平尾邦雄
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平尾 邦雄(ひらお くにお、1922年1月21日 - 2009年2月13日)は日本の物理学者、東京大学名誉教授。専門は太陽系プラズマ物理学。
経歴
[編集]1944年9月に東京帝国大学理学部地球物理学科を卒業後、約1年の海軍技術将校を経て、理学部助手として東京大学に在職。1950年2月に郵政省電波研究所に転任し、同研究所電離気体研究室長を経て、1965年9月に東京大学に戻り宇宙航空研究所教授に着任した。1981年4月に同研究所が宇宙科学研究所に改編されるのに伴い、宇宙科学研究所教授となり、その後は同研究所惑星研究系研究主幹などを併任した。1985年3月に停年退官。
当初は電波気象学を専門としていたが、1957年 - 1958年の国際地球観測年(IGY)を契機に始まった日本のロケット実験を用いて、電離圏プラズマの研究を始めた。また1985年から翌年にかけてハレー彗星探査計画(さきがけ、すいせい)のリーダーとして活躍した。
日本地球電気磁気学会の会長、評議員を歴任し、国際宇宙空間研究委員会の理事としても活躍した。
2009年2月13日午後10時15分、肺炎のため埼玉県上尾市の病院で死去、享年87。
受章
[編集]脚注
[編集]- ^ 「95年秋の叙勲 勲三等」『読売新聞』1995年11月3日朝刊
出典
[編集]- 松尾泰, 向井利典, 牧島一夫「お知らせ 〈追悼 平尾邦雄先生〉」『東京大学理学系研究科・理学部ニュース』第40巻第6号、東京大学大学院理学系研究科・理学部、2009年3月、22-23頁、NAID 120001507406。
参考文献
[編集]- 平尾邦雄 『人物リファレンス辞典(日本編)』日外アソシエーツ
- “平尾邦雄氏死去 東京大名誉教授”. 共同通信. (2009年2月17日) 2010年12月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- “特集 平尾邦雄先生 追悼” (PDF). ISASニュース No.345 2009.12. 宇宙科学研究本部. 2010年12月21日閲覧。