日光寺住居跡
表示
日光寺住居跡(にっこうじじゅうきょあと)は、広島県三次市十日市南にある古墳時代後期(6世紀)に位置付けられる竪穴建物の遺構である。3軒が発掘調査され、1957年(昭和32年)9月30日に広島県の史跡に指定された[1]。
概要
[編集]若宮公園南東約300メートルの天台宗日光寺の境内で、成光池を囲む丘陵上に位置する。また、国の史跡・花園遺跡とは約100メートルの距離にある[1]。
地面を深さ30センチメートル、一辺4-5メートルの方形に掘り下げ、柱を立てて屋根を葺いた竪穴建物群で、中央には炉、北側の壁には竈、石の組み合わせで築造されている。床面からの出土品として、甕・壺・甑・坏などの土師器がある[1]。
一帯は日光寺公園として整備されている。若宮公園、尾関山公園とともに桜の名所で、躑躅や、紅葉の名所でもある。園内には、室町時代後期と推定される12基の経塚もある[2]。
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 教育委員会事務局. “広島県の文化財-日光寺住居跡”. 広島県. 2022年10月19日閲覧。
- ^ 人文社 1998年 p.111
参考文献
[編集]- 観光と旅編集『郷土資料事典34 広島県』人文社 p.111、1998年
座標: 北緯34度47分49.0秒 東経132度51分40.7秒 / 北緯34.796944度 東経132.861306度