齋藤純一
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齋藤 純一(さいとう じゅんいち、1958年9月9日[1] - )は、日本の政治学者。専門は、政治理論・政治思想史。早稲田大学政治経済学術院教授、政治経済学術院長・政治経済学部長。元日本政治学会理事長(2016-2018年)。藤原保信門下。福島県出身[1]。
略歴
[編集]- 早稲田大学政経学部卒業[1]
- 1984年3月 修士論文「イエナ期ヘーゲル政治哲学の研究―実践哲学の形成をめぐって―」により昭和58年度の小野梓記念賞学術賞を受賞[2]
- 1988年 早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学
- 1988年 横浜国立大学経済学部助教授
- 1994-1995年 プリンストン大学客員研究員
- 2000年 横浜国立大学経済学部教授
- 2004年- 早稲田大学政治経済学術院教授
- 2010-2011年 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)客員研究員
- 2015-2016年 早稲田大学大学院政治学研究科科長
- 2016-2018年 日本政治学会理事長
- 2021年- 早稲田大学政治経済学術院長・政治経済学部長
著書
[編集]単著
[編集]- 『公共性』(岩波書店, 2000年)
- 『自由』(岩波書店, 2005年)
- 『政治と複数性ーー民主的な公共性にむけて』(岩波書店, 2008年)
- 『不平等を考えるーー政治理論入門』(ちくま新書, 2017年)
- 『平等ってなんだろう?――あなたと考えたい身近な社会の不平等』(平凡社, 2021)
共著
[編集]- (姜尚中・杉田敦・高橋哲哉)『思考をひらく――分断される世界のなかで』(岩波書店, 2002年)
- (伊豫谷登士翁・吉原直樹)『コミュニティを再考する』(平凡社新書, 2013年)
- (金井利之編著)『縮減社会の合意形成――人口減少時代の空間制御と自治』(第一法規, 2018年)
- (田中将人)『ジョン・ロールズ――社会正義の探求者』(中公新書, 2021年)
- (谷澤正嗣)『公共哲学入門――自由と複数性のある社会のために』(NHKブックス, 2023年)
編著
[編集]- 『親密圏のポリティクス』(ナカニシヤ出版, 2003年)
- 『講座福祉国家のゆくえ(5)福祉国家/社会的連帯の理由』(ミネルヴァ書房, 2004年)
- 『自由への問い(1)社会統合――自由の相互承認に向けて』(岩波書店, 2009年)
- 『公共性をめぐる政治思想』(おうふう, 2010年)
- 『公共性の政治理論』(ナカニシヤ出版, 2010年)
- 『講座人権論の再定位(5)人権の実現』(法律文化社、2011年)
- 『政治の発見(3)支える――連帯と再分配の政治学』(風行社, 2011年)
- 『岩波講座政治哲学5 理性の両義性』(岩波書店, 2014年)
共編著
[編集]- (藤野寛)『表現の〈リミット〉』(ナカニシヤ出版, 2005年)
- (山岡龍一)『公共哲学』(放送大学教育振興会, 2010年)
- (須賀晃一)『政治経済学の規範理論』(勁草書房, 2011年)
- (宮本太郎・近藤康史)『社会保障と福祉国家のゆくえ』(ナカニシヤ出版, 2011年)
- (田村哲樹)『アクセス デモクラシー論』(日本経済評論社, 2012年)
- (姜尚中)『逆光の政治哲学――不正義から問い返す』(法律文化社, 2016年)
訳書
[編集]- ハンナ・アーレント『過去と未来の間――政治思想への8試論』(引田隆也共訳、みすず書房, 1994年)
- ウィリアム・E・コノリー『アイデンティティ\差異――他者性の政治』(岩波書店, 1998年)
- リチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯――リベラル・ユートピアの可能性』(岩波書店, 2000年)
- ハンナ・アーレント『アーレント政治思想集成(1・2)』(ジェローム・コーン編、矢野久美子・山田正行共訳、みすず書房, 2002年)
- マイケル・ウォルツァー『政治と情念――より平等なリベラリズムへ』(風行社, 2006年)
- ジョン・ロールズ 『政治哲学史講義(I・II)』(岩波書店, 2011年)
- マイケル・ウォルツァー 『政治的に考える』(風行社, 2012年)
- ハンナ・アーレント 『アイヒマン論争 ユダヤ論争2』(みすず書房, 2013年)
脚注
[編集]- ^ a b c 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.317
- ^ 小野梓記念賞受賞者一覧昭和 51年~昭和58年
外部リンク
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