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新木場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 東京都 > 江東区 > 新木場
新木場
町丁
14号地第2貯木場
地図北緯35度38分21秒 東経139度49分59秒 / 北緯35.639303度 東経139.832992度 / 35.639303; 139.832992
日本の旗 日本
都道府県 東京都の旗 東京
特別区 江東区
地域 城東地域
人口情報2023年(令和5年)1月1日現在[1]
 人口 42 人
 世帯数 37 世帯
面積[2]
  2.131063472 km²
人口密度 19.71 人/km²
郵便番号 136-0082[3]
市外局番 03(東京MA[4]
ナンバープレート 江東
ウィキポータル 日本の町・字
東京都の旗 ウィキポータル 東京都
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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製材所
木材会館

新木場(しんきば)は、東京都江東区町名。現行行政地名は新木場一丁目から新木場四丁目。住居表示実施済区域。

概要

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木場の移転先として誕生した街で材木商の事務所や木材加工、合板工場が集積し、木材・合板博物館といった施設も存在する。一方で、物流会社の営業所など他産業の進出も進んでいる。1980年代以前は鉄道空白地帯であったが、1988年有楽町線1990年にJR京葉線1996年りんかい線が都心と繋がり、鉄道交通の要衝になった。

1980年代後半から急速に開発され、駅前には大企業オフィスビルが建ち、臨海部のビジネス街として栄えている。一方、地区計画[5]により住宅建設は規制されており、定住人口は低いままである。

貯木場

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新木場の空中写真。右が14号地貯木場(現役)、左が12号地貯木場(現在は工事作業船係留水域として暫定利用)。おびただしい量の材木が海面に浮かんでいる様子が分かる。1989年撮影の3枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

新木場の「木場」とは、貯木場のことである。かつて海路江戸や東京に運ばれた材木は、深川にあった木場に貯木されていた。埋め立てにより木場が内陸となると、1969年、荒川の河口に近い沖合の埋立地に新たな貯木場、新木場が建設された。

貯木場は小島によって南北に分かれており、北は14号地第1貯木場、南は14号地第2貯木場である。これらは現在でも貯木場として機能しており、京葉線やりんかい線の車窓からもその風景を眺めることができるが、すでに丸太の形で木材を輸入する時代ではないため、貯木場のほとんどは未使用となっている。

貯木場や製材所から漂う木の香りが、2001年環境省かおり風景100選に選ばれた。

地理

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江東区湾岸エリアに位置する。北に夢の島、南に砂町南運河を挟んで若洲、北西に曙運河を挟んで辰巳と接する。人工島東京港埋立14号地のうち、湾岸道路より南のエリア。第三種地盤。湾岸道路より北は夢の島である。西は新曙橋などで辰巳、南は若洲橋で若洲、東は荒川河口橋を渡ると江戸川区臨海町

地名

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一・二・三丁目は1978年昭和53年)2月1日住居表示を実施。四丁目は1979年昭和54年)4月1日の成立で、2009年平成21年)11月1日に住居表示を実施。

世帯数と人口

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2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである。なお、各丁目毎の人口が少ないため、合計のみ掲載とする[1]

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[6]
88
2000年(平成12年)[7]
76
2005年(平成17年)[8]
63
2010年(平成22年)[9]
27
2015年(平成27年)[10]
45
2020年(令和2年)[11]
30

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[6]
56
2000年(平成12年)[7]
47
2005年(平成17年)[8]
49
2010年(平成22年)[9]
16
2015年(平成27年)[10]
38
2020年(令和2年)[11]
24

学区

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区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[12][13]

丁目 番地 小学校 中学校
新木場一丁目 全域 江東区立南砂小学校 江東区立南砂中学校
新木場二丁目 全域
新木場三丁目 全域
新木場四丁目 全域

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]

丁目 事業所数 従業員数
新木場一丁目 313事業所 12,934人
新木場二丁目 162事業所 5,292人
新木場三丁目 134事業所 1,995人
新木場四丁目 68事業所 1,964人
677事業所 22,185人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[15]
642
2021年(令和3年)[14]
677

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[15]
20,684
2021年(令和3年)[14]
22,185

交通

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鉄道
路線バス

都営バスが東陽町駅前から新木場地区を循環する便(木11系統)錦糸町駅南口前から新木場駅前間を運行する便(錦18系統)がある。土曜・日曜日・休日は、錦18が急行05になり日本科学未来館まで運行される。(休日は利用者多数で臨時便が出るほど混雑する)

道路
飛行場

気候

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都心部と比べると、の影響でいくらかヒートアイランド現象の影響を受けづらい位置にある。

葛西臨海公園(江戸川臨海地域気象観測所)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 20.1
(68.2)
24.1
(75.4)
25.3
(77.5)
26.2
(79.2)
31.3
(88.3)
34.3
(93.7)
38.0
(100.4)
37.8
(100)
35.1
(95.2)
32.0
(89.6)
25.8
(78.4)
24.4
(75.9)
38.0
(100.4)
平均最高気温 °C°F 9.8
(49.6)
10.5
(50.9)
13.4
(56.1)
18.0
(64.4)
22.2
(72)
25.0
(77)
28.6
(83.5)
30.3
(86.5)
27.0
(80.6)
21.9
(71.4)
17.0
(62.6)
12.2
(54)
19.7
(67.5)
日平均気温 °C°F 6.0
(42.8)
6.5
(43.7)
9.4
(48.9)
14.0
(57.2)
18.4
(65.1)
21.5
(70.7)
25.1
(77.2)
26.7
(80.1)
23.6
(74.5)
18.4
(65.1)
13.3
(55.9)
8.4
(47.1)
15.9
(60.6)
平均最低気温 °C°F 2.4
(36.3)
2.8
(37)
5.6
(42.1)
10.3
(50.5)
15.1
(59.2)
18.8
(65.8)
22.6
(72.7)
24.2
(75.6)
20.9
(69.6)
15.5
(59.9)
9.9
(49.8)
4.9
(40.8)
12.7
(54.9)
最低気温記録 °C°F −3.7
(25.3)
−3.8
(25.2)
−4.1
(24.6)
0.7
(33.3)
7.1
(44.8)
11.5
(52.7)
14.7
(58.5)
17.0
(62.6)
12.3
(54.1)
6.3
(43.3)
0.5
(32.9)
−2.9
(26.8)
−4.1
(24.6)
降水量 mm (inch) 50.1
(1.972)
50.9
(2.004)
103.0
(4.055)
111.8
(4.402)
122.5
(4.823)
150.3
(5.917)
129.1
(5.083)
108.0
(4.252)
195.7
(7.705)
205.7
(8.098)
90.5
(3.563)
53.3
(2.098)
1,364
(53.701)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 4.9 5.4 9.5 9.7 10.1 11.7 10.1 7.4 11.0 10.5 7.9 5.5 103.6
出典1:平年値(年・月ごとの値)
出典2:観測史上1〜10位の値

その他

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日本郵便

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脚注

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  1. ^ a b 住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別)  令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2023年12月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2024年1月6日閲覧。(CC-BY-4.0)
  3. ^ a b 新木場の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 新木場・辰巳三丁目地区地区計画”. 江東区. 2020年5月8日閲覧。
  6. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  7. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  12. ^ 区立小学校の通学区域”. 江東区 (2023年4月1日). 2024年1月6日閲覧。
  13. ^ 区立中学校の通学区域”. 江東区 (2023年4月1日). 2024年1月6日閲覧。
  14. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  15. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  16. ^ 郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。

外部リンク

[編集]