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常染色体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

常染色体(じょうせんしょくたい)は性染色体以外の染色体のことであり、ヒト体細胞は22対、44本の常染色体を持つ。常染色体は同じ生物種でも一般に数が多く、中には数百を持つ種もあり、通常アラビア数字あるいはローマ数字で呼ばれる。

どの染色体が何番であるかは本来は大きさ順で決められていたのだが、一部発見時の誤りがあったため実際の大きさとは必ずしも比例しない場合があり、例えばヒトの21番染色体は、22番染色体よりも小さい。

また、内部の遺伝子数と染色体の大きさも比例はせず、下図のように大型の染色体の方が小型のものより遺伝子数が少ない場合もある。

ヒトの常染色体の総塩基対数と遺伝子数[1]
染色体番号 およその総塩基対数(万対) 遺伝子数(個)
1 27900 2610
2 25100 1748
3 22100 1381
4 19700 1024
5 19800 1190
6 17600 1394
7 16300 1378
8 14800 927
9 14000 1076
10 14300 983
11 14800 1692
12 14200 1268
13 11800 496
14 10700 1173
15 10000 906
16 10400 1032
17 8800 1394
18 8600 400
19 7200 1592
20 6600 710
21 4500 337
22 4800 701

性染色体はX染色体がおよその総塩基対数1億6300万、遺伝子数1098個。Y染色体がおよその総塩基対数5100万、遺伝子数が78個である。

注訳・参考

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脚注

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  1. ^ 『Newton別冊 男性か女性かを決めるXY染色体の科学』2013 株式会社ニュートンプレス P38-39