悪魔の美しさ
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悪魔の美しさ | |
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La Beauté du diable | |
監督 | ルネ・クレール |
脚本 | ルネ・クレール |
原案 | ゲーテ『ファウスト』 |
製作 | サルヴォ・ダンジェロ |
出演者 |
ミシェル・シモン ジェラール・フィリップ |
音楽 | ロマン・ヴラド |
撮影 | ミシェル・ケルベ |
編集 | ジェームズ・キューネ |
配給 |
フィルム・コロナ 東宝 |
公開 |
1950年3月17日 1951年12月4日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 |
フランス イタリア |
言語 | フランス語 |
『悪魔の美しさ』(あくまのうつくしさ、仏: La Beauté du diable)は、1950年に公開されたフランスの映画。ゲーテの戯曲『ファウスト』を監督のルネ・クレールが翻案し映画化した作品。出演はミシェル・シモンやジェラール・フィリップなど[1]。
日本での初公開時の題は『惡魔の美しさ』[2]。
ストーリー
[編集]十九世紀初頭、悪魔の手下メフィストは、老いた大学教授ファウスト博士を誘惑し、魂と引き換えに青年に姿を変えさせる。彼はジプシー娘マルグリットと恋に落ちるが、ファウスト誘拐事件の犯人として警察にとらえられる。ところが、法廷へ老ファウストに化けたメフィストが現れたため、アンリは釈放される。
以降、メフィストは青年へ砂を金に変える術を授けたり、大公妃への愛も取り付けるなど成功を体験させてきたが、魂は手に入らなかった。怒ったメフィストは彼からすべての能力を取り上げ、慌てた青年は契約書に署名してしまう。途方に暮れた青年がマルグリットにすがろうとしたため、ついにメフィストは国中の金を砂に戻し、マルグリットを魔女として告発する。それでも、マルグリットは青年から離れようとせず、メフィストのものにはならなかった。さらに、彼女は宮殿にやってきた民衆へメフィストの契約書を与えた。そこにはファウストの署名があり、メフィストは群衆に追われて破滅する。
キャスト
[編集]- 老ファウスト: ミシェル・シモン(吹替: 小松方正)
- 青年ファウスト: ジェラール・フィリップ(吹替: 仲村秀生)
- マルグリット: ニコール・ベルナール(吹替: 荘司美代子)
- 大公妃: シモーヌ・バレール(吹替: 川口いずみ)
- 大公: カルロ・ニンキ(吹替: 照内敏晴)
- アントワーヌ: レイモン・コルディ
- 侍従: トゥリオ・カルミナティ
※日本語吹替: テレビ版・初回放送1966年1月18日『テレビ名画座』
スタッフ
[編集]- 監督・脚本: ルネ・クレール
- 助監督: ミシェル・ボワロン
- 原案: ゲーテ『ファウスト』
- 製作: サルヴォ・ダンジェロ
- 撮影:ミシェル・ケルベ
- 美術: レオン・バルザック、アルド・トマシーニ
- 衣装: ヴェニエロ・コラサンティ
- 衣装デザイン: マヨ
- 編集: ジェームズ・キューネ
- 音楽: ロマン・ヴラド