新森涼
獲得メダル | ||
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日本 | ||
柔道 | ||
世界ジュニア | ||
銀 | 2018 ナッソー | 70kg級 |
世界ジュニア団体戦 | ||
金 | 2018 ナッソー | 70kg級 |
新森 涼(しんもり りょう、1998年5月12日 - )は、福岡県飯塚市出身の、日本人の女子柔道選手である。階級は70kg級。身長167cm。血液型はO型。組み手は左組み。得意技は内股、大外刈[1][2]。
経歴
[編集]柔道は9歳の時に稲築柔道教室で始めた[1]。山田中学3年の時に全国中学校柔道大会70kg級で3位になった[1]。敬愛高校に進むと、1年の時には金鷲旗で2位となると、インターハイ70kg級では3位だった[1]。全国高校選手権では初戦で敗れた。2年の時には全日本カデで優勝した[1]。金鷲旗では決勝で大成高校と対戦すると中江美裕を破るなどして、エースの児玉ひかるとともにチームの優勝に貢献した[3]。インターハイの個人戦決勝では開始9秒の内股で一本勝ちして優勝するも、団体戦では決勝の大成高校戦で鍋倉那美と引き分けるがチームは敗れて2位にとどまった[1][4]。ジュニア体重別と講道館杯では5位だった[1]。高校選手権では個人戦、団体戦ともに70kg級が設けられていなかったために出場の機会はなかった。3年の時には金鷲旗の決勝で大成高校と対戦すると、和田梨乃子を支釣込足で破るなど、昨年に続いて児玉とともにチームを優勝へ導く活躍を果たした[5][6]。その僅か一週間後に開催されたインターハイの団体戦では準決勝で大成高校と対戦すると、代表戦で児玉が粂田晴乃に崩袈裟固で敗れて3位に終わり、2009年の埼玉栄高校以来となる高校団体3冠(全国高校選手権、金鷲旗、インターハイ)はならなかった[7]。個人戦でも3位にとどまり2連覇はならなかった[1]。国体少年女子の部では福岡県代表で出場して3位になった。2017年にはコマツの所属となると、全日本ジュニアでは3位だった[1]。2018年の全日本ジュニアでは決勝で桐蔭学園高校2年の朝飛真実に反則勝ちして優勝した[8]。世界ジュニアでは決勝まで進むも、ヨーロッパジュニアチャンピオンであるイタリアのアリチェ・ベッランディにGSに入ってから大内刈で技ありを取られて2位にとどまった[9][10]。世界ジュニア団体では決勝のブラジル戦でエレン・サンタナを片手絞で破ってチームの優勝を決めた[11][12]。その後、コマツ柔道部のマネージャーに転身した[13]。
戦績
[編集]- 2013年 - 全国中学校柔道大会 2位
- 2014年 - 金鷲旗 2位
- 2014年 - インターハイ 3位
- 2015年 - 全日本カデ 優勝
- 2015年 - 金鷲旗 優勝
- 2015年 - インターハイ 個人戦 優勝・団体戦 2位
- 2015年 - 国体少年女子の部 5位
- 2015年 - 講道館杯 5位
- 2016年 - インターハイ 個人戦 3位・団体戦 3位
- 2016年 - 全日本ジュニア 5位
- 2016年 - 国体 少年女子の部 3位
- 2017年 - 全日本ジュニア 3位
- 2018年 - ベルギー国際 3位
- 2018年 - 実業個人選手権 3位
- 2018年 - 全日本ジュニア 優勝
- 2018年 - 世界ジュニア 2位
- 2018年 - 世界ジュニア団体戦 優勝
(出典、JudoInside.com)。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i 「柔道全日本強化選手名鑑 2018」近代柔道 ベースボールマガジン社、2018年4月号
- ^ 目標はパリ五輪・柔道金 飯塚出身20歳 新森涼選手に聞く 昨年の世界ジュニア準V [福岡県] 西日本新聞 2019年1月10日
- ^ 敬愛V奪還 「娘誇らしい」歓喜の輪
- ^ 新森、9秒で決着=高校総体・柔道 時事通信 2015年8月12日
- ^ 敬愛が連覇=金鷲旗高校柔道 時事通信 2016年7月23日
- ^ 敬愛 貫禄の頂点 新森2人抜き 流れ呼ぶ 西日本新聞 2016年7月23日
- ^ 結果
- ^ 平成30年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
- ^ 村尾、笠原ら2位=柔道世界ジュニア 時事通信 2018年10月20日
- ^ European takeover in the Bahamas
- ^ 日本、混合団体で優勝=柔道世界ジュニア 時事通信 2018年10月22日
- ^ Japan are crowned mixed team champions in the Bahamas
- ^ 部員紹介
外部リンク
[編集]- 新森涼 - JudoInside.com のプロフィール