山岡龍一
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山岡 龍一(やまおか りゅういち、1963年 - )は、日本の政治学者。放送大学教養学部教授。専門は17世紀イギリスの政治思想、自由主義の政治理論。
経歴
[編集]東京都出身。1988年、国際基督教大学教養学部を卒業。同大学では千葉眞に師事。同年、早稲田大学大学院政治学研究科に進学すると藤原保信に師事。1991年、英国ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス博士課程に進学し、1997年"Morality and politics of a modern self. A critical reconstruction of Lockean liberalism."で哲学博士号(Ph.D)を取得[1]。1997年放送大学教養学部助教授、2007年同准教授を経て、2010年から現職。
著書
[編集]単著
[編集]- 『西洋政治理論の伝統』(放送大学教育振興会, 2009年)
共著
[編集]- (阿部齊・久保文明)『政治学入門』(放送大学教育振興会, 2000年、改訂新版2003年)
- (川出良枝)『西洋政治思想史――視座と論点』(放送大学教育振興会, 2001年、改訂版2005年/岩波書店「岩波テキストブックス」,2012年)
- (小林良彰・河野武司)『政治学入門 新訂』(放送大学教育振興会, 2007年)
- (林敏彦・原島良成)『市民と社会を知るために』(放送大学教育振興会, 2008年)
- (待鳥聡史)『政治学入門』(放送大学教育振興会, 2022年)
- (大澤津)『現実と向き合う政治理論――社会経営科学プログラム』(放送大学教育振興会, 2022年)
共編著
[編集]- (松園伸)『藤原保信著作集(9)自由主義の再検討』(新評論, 2005年)
- (斎藤純一)『公共哲学』(放送大学教育振興会, 2010年、改訂版2017年)
- (岡崎晴輝)『市民自治の知識と実践』(放送大学教育振興会, 2015年、改訂版2021年)
- (御厨貴)『政治学へのいざない』(放送大学教育振興会, 2016年)
- (松原隆一郎)『社会と産業の倫理』(放送大学教育振興会, 2021年)
訳書
[編集]- リチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯――リベラル・ユートピアの可能性』(岩波書店, 2000年)
- レイモンド・ゴイス『公と私の系譜学』(岩波書店, 2004年)
- デイヴィッド・ミラー『政治哲学』(岩波書店, 2005年)
- シェルドン・S・ウォリン『アメリカ憲法の呪縛』(斎藤眞・千葉眞・木部尚志共訳、みすず書房, 2006年)
- デイヴィッド・レオポルド/マーク・スティアーズ『政治理論入門――方法とアプローチ』(慶應義塾大学出版会, 2011年)
- ジョン・ロールズ『ロールズ政治哲学史講義』(Ⅰ・Ⅱ、共訳、岩波書店, 2011年/岩波現代文庫, 2020年)