日東交通館山営業所
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日東交通 館山営業所 | |
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所在地 | 千葉県館山市北条2201-1 |
主な運行担当区域 |
館山市・南房総市発着の高速路線 館山市・南房総市内の一般路線 |
日東交通館山営業所(にっとうこうつうたてやまえいぎょうしょ)は、千葉県館山市北条に位置する日東交通の営業所である。
概要
[編集]主に館山地区を発着する高速路線を担当する。
機能が分散しており、館山駅前に事務所と車庫、国道127号線(館山バイパス)沿いに車庫をそれぞれ有している。いずれも館山日東バスと共有していた。
沿革
[編集]- 1994年(平成6年)10月1日 - 一般路線を館山日東バスに分社、移管する。
- 2001年(平成13年)7月15日 - 白浜・館山 - 東京線「房総なのはな号」運行開始。高速バスの管轄を開始する。
- 2014年(平成26年)10月1日 - 館山 - 新宿線「新宿なのはな号」運行開始。
- 2018年(平成30年)6月18日 - 事務所機能を館山市北条2201番地1号から同市正木577番地に移転[1]。
- 2020年(令和2年)10月1日 - 日東交通が館山日東バスと鴨川日東バスを吸収合併[2]。
現行路線
[編集]〔〕内は共同運行会社。
高速バス
[編集]- 白浜・館山 - 東京線 【房総なのはな号】〔JRバス関東〕
- 館山 - 新宿線 【新宿なのはな号】〔JRバス関東〕
→両系統とも詳細は房総なのはな号を参照
- 館山 - 羽田空港・横浜線 〔京浜急行バス〕
- 神奈川県横浜市・東京都大田区と千葉県館山市を結ぶ高速バス路線である。乗車券については羽田空港・横浜駅方面は座席定員制、君津BT・館山駅前方面は利用便指定制をそれぞれとっている。
- 路線沿革
- 2007年(平成19年)9月1日 - 運行開始。
- 2009年(平成21年)3月31日 - 君津バスターミナルへの乗り入れを開始する。同時に専用回数券の発売開始。
- 2010年(平成22年)5月16日 - 京浜急行バス担当便を横浜京急バス杉田営業所に移管。
- 2014年(平成26年)4月1日 - 消費税率引き上げに伴い、運賃を改定。
- 2016年(平成28年)1月16日 - 横浜京急バス担当便を京浜急行バスに再移管、新子安営業所の担当となる。
- 2016年(平成28年)7月13日 - PASMO・Suica導入[3]。
- 2018年(平成30年)
- 2019年(令和元年)10月1日 - 同日から供用開始となる富津浅間山バスストップに停車開始[6]。
- 運行回数
- 横浜・羽田 - 館山:下り4便、上り4便
- 横浜 - 館山:下り4便、上り4便
- ※館山行きは君津BT経由
- 白浜・館山 - 千葉線 【南総里見号】〔ちばシティバス〕
- 千葉県千葉市と同県南房総市を結ぶ高速バス路線である。愛称は一般公募により制定(『南総里見八犬伝(作:曲亭馬琴)』から由来する)。
- 全便先着順の座席定員制の為、予約は不要だが満席時は乗車できない。特に白浜・館山発の朝の便と千葉発の夕方の便は、日によって補助席まで埋まることもある。運賃は千葉方面は乗車時(同時に目的地を申告)、館山・白浜方面は降車時に現金または回数券で支払う。2017年(平成29年)11月のダイヤ改正よりPASMO・Suicaによるバス利用特典サービス(バス特)が適用されるようになった。
- 路線沿革
- 2006年(平成18年)2月10日 - 白浜野島崎 - 千葉中央駅・千葉みなと駅間で運行開始。1日16往復。
- 2006年(平成18年)7月1日 - 専用回数券の発売開始。
- 2006年(平成18年)9月16日 - 蘇我駅への乗り入れ開始。
- 2006年(平成18年)11月 - 高速バスロケーションシステムのサービス開始。
- 2007年(平成19年)4月21日 - 「木更津羽鳥野バスストップ」停留所に停車開始。
- 2007年(平成19年)7月5日 - 館山自動車道全通に伴い運行経路変更(所要時間短縮)。
- 2008年(平成20年)4月21日 - 木更津羽鳥野バスストップ始発便新設(0.5往復・平日のみ臨時扱い)。
- 2008年(平成20年)12月1日 - 20往復に増便。
- 2009年(平成21年)3月26日 - 京成バス運行便のみPASMO・Suica導入。
- 2011年(平成23年)1月30日 - 発車時刻等の見直しを実施する。
- 2012年(平成24年)12月16日 - 22往復に増便[9]。
- 2014年(平成26年)4月1日 - 消費税率引き上げに伴い、運賃を改定。併せて、通勤定期券の発売開始[10]。
- 2014年(平成26年)7月23日 - 京成バス担当便をちばシティバスに移管。
- 2016年(平成28年)3月19日 - 館山日東バス運行便にPASMO・Suica導入[11]。
- 2017年(平成29年)11月18日 - 発車時刻等の見直しを実施する。併せて、白浜側の発着地が安房白浜駅に変更、千葉側の発着地が千葉みなと駅に全て集約[12]。
- 2018年(平成30年)2月25日 - 23往復に増便[13]。
- 2019年(令和元年)10月1日 - 同日から供用開始となる富津浅間山バスストップに停車開始[6]。
- 2020年(令和2年)10月1日 - 館山日東バスが日東交通と合併し、日東交通とちばシティバスの2社体制となる。
- 2022年(令和4年)9月1日 - 同日から平日の一部便が東京湾フェリー(浜金谷港)に停車開始[14]。
- 2023年(令和5年)7月31日:同日のダイヤ改正により、平日40便、休日28便にそれぞれ減便。併せて、休日の一部便が東京湾フェリー(浜金谷港)に停車予定[15]。
- 運行回数
- 安房白浜駅 - 千葉みなと駅:上り6便、下り6便
- 館山駅前 - 千葉みなと駅:上り17便、下り17便
- ※安房白浜駅発着便は館山駅前経由
- 使用車両
- 原則として化粧室付きハイデッカー4列シート車で運行。但し車両操車の都合上トイレ無し車両が使用される場合があるが、その際は市原SAにてトイレ休憩が設けられる。
- 付記
- 2006年(平成18年)7月21日から2007年(平成19年)7月20日まで、京成線1日乗車券と南総里見号1往復分が付いた特別企画乗車券『南房総館山・白浜ぶらりパス』を発売していた。発売額は3,000円で、有効期限内は乗車当日に限って京成線は何回でも、南総里見号運行路線内は往復1回利用できた。但し、京成線利用後(ぶらりパス裏面に利用日印字)でないと南総里見号には乗車はできなかった。
一般路線バス
[編集]全路線が、館山日東バスから引き継いで運行されている。
館山日東バス合併前の沿革、路線詳細は「館山日東バス#一般路線バス」の各項を参照。
- 市内線
- 館山 - 鴨川線
- 館山駅 - 南総文化ホール前 - 安房地域医療センター - 九重駅入口 - 大井火の見前 - 古川 - 和田浦駅入口 - お花畑 - 江見駅入口 - 鴨川駅東口 - 鴨川シーワールド - 亀田病院
- 白浜 - 千倉 - 館山線
- 館山駅 - 南総文化ホール前 - 安房地域医療センター - 九重駅前通り - 安東 - 千倉駅 - 寺庭/ゆらり - 平館車庫 - 安房平磯 - 白間津 - 乙浜 - 安房白浜
コミュニティ路線
[編集]館山日東バス合併前の沿革、路線詳細は「館山日東バス#コミュニティ路線」の各項を参照。
丸線
- 館山駅( - イオンタウン館山) - 那古宿 - 亀ヶ原 - 三芳病院前 - 山名 - 丸農協前 - 川谷 - 細田
豊房線
- 館山駅 - 下真倉 - 豊房 - 安房中山 - 下神余 - 長尾橋 - 野島崎灯台口 - 安房白浜
定期観光バス
[編集]- ポピー&ストロベリー号 〔JRバス関東〕
- 同営業所に併設する館山観光営業所が運行する季節運行(毎年2月 - 3月の土曜・休日など)の定期観光路線である。2012年(平成24年)運行分から、従来の「1日コース」に加えて、新たに「午後コース」が設定された[18]。また、館山港 - 館山駅間の乗車は、東海汽船のジェット船利用者に限定される。
- かつては運行車両の前面に、イチゴのイラストが描かれた幕(右画像参照)を掲げていたが、現在は省略されている。
- 館山港⇒館山駅⇒館山ファミリーパーク(花摘み)⇒館山駅(昼食)⇒道の駅「三芳村」鄙の里⇒館山いちご狩りセンター(いちご狩り)⇒館山駅⇒館山港
- 路線沿革
廃止路線
[編集]一般路線バス
[編集]館山市街地循環バス(実証運行)
- 南ルート:館山駅 - 市役所 - コミュニティセンター - コメリパワー館山店 - 館山病院 - 渚の駅 - 館山駅
- 北ルート:館山駅 - 市役所 - カインズ館山店 - 亀田ファミリークリニック館山 - イオンタウン館山 - 館山駅
- 南ルート:館山駅 - 潮留橋 - 南総文化ホール - コメリパワー館山店 - 館山病院 - 渚の駅 - 館山駅
平群線
- 館山駅( - イオンタウン館山) - 那古宿 - 亀ヶ原 - 三芳病院前 - 滝田郵便局 - 不寝見川 - 平群車庫
- 2021年(令和3年)
- 1月18日 - 実証運行として、安房地域医療センター経由に経路を変更、三芳分庁舎への乗り入れを開始[16]。
- 3月14日 - 実証運行終了に伴い、当初の経路へ変更、三芳分庁舎への乗り入れを終了。
- 2022年(令和4年)
- 1月17日 - 実証運行として、三芳分庁舎への乗り入れを再開。起終点を安房地域医療センターに変更し、朝1往復を除きデマンド運行となる[17]。
- 3月13日 - 実証運行終了に伴い、館山駅を起終点とする当初の経路へ変更、三芳分庁舎への乗り入れを終了。全便予約なし運行となる。
- 2023年(令和5年)
- 9月30日 - 予約制乗合送迎サービス「チョイソコ南房総・館山」に移行する形で路線廃止。
- 2021年(令和3年)
車両
[編集]- 高速バス
館山営業所が担当する路線の全行程所要時間は約2時間から2時間30分であるため、全車化粧室が備えられている。また、同社営業所の中で唯一、スペースアローの尿素SCRシステム搭載車が在籍している。
不定期ながら、応援で鴨川営業所へ車両を充てることもある(主にアクシー号)。
- UDトラックス(旧:日産ディーゼル)
- スペースアロー
- 一般路線バス
- UDトラックス(旧:日産ディーゼル)
- スペースランナー(中型車。西武バスからの移籍)
脚注
[編集]- ^ “館山営業所移転のお知らせ”. 新着情報・お知らせ. 日東交通 (2018年6月4日). 2018年6月19日閲覧。
- ^ “日東グループの会社再編に関するお知らせ”. 日東交通株式会社・館山日東バス株式会社・鴨川日東バス株式会社 (2020年9月25日). 2020年9月26日閲覧。
- ^ “交通系ICカードの利用路線拡大について。” (PDF). 日東交通 (2016年7月1日). 2016年7月15日閲覧。
- ^ “乗車券販売終了について”. 新着情報・お知らせ. 日東交通 (2018年5月24日). 2018年6月19日閲覧。
- ^ “館山 - 羽田空港・横浜線 予約制の廃止について”. 新着情報・お知らせ. 日東交通 (2018年8月2日). 2018年10月5日閲覧。
- ^ a b “富津浅間山バスストップが令和元年10月1日(火曜日)から利用できます”. 富津市(2019年9月1日作成). 2019年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月6日閲覧。
- ^ 平日の一部便のみ。
- ^ 乗り場は駅前バスターミナルではなく、千葉地方検察庁南町分室前の専用停留所からの乗車となる。
- ^ “高速バス 平成24年12月16日より南総里見号(館山 - 千葉線)のダイヤ改正実施”. トピックス. 日東交通 (2012年12月14日). 2012年12月24日閲覧。
- ^ バス各社 高速バス運賃値上げ 増税で4月から 南総里見号は定期を導入 『房州日日新聞』 2014年3月7日付。
- ^ “ICカードサービスの対応路線について” (PDF). トピックス. 日東交通 (2016年3月10日). 2016年7月15日閲覧。
- ^ “南総里見号のダイヤ改正(平成29年11月18日より)”. バス情報. 日東交通 (2017年10月6日). 2017年11月18日閲覧。
- ^ “【高速バス】南総里見号 増回のお知らせ!”. 新着情報・お知らせ. 日東交通 (2018年2月19日). 2018年10月5日閲覧。
- ^ “【高速バス】南総里見号(館山千葉線)のダイヤ改正について”. 日東交通株式会社 (2022年8月20日). 2022年9月5日閲覧。
- ^ “南総里見号(館山-千葉線)ダイヤ改正について”. 日東交通株式会社 (2023年7月15日). 2023年7月19日閲覧。
- ^ a b “【更新】(実証運行)路線バス 丸線・平群線の時刻表を更新しました! – 日東交通株式会社”. 2022年3月25日閲覧。
- ^ a b “(実証運行)平群線・丸線の運行がはじまります! – 日東交通株式会社”. 2022年3月25日閲覧。
- ^ 館山ファミリーパーク(花摘み)と昼食は、コースに組み込まれない。
- ^ “(実証運行)館山市街地循環バスの運行がはじまります! – 日東交通株式会社”. 2022年3月25日閲覧。
- ^ “(実証運行)『館山市街地循環線』の運行終了について – 日東交通株式会社”. 2022年3月25日閲覧。
- ^ “(実証運行) 館山市街地循環バスの運行がはじまります! – 日東交通株式会社”. 2022年3月25日閲覧。
- ^ “!運行終了!【10/1~1/31】市街地循環バス実証運行します!”. 館山市役所. 2022年3月25日閲覧。