刊、23面。
  23. ^ 「褒賞」『官報』第9857号、659頁、大蔵省印刷局、1959年10月29日。
  24. ^ 早山与三郎 - 20世紀日本人名事典 - コトバンク
  25. ^ 早山与三郎 - デジタル版 日本人名大辞典+Plus - コトバンク
  26. ^ 今北策之助 - 歴史が眠る多磨霊園 - 小村大樹

参考文献

[編集]
  • 「早山洪二郞」『越佐名士錄』443頁、坂井新三郎[著]、越佐名士録刊行会、1942年。
  • 「早山洪二郞」『第十八版 人事興信錄 下』は54頁、人事興信所[編]、人事興信所、1955年。
  • 「早山洪二郎」『第廿五版 人事興信錄 下』は126頁、人事興信所[編]、人事興信所、1969年。
  • 「早山洪二郎」『第十五版 大衆人事録』は8頁、帝国秘密探偵社[編]、帝国秘密探偵社、1952年。
  • 「早山洪二郎」『第二十五版 大衆人事録 東日本編』951頁、帝国秘密探偵社[編]、帝国秘密探偵社、1966年。
  • 「早山洪二郎」『第六十版 日本紳士録』は61頁、交詢社出版局[編]、交詢社出版局、1970年。
  • 「早山洪二郎」『続・オイルメン愚問賢答 1』313-331頁、荻久保静夫[編]、石油春秋社、1963年。
  • 「早山洪二郎」『現代 物故者事典 1988〜1990』513頁、日外アソシエーツ[編]、日外アソシエーツ、1993年。
  • 「早山洪二郎」『20世紀日本人名事典 そ〜わ』2051頁、日外アソシエーツ[編]、日外アソシエーツ、2004年。
  • 「早山洪二郎」『日本人名大辞典』1532頁、上田正昭・西澤潤一・平山郁夫・三浦朱門[監修]、講談社、2001年。
  • 「早山洪二郎」『新潟県年鑑 1976』昭和51年版、636頁、新潟日報社[編]、新潟日報社、1975年。
  • 「早山洪二郎氏」『新潟日報』1990年6月18日付朝刊、23面、新潟日報社、1990年。
  • 「日米礦油株式會社」『第十八版 帝國銀行會社要錄』34頁、帝国興信所[編]、帝国興信所、1930年。
  • 「関東礦油株式会社」『47版 帝國銀行會社要録』174頁、帝国興信所[編]、帝国興信所、1966年。
  • 『昭和石油三十年史』昭和石油[編]、昭和石油、1974年。

関連文献

[編集]
  • 「早山洪二郎氏」『朝日𣂺聞』1990年6月18日付朝刊、31面、朝日新聞社、1990年。
  • 「早山洪二郎儀」『朝日𣂺聞』1990年6月18日付朝刊、31面、朝日新聞社、1990年。
  • 「早山洪二郎氏」『讀賣新聞』1990年6月18日付朝刊、31面、読売新聞社、1990年。
  • 「早山洪二郎儀」『讀賣新聞』1990年6月18日付朝刊、31面、読売新聞社、1990年。

外部リンク

[編集]
先代
小山九一
昭和石油社長
第3代：1953年 - 1964年
次代
上田克郎
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