日産・MAエンジン
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日産・MAエンジン | |
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日産・フィガロのエンジン | |
製造期間 | 1983年 - 1992年 |
タイプ | 直列4気筒 |
日産・MAエンジンとは、日産自動車の直列4気筒ガソリンエンジンの系列である。主にK10型マーチとその派生車種に搭載されている。後継機は日産・CGエンジン。
水冷エンジンであり、8バルブの半球形シリンダーヘッドを備えたE型エンジンと設計の大部分を共有しているが、アルミニウム製シリンダーブロックを使用している点が異なる。
バリエーション
[編集]MA09ERT
[編集]→詳細は「日産・MA09ERT」を参照
MA10S
[編集]→詳細は「日産・MA10S」を参照
MA10E
[編集]日産・MA10E | |
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タイプ | SOHC 直列4気筒 |
排気量 | 987 cc |
内径x行程 | 71 mm x 78 mm |
圧縮比 | 9.0:1 |
最高出力 | 70 PS (51 kW; 69 hp) / 5600 rpm |
ザウルスジュニアに搭載された。5速ミッションと20Lガソリンタンクとともに、横置きに搭載された。エンジン制御はECCS(電子集中制御インジェクションシステム)が行う。
MA10ET
[編集]→詳細は「日産・MA10ET」を参照
MA12S
[編集]日産・MA12S | |
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製造期間 | 1987年 - 1992年 |
タイプ | SOHC 直列4気筒 |
排気量 | 1,235 cc |
内径x行程 | 71 mm x 78 mm |
圧縮比 | 9.0:1 |
最高出力 | 60 PS (44 kW; 59 hp) / 5600 rpm |
最大トルク | 94 N⋅m (69 lb⋅ft) / 3600 rpm |
MA12Sは、より大型の1.2 L (1,235 cc) エンジンの名称であり、MA10Sの排気量、ボア(ピストン、シリンダー)、ストローク(クランクシャフト)が拡大されている。加えて、コンロッドの長さ、シリンダーヘッド(ボア径)が変更されている。K10型マーチに採用されていた。
またMA12Sは、本体の重量が70 kgと非常に軽量であるため、ホームビルト機であるプラッツァー・キービッツにも使用された[1]。
脚注
[編集]- ^ Nissanboard, Thread über Tuning des MA12 in einem Flugzeug.