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巨勢豊人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

巨勢 豊人(こせ の とよひと)は、奈良時代官人歌人。字は正月麻呂(むつきまろ)。朝臣官職大舎人

記録

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万葉集』に以下の歌が一首、収録されている。

土師水通という大舎人の同僚に、巨勢斐太島村の息子の顔が色黒だということで、比較されてあざ笑った歌を詠まれたのに返して、

駒造る 土師の志婢麻呂 白くあれば うべ欲しからむ その黒き色を ([駒造る] 土師の志婢麻呂(水通)よ お前の顔が白いから 欲しがるのも無理はなかろう 巨勢豊人の黒い顔色を)[1]

と詠んで笑い返した、ということである。

脚注

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  1. ^ 『万葉集』巻第十六3845番

参考文献

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