打席
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(打席数から転送)
打席(だせき)とは、
- 野球において打者が打撃(投手の投球をバットで打つ)を行う際に入る領域。アメリカでは "batter's box"、公認野球規則では「バッタースボックス」[1]あるいは「打者席」[2]と規定されるが、広くはバッターボックスと通称される。本塁(ホームベース)を挟むように2つの長方形の形をしている。一塁(ファースト)に近い方が左打席、三塁(サード)に近い方が右打席。(野球場#バッターボックス、キャッチャーボックスを参照のこと)
- 野球において打者が打撃を行い、自身がアウトとなるか、塁に達した場合の記録。1.と区別するため打席数と呼ばれることがあるが、打数とは異なる。本項で詳説する。
打席(だせき)とは、野球において打者が打撃を行い、自身がアウトとなるか、塁に達した場合の記録。打席数(英:Plate appearance、PA)とも呼ばれる。
概要
[編集]打席は打数、四球、死球、犠打、犠飛、打撃妨害による出塁、走塁妨害による出塁に分類できる。これらが記録された場合に、打席が1ずつ増える。
打者がバッターボックスに入りながら打席が記録されないのは、打席が完了する以前に代打を出された場合、走者の盗塁死・牽制死でチェンジになった場合、暴投や捕逸など守備側のミスで得点が入りサヨナラゲームとなった場合、悪天候などでコールドゲームとなった場合である。
一般的に公式のリーグでは、所属チームの試合数の3.1倍の打席を規定打席と呼び、規定打席に到達している選手が打率などのランキングを形成する。
日本プロ野球
[編集]通算記録
[編集]順位 | 選手名 | 打席 |
---|---|---|
1 | 野村克也 | 11970 |
2 | 王貞治 | 11866 |
3 | 張本勲 | 11122 |
4 | 衣笠祥雄 | 10634 |
5 | 金本知憲 | 10431 |
6 | 谷繁元信 | 10336 |
7 | 門田博光 | 10304 |
8 | 福本豊 | 10130 |
9 | 立浪和義 | 10033 |
10 | 石井琢朗 | 9967 |
順位 | 選手名 | 打席 |
---|---|---|
11 | 土井正博 | 9853 |
12 | 坂本勇人 | 9453 |
13 | 清原和博 | 9428 |
14 | 山本浩二 | 9409 |
15 | 落合博満 | 9257 |
16 | 大島康徳 | 9227 |
17 | 長嶋茂雄 | 9201 |
18 | 高木守道 | 9110 |
19 | 秋山幸二 | 9063 |
20 | 中村紀洋 | 9048 |
- 記録は2024年シーズン終了時点[3]
シーズン記録
[編集]順位 | 選手名 | 所属球団 | 打席 | 記録年 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 西岡剛 | 千葉ロッテマリーンズ | 692 | 2010年 | パ・リーグ記録[4] |
2 | 赤星憲広 | 阪神タイガース | 689 | 2005年 | セ・リーグ記録、左打者記録 |
3 | 石井琢朗 | 横浜ベイスターズ | 688 | [5] | |
4 | 山田哲人 | 東京ヤクルトスワローズ | 685 | 2014年 | 右打者記録 |
秋山翔吾 | 埼玉西武ライオンズ | 2018年 | パ・リーグ左打者記録[6] | ||
6 | 青木宣親 | 東京ヤクルトスワローズ | 680 | 2006年 | |
田中賢介 | 北海道日本ハムファイターズ | 2009年 | |||
8 | 田中広輔 | 広島東洋カープ | 679 | 2016年 | |
2017年 | |||||
10 | 秋山翔吾 | 埼玉西武ライオンズ | 678 | 2019年 |
- 記録は2024年シーズン終了時点[7]
1イニング記録
[編集]選手名 | 所属球団 | 打席数 | 記録日 | 対戦相手 | イニング |
---|---|---|---|---|---|
大松尚逸 | 千葉ロッテマリーンズ | 3 | 2009年6月11日 | 広島東洋カープ | 6回裏 |
メジャーリーグベースボール
[編集]通算記録
[編集]順位 | 選手名 | 打席 |
---|---|---|
1 | ピート・ローズ | 15890 |
2 | カール・ヤストレムスキー | 13992 |
3 | ハンク・アーロン | 13941 |
4 | リッキー・ヘンダーソン | 13346 |
5 | タイ・カッブ | 13084 |
6 | アルバート・プホルス | 13041 |
7 | カル・リプケン・ジュニア | 12883 |
8 | エディ・マレー | 12817 |
9 | スタン・ミュージアル | 12717 |
10 | バリー・ボンズ | 12606 |
順位 | 選手名 | 打席 |
---|---|---|
11 | デレク・ジーター | 12602 |
12 | クレイグ・ビジオ | 12504 |
13 | ウィリー・メイズ | 12497 |
14 | デーブ・ウィンフィールド | 12358 |
15 | ロビン・ヨーント | 12249 |
16 | アレックス・ロドリゲス | 12207 |
17 | ポール・モリター | 12167 |
18 | エイドリアン・ベルトレ | 12130 |
19 | エディ・コリンズ | 12087 |
20 | ラファエル・パルメイロ | 12046 |
- 記録は2024年シーズン終了時点[8]
シーズン記録
[編集]順位 | 選手名 | 所属球団 | 打席数 | 記録年 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ジミー・ロリンズ | フィラデルフィア・フィリーズ | 778 | 2007年 | ナ・リーグ記録[9] |
2 | レニー・ダイクストラ | フィラデルフィア・フィリーズ | 773 | 1993年 | 左打者記録 |
3 | ピート・ローズ | シンシナティ・レッズ | 771 | 1974年 | |
4 | デーブ・キャッシュ | フィラデルフィア・フィリーズ | 766 | 1975年 | 右打者記録[10] |
5 | ホセ・レイエス | ニューヨーク・メッツ | 765 | 2007年 | |
6 | ピート・ローズ | シンシナティ・レッズ | 764 | 1975年 | |
7 | ホセ・レイエス | ニューヨーク・メッツ | 763 | 2008年 | |
8 | イチロー | シアトル・マリナーズ | 762 | 2004年 | ア・リーグ記録[11] |
9 | モーリー・ウィルス | ロサンゼルス・ドジャース | 759 | 1962年 | |
ピート・ローズ | シンシナティ・レッズ | 1976年 |
- 記録は2024年シーズン終了時点[12]
脚注
[編集]- ^ 公認野球規則 本規則における用語の定義 10 BATTER'S BOX 「バッタースボックス」
- ^ 公認野球規則 5.04(b)(2)【原注】など
- ^ 歴代最高記録 打席【通算記録】 - NPB.jp 日本野球機構(シーズン中は毎日更新)
- ^ 同年の596打数も両打者記録
- ^ 同年の612打数はNPB左打者記録
- ^ 同年の603打数もパ・リーグ左打者記録
- ^ 歴代最高記録 打席【シーズン記録】 - NPB.jp 日本野球機構
- ^ 通算記録 (MLB) (Baseball-Reference.com)
- ^ 同年の716打数もMLB記録
- ^ 同年の699打数は歴代5位
- ^ 同年の704打数は歴代3位・左打者記録
- ^ シーズン記録 (MLB) (Baseball-Reference.com)