岡村大橋
岡村大橋 | |
---|---|
基本情報 | |
所在地 |
起点側:広島県呉市豊町大長 - 終点側:愛媛県今治市関前岡村[1] |
交差物件 | 戸町瀬戸(瀬戸内海)[1] |
座標 | 北緯34度11分33.8秒 東経132度51分37.2秒 / 北緯34.192722度 東経132.860333度 |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
岡村大橋(おかむらおおはし)は、広島県呉市の中ノ島と愛媛県今治市の岡村島を繋ぐ道路橋。
歴史
[編集]1995年(平成7年)8月完成[1]。
特色
[編集]元々は広島県と愛媛県の合同事業「大崎下島地区広域営農団地農道整備事業」により建設された農道橋であり、現在は呉市と今治市が管理している[1]。本州と安芸灘諸島を8つの橋で結ぶ安芸灘諸島連絡架橋の一つであり通称「安芸灘7号橋」、大崎下島広域農道の一部を構成する[1]。2021年(令和3年)時点で、岡村島は本州つまり広島県とは橋で繋がっているが、愛媛県側とは繋がっておらず、交通手段はフェリーのみである。
この橋の中間が県境であり、道路にそれが表記されている。なお海上の県境を跨ぐ農道橋としては、この橋が日本唯一のものである[1]。この橋の下が大崎下島御手洗港と大崎上島沖浦漁港を結ぶフェリー航路である。
大崎下島広域農道「安芸灘オレンジライン」にある平羅橋・中の瀬戸大橋・そして岡村大橋のうち[2]、中の瀬戸と岡村は全く同じアーチ橋であり、ほぼ同じサイズの橋である[1][3](平羅橋が違う理由は当該項目参照)。2012年公開のアニメーション映画『ももへの手紙』にこの2つの橋がモデルとなったアーチ橋が登場する。
構造
[編集]諸元
[編集]- 路線名 : 大崎下島広域農道
- 橋長 : 228.0m[1]
- 幅員 : 車道5.5m + 歩道1.5m[1]
- 航路限界 : 21.5m[1]
- 上部工形式 : バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋[1]
特徴
[編集]この橋は、ニールセンローゼ橋と呼ばれるアーチ橋であり、更にアーチ部材の頂部を中央に絞り込むことにより横方向の剛性を高めた“バスケットハンドル型”と呼ばれるものである[1]。これは航路を妨げない長大橋を設置することになったこと、景観性を考慮したことから、この形式となった[1]。このため航路の妨げになる橋脚も1つに留めている[1]。架橋工法はフローティングクレーンを用いた一括工法が採用されている[1]。
脚注
[編集]参考資料
[編集]- 岡村大橋 - ひろしま観光ナビ