常盤座 (岐阜県)
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常盤座 | |
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「第二十回常盤座歌舞伎保存会定期公演」、常盤座歌舞伎保存会による『一条大蔵譚』御殿の場 | |
情報 | |
正式名称 | 常盤座 |
完成 | 1891年 |
開館 | 1891年5月6日 |
収容人員 | 500人 |
延床面積 | 697.72m² |
設備 | 太夫座、花道、回り舞台 |
用途 | 大衆演劇 |
運営 | 中津川市 |
所在地 |
〒508-0204 岐阜県中津川市高山1025-4 |
位置 | 北緯35度32分15.4秒 東経137度26分22.2秒 / 北緯35.537611度 東経137.439500度座標: 北緯35度32分15.4秒 東経137度26分22.2秒 / 北緯35.537611度 東経137.439500度 |
最寄バス停 | 北恵那交通「高山」下車徒歩23分 |
外部リンク | 常盤座 |
常盤座(ときわざ)とは、岐阜県中津川市(旧恵那郡福岡町)高山にある芝居小屋である。中津川市指定重要文化財。
岐阜県(美濃国・飛騨国)では、地元の人々による地芝居(歌舞伎)が盛んに行なわれており、数多くの芝居小屋が建てられた。現在も各地で歌舞伎保存会が活動している。特に東濃地域(中津川市・恵那市)は盛んであり芝居小屋も残っている。常盤座もその一つである。
常磐神社の境内にある。神社名は「常磐」、芝居小屋は「常盤」であり、読みは同じ「ときわ」でも漢字が異なる。
興行
[編集]毎年4月第3土・日曜日の常磐神社大祭で素人歌舞伎が奉納される。また、毎年3月下旬には常盤座歌舞伎保存会の定期公演が行われる。
素人歌舞伎の他、コンサート、ライブ、落語などの各種イベントにも使用されている。
歴史
[編集]江戸時代より、恵那郡高山村(現・中津川市高山)の産土神の南宮神社の境内では芝居が行われていたという。
- 1869年(明治2年):南宮神社を常磐神社に改称する。
- 1891年(明治24年):常磐神社境内に演劇所として落成する。5月6日、こけら落とし。常磐演劇場とも呼ばれていたという。
- 1901年(明治34年):常盤座に改称。瓦葺に改修する。
- 1945年(昭和20年):軍の要請により倉庫として使用される。一時歌舞伎は中止となる。
- 1947年(昭和22年):破損箇所を修復して歌舞伎が再開される。資材不足のため廻り舞台は修復されずに取り壊される。
- 1975年(昭和50年):改修工事が行われる。以降1983年、1992年に改修が行われる。
- 1976年(昭和51年):高山歌舞伎保存会が結成される。第1回高山歌舞伎公演が行われる。
- 1995年(平成7年):大規模改修により廻り舞台が復活する。高山歌舞伎保存会が福岡町歌舞伎保存会として再結成され、第1回福岡町歌舞伎保存会定期公演が行われる。以降毎年3月下旬に定期公演が行われる。
- 2005年(平成17年):岡町歌舞伎保存会が常盤座歌舞伎保存会に改称する。
建築
[編集]建物は間口17.1m、奥行26.9m。2階建て正面入母屋、妻入の形式である。舞台は間口11.2m、奥行8.3m。回り舞台を有する。
所在地
[編集]- 所在地
- 岐阜県中津川市高山1026-1
- 交通アクセス
- 国道257号「高山交差点」より岐阜県道408号中野方苗木線を西進。
- 北恵那交通付知峡線「高山」バス停下車、徒歩で約20分。
- JR中央本線 中津川駅(中津川駅前バスターミナル1番のりば)より「付知峡倉屋温泉」行き。
岐阜県の芝居小屋
[編集]岐阜県は地芝居が盛んな地域であり、江戸時代から昭和時代に建設された木造芝居小屋が残っている。主な芝居小屋は以下のとおりである。
- 鳳凰座(下呂市)
- 白雲座(下呂市)
- 黒川の東座(加茂郡白川町)
- 蛭子座(中津川市)
- かしも明治座(中津川市)
- 常盤座(中津川市)
- 五毛座(恵那市)
- 熊野座(恵那市)
- 美濃歌舞伎博物館 相生座(瑞浪市)
- 村国座(各務原市)