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忍節子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しのぶ せつこ
忍 節子
忍 節子
限りなき舗道』(1934年)
本名 長谷川 君子(旧姓・中田)[1]
生年月日 (1914-07-22) 1914年7月22日
没年月日 不詳年
出生地 東京市下谷区竹町[1]
国籍 日本の旗 日本
職業 女優
ジャンル 映画テレビ
活動期間 1930年代 - 1960年代
主な作品
映画
限りなき舗道』 / 『みかへりの塔
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忍 節子(しのぶ せつこ、1914年7月22日 - 没年不詳)は、東京府東京市下谷区竹町(現在の東京都台東区[1]出身の女優。本名は長谷川 君子、旧姓は中田[1]

1934年から1957年の間に主演作品を含め50作以上の映画に出演した[2]

来歴

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1914年7月22日東京府東京市下谷区竹町(現在の東京都台東区)に中田君子として生まれる[1]

1934年(昭和9年)、成瀬巳喜男監督、北村小松原作の無声映画限りなき舗道』で島杉子を主演[2]。当作品では同時代の名優である笠智衆突貫小僧とも共演した[2]

戦後も1954年のNHKの連続TVドラマ『夢見る白鳥』に出演している[2]ほか、1961年から1962年にかけては手塚治虫原作、辻真先演出のNHKのSFテレビドラマ『ふしぎな少年』に出演した[3]

主な出演

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限りなき舗道』(1934年)
みかへりの塔』(1941年)
左から大塚君代出雲八重子三宅邦子

以下は全て映画作品。テレビドラマの出演は来歴で触れた2本に留まるため、ここでは省く。

特記なき場合、出典は日本映画データベースに従った[4]
公開年月日 作品名 監督 役名
1934年4月26日[5] 限りなき舗道[2] 成瀬巳喜男[2] 島杉子
1934年8月8日[6] 結婚興奮記[6] 島津保次郎[6] 不明
1934年8月25日[7] 会社員閣下[7] 五所平之助[7] 不明
1934年9月28日[8] 金環蝕[8] 清水宏[8] 女給
1934年10月11日[9] 都会の感傷[9] 勝浦仙太郎[9] 不明
1934年10月25日[10] 女の顔役[10] 佐々木康[10] 水月楼女中
1935年10月1日[11] あこがれ[11] 五所平之助[11] 不明
1935年1月13日[12] 花婿の寝言[12] 五所平之助[12] 妻千賀子[13]
1935年4月12日[14] 晴れる木曽路[14] 滝沢英輔[14] 不明[14]
1935年6月15日[15] 春琴抄 お琴と佐助[15] 島津保次郎[15] 妻千賀子
1935年8月1日[16] 双心臓[16] 清水宏[16] 芸者・光奴
1935年9月12日[17] 双心臓[17] 五所平之助[17] 不明
1935年9月12日[18] 人生のお荷物[18] 五所平之助[18] 不明
1936年1月15日[19] 悲恋華[19] 佐々木康[19] 不明
1936年2月27日[20] 有りがたうさん[20] 清水宏[20] (東京帰りの)村人の娘[21]
1936年5月14日[22] 朧夜の女[22] 五所平之助[22] 芸者
1936年8月29日[23] 男性対女性[23] 島津保次郎[23] 不明
1936年10月4日(前篇)[24]

1936年10月29日(後篇)[25]

人妻椿[24] 野村浩将[24] 女給
1936年10月4日[26] 花嫁かるた[26] 島津保次郎[26] 下村の娘 蘭子[27]
1936年11月13日[28] 新道 前篇朱実の巻[28] 五所平之助[28] 看護婦
1937年1月14日[29] 花籠の歌[29] 五所平之助[29] アパートの女
1937年2月25日[30] 新婚お伊勢詣り[30] 近藤勝彦[30] 不明
1937年3月25日[31] 桃子の貞操[31] 深田修造[31] 不明
1937年6月10日[32] 金色夜叉[32] 清水宏[32] 芸妓
1937年7月1日[33] 恋も忘れて[33] 清水宏[33] A子
1937年8月24日[34] さらば戦線へ[34] 清水宏[34]
恒吉忠弥[34]
原研吉[34]
不明
1937年10月1日[35] 雨の夜の抱擁[35] 深田修造[35] 不明
1938年5月21日[36] 人の気も知らないで[36] 蛭川伊勢夫[36] 八重[36]
1938年8月4日[37] 『ある淑女の告白 花ある氷河』[37] 原研吉[37] 事務員[37]
1938年9月15日
(前篇[38]・後篇[39]同時公開)
愛染かつら[38] 野村浩将[38] 看護婦・恩田しげ子
1939年5月5日[40] 続愛染かつら[40] 野村浩将[40] 看護婦・恩田しげ子
1939年6月15日 花のある雑草 清水宏[41] 田村先生
1939年7月20日[42] 五人の兄妹[42] 吉村公三郎[42] おぬい[21]
1939年11月17日[43] 愛染かつら 完結篇[43] 野村浩将[43] 看護婦・恩田しげ子
1939年12月1日
(前篇[44]・後篇[45]同時公開)
暖流[44] 吉村公三郎[44] 女医
1940年4月10日[46] 信子[46] 清水宏[46] 手塚先生
1940年8月1日[47] 木石[47] 五所平之助[47] 菊田
1940年10月31日[48] 冬木博士の家族[48] 大庭秀雄[48] 澄江
1941年1月30日[49] みかへりの塔[49] 清水宏[49] 鈴木保母
1941年3月1日[50] 戸田家の兄妹[50] 小津安二郎[50] 谷本夫人の友人
1941年4月1日[51] 十日間の人生[51] 渋谷実[51] 盛り場の女
1942年9月3日[52] すみだ川[52] 磯野利七郎[52] お豊[52]
1942年10月29日[53] 或る女[51] 渋谷実[51] お豊
1945年8月31日[54] 伊豆の娘たち[54] 五所平之助[54] 織田夫人
1954年11月22日[55] 最後の女達[55] 楠田清[55] 常子[56]
1954年4月7日[57] 放浪記[57] 久松静児[57] 浜松夫人[21]
1955年4月10日[58] 姉妹[58] 家城巳代治[58] 落合夫人
1955年8月28日[59] たけくらべ[59] 五所平之助[59] おそう(竜華寺の息子(信如)の母)[21]
1955年11月15日[60] 柿の木のある家[60] 内田吐夢[60] 道子の母[61]
1957年9月1日[62] お姉さんといっしょ[62] 青山通春[62] トキ子ちゃんのお母さん[62]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e kinenote.
  2. ^ a b c d e f "忍節子". NHKアーカイブス. 2021年11月28日閲覧
  3. ^ ふしぎな少年”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年11月28日閲覧。
  4. ^ jmdb.
  5. ^ 限りなき舗道”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  6. ^ a b c 結婚興奮記”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  7. ^ a b c 会社員閣下”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  8. ^ a b c 金環蝕(1934)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  9. ^ a b c 都会の感傷”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  10. ^ a b c 女の顔役”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  11. ^ a b c あこがれ(1935)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  12. ^ a b c 花婿の寝言”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  13. ^ 花婿の寝言(1935)”. allcinema. 株式会社スティングレイ. 2021年11月28日閲覧。
  14. ^ a b c d 晴れる木曽路”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  15. ^ a b c お琴と佐助(1935)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  16. ^ a b c 双心臓”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  17. ^ a b c 吹けよ恋風”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  18. ^ a b c 人生のお荷物”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  19. ^ a b c 悲恋華(1936)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  20. ^ a b c 有りがたうさん”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  21. ^ a b c d allcinema.
  22. ^ a b c 朧夜の女”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  23. ^ a b c 男性対女性”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  24. ^ a b c 人妻椿 前篇”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  25. ^ 人妻椿 後篇”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  26. ^ a b c 花嫁かるた”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  27. ^ 花嫁かるた”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  28. ^ a b c 新道 前篇・朱実の巻”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  29. ^ a b c 花籠の歌”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  30. ^ a b c 新婚お伊勢詣り”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  31. ^ a b c 桃子の貞操”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  32. ^ a b c 金色夜叉(1937)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  33. ^ a b c 恋も忘れて”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  34. ^ a b c d e さらば戦線へ”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  35. ^ a b c 雨の夜の抱擁”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  36. ^ a b c d 人の気も知らないで(1938)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  37. ^ a b c d Y. Nomura. “ある淑女の告白 花ある氷河”. JMDb. JMDb. 2021年11月28日閲覧。
  38. ^ a b c 愛染かつら 前篇”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  39. ^ 愛染かつら 後篇”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  40. ^ a b c 続愛染かつら”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  41. ^ Y. Nomura. “花のある雑草”. JMDb. JMDb. 2021年11月28日閲覧。
  42. ^ a b c 五人の兄妹(1939)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  43. ^ a b c 愛染かつら 完結篇”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  44. ^ a b c 暖流 銀の巻”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  45. ^ 暖流 啓子の巻”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  46. ^ a b c 信子”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  47. ^ a b c 木石”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  48. ^ a b c 冬木博士の家族”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  49. ^ a b c みかへりの塔”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  50. ^ a b c 戸田家の兄妹”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  51. ^ a b c d e 十日間の人生”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  52. ^ a b c d Y. Nomura. “すみだ川”. JMDb. JMDb. 2021年11月28日閲覧。
  53. ^ 或る女(1942)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  54. ^ a b c 伊豆の娘たち”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  55. ^ a b c 最後の女達”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  56. ^ 最後の女達”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  57. ^ a b c 放浪記(1954)”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  58. ^ a b c 姉妹(1955)”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  59. ^ a b c たけくらべ(1955)”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2016年4月30日 - ウェイバックマシン
  60. ^ a b c 柿の木のある家”. 日本映画情報システム. 文化庁. 2021年11月28日閲覧。 アーカイブ 2021年11月28日 - ウェイバックマシン
  61. ^ 柿の木のある家”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2021年11月28日閲覧。
  62. ^ a b c d Y. Nomura. “お姉さんといっしょ”. JMDb. JMDb. 2021年11月28日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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