日本サウディアラビア協会
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設立 | 1960年 |
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種類 | 任意団体[1] |
目的 | 日本とサウジアラビアの友好親善、経済提携、文化交流[2][3] |
会長 | 米倉弘昌[2] |
名誉会長 | 駐日サウジアラビア大使アハマッド・アル・バラック[2] |
ウェブサイト | 日本サウディアラビア協会 |
日本サウディアラビア協会(にほんサウディアラビアきょうかい)は日本とサウジアラビア王国の交流を目的として設立された、日本で活動を行う任意団体[2][3]。アラビア石油が中心となって設立し[2]、現在は出版物の助成が石油関連会社のほか、自動車製造者、電力会社、総合商社などによって行われている[4][5]。
活動
[編集]出版
[編集]サウジアラビア本国および会員企業による助成で運営される「日本サウディアラビア友好ファハド基金」によって出版活動を行っている[6]。出版物は一般書店に流通しないものが多く[注釈 1]、地域図書館、大学図書館に寄贈する[7]ほか、販売は日本ムスリム協会等を通してのみという書籍[8]も多い。
初期の訳書[注釈 2]はサウジアラビアやエジプトに留学し帰国していた日本ムスリム協会の会員が行なっている[9]。
その中でも在サウジアラビア日本国大使館専門調査員を務めた中田考は多くの書籍に関わっており、公式ウェブサイトに掲載されている[10]38の書籍のうち12のもの[11]に何らかの形で中田の名前がある[注釈 3]。
教育
[編集]日本クウェイト協会と共催で、アラビア語講座を開催している[12][13]。 1962年初開講で、クウェイト協会では「日本で最も歴史のある民間アラビア語講座」としている[12]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “協会の概要”. 日本サウディアラビア協会. 2018年9月22日閲覧。
- ^ a b c d e “協会の概要”. 日本サウディアラビア協会. 2018年9月22日閲覧。
- ^ a b “会則”. 日本サウディアラビア協会 (2018年7月25日). 2018年9月22日閲覧。
- ^ “日本サウディアラビア協会役員名簿”. 日本サウディアラビア協会 (2018年7月26日). 2018年9月22日閲覧。
- ^ 山本直樹著、中田考監修〈日本でイスラームを生きる〉第2巻「日本でイスラームの精髄を生きる」2013、巻末(p218相当)
- ^ “日本サウディアラビア友好ファハド基金”. 2018年9月30日閲覧。
- ^ 山本直樹著、中田考監修〈日本でイスラームを生きる〉第2巻「日本でイスラームの精髄を生きる」2013、p4、「刊行に寄せて」執筆 米倉弘昌
- ^ “出版物案内、頒布書籍のご案内”. 日本ムスリム協会. 2018年9月22日閲覧。
- ^ 樋口美作 (2001年5月8日). “日本におけるイスラーム50年の歩み”. 2018年9月24日閲覧。p5
- ^ “出版物、日本サウディアラビア協会/日本サウディアラビア友好ファハド基金によるアラブ・イスラーム文化関連出版書籍” (2017年3月10日). 2018年9月22日閲覧。
- ^ 1991「イスラーム政治論」(イブン・タイミーヤ著、湯川武・中田考訳)、1993「預言者伝」(ムスタファー・スィバーイー著、中田考訳)、2002~2006「タフスィール・アル=ジャラーライン」1-3巻(中田香織訳、中田考監修)、2007「イスラーム私法・公法概説 財産法編」(中田考著)、2008「同 公法編」(松山洋平著、中田考監修)、2009「同 家族法編」(浜本一典、中田考、松山洋平、前野直樹共著)、2011「イスラームの豊かさを考える」(奥田敦、中田考編著)、2012「マイノリティ・ムスリムのイスラーム法学」(塩崎悠輝編著)、2013「日本でイスラームの精髄を生きる-ナーブルスィーと共に」(山本直樹著、中田考監修)
- ^ a b アラビア語講座(2018年秋期)のご案内 - ウェブアーカイブ(archive.org、2018年8月21日)日本ムスリム協会会長の徳増公明が講師として名を連ねている
- ^ “アラビア語講座(2018年秋期)のご案内”. 日本サウディアラビア協会. 2018年9月22日閲覧。