岐阜県産業技術総合センター
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岐阜県産業技術総合センター | |
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正式名称 | 岐阜県産業技術総合センター |
英語名称 | Gifu Prefectural Industrial Technology Center |
所在地 |
日本 〒501-3265 岐阜県関市小瀬1288 北緯35度29分15.7秒 東経136度53分3.2秒 / 北緯35.487694度 東経136.884222度座標: 北緯35度29分15.7秒 東経136度53分3.2秒 / 北緯35.487694度 東経136.884222度 |
所管 | 岐阜県 |
公式サイト |
www |
岐阜県産業技術総合センター(ぎふけんさんぎょうぎじゅつそうごうせんたー)とは、岐阜県関市ある、岐阜県が設置する公設試験研究機関である。
概要
[編集]- 岐阜県のモノづくり技術に関する総合的な研究開発、技術支援の拠点であり、2019年(令和元年)5月に、岐阜県の技術系の研究所(岐阜県工業技術研究所、岐阜県産業技術センター、岐阜県情報技術研究所)を統合し、岐阜県産業技術総合センターとして開所。建物は旧・岐阜県工業技術研究所を転用している。
- 施設内にぎふ技術革新センターがある。
組織構成
[編集]- 技術連携部門
- 産学連携部
- 技術支援部
- 地域産業部門
- 機械部
- 金属部
- 化学部
- 繊維・紙業部
- 次世代産業部門
- 次世代技術部
- 情報技術部
ぎふ技術革新センター
[編集]- 岐阜県産業技術総合センター内にある、地域産学官共同研究拠点である。英語名称は“Technological Innovation Center GIFU”。
- 科学技術振興機構の地域産学官共同研究拠点整備事業で「ぎふイノベーションセンター(仮称)」として採択され、2011年(平成23年)6月にぎふ技術革新センターとして岐阜県機械材料研究所内に開所。
- 研究対象は航空機・次世代自動車、環境調和型製品、高度医療機器などである。これらを産学官連携活動を行う拠点である。
沿革
[編集]- 2019年(令和元年)5月 - 岐阜県産業技術センター、岐阜県工業技術研究所、岐阜県情報技術研究所を統合し、開所。
岐阜県産業技術センター
[編集]- 1909年(明治42年) - 岐阜市に八ツ梅町に岐阜県工業試験場として開設。
- 1910年(明治43年) - 羽島郡笠松町に第一分場、羽島郡竹ヶ鼻町に第二分場を設置。
- 1920年(大正9年) - 岐阜県工業講習所を併設。
- 1929年(昭和4年) - 岐阜県第一工業学校敷地内に新築移転。第一分場、第二分場を廃止。
- 1931年(昭和6年) - 岐阜県工業講習所を廃止。
- 1972年(昭和47年) - 羽島郡笠松町北及47に新築移転。岐阜県工業技術センターに改称。
- 1973年(昭和48年) - 岐阜市の醸造試験室を統合。
- 1977年(昭和52年) - 繊維部が岐阜県繊維試験場として独立。、機械部は岐阜県金属試験場へ移管となり、化学部のみとなる。
- 1981年(昭和56年) - 恵那郡山岡町の岐阜県寒天研究所を統合。
- 1994年(平成6年) - 食品部門が岐阜県食品加工ハイテクセンターとして独立。
- 1996年(平成8年) - マルチメディア工房を設置。
- 1999年(平成11年) -
- 岐阜県金属試験場、岐阜県工業技術センター、岐阜県紙業試験場、岐阜県食品加工ハイテクセンター、岐阜県繊維試験場、が合併し、岐阜県製品技術研究所となる。本部は笠松町に設置され、寒天研究室(山岡町)、食品加工ハイテクセンター(笠松町)、美濃分室(美濃市)、関分室(関市)を設置する。
- 岐阜県工業技術センター電子情報技術部などが独立し、岐阜県生産情報技術研究所が開所。
- 2005年(平成17年) - 応用化学研究部、繊維研究部を設置。食品加工ハイテクセンターを食品研究部、美濃分室を紙研究部、関分室を機械・金属研究部に改称。マルチメディア工房を廃止。
- 2006年(平成18年) - 岐阜県産業技術センターに改称。
- 2007年(平成19年) - 機械・金属研究部が岐阜県機械材料研究所として独立。技術支援部、応用化学研究部、繊維研究部、食品研究部、紙研究部の組織構成となる。
- 2010年(平成22年) - 技術支援部を総合支援・環境技術部に改称。
- 2011年(平成23年) - 総合支援・環境技術部と応用化学研究部を統合し、環境・化学研究部を設置。
- 2012年(平成24年) - 環境・化学研究部を環境・化学部、食品研究部を食品部、紙研究部を紙業部に改称。
- 2019年(令和元年)
- 4月 - 食品部が岐阜県食品科学研究所として独立。
- 5月 - 統合により廃止。岐阜県産業技術総合センターの地域産業部門(化学部、繊維・紙業部)となり、関市に移転する。
岐阜県工業技術研究所
[編集]所在地は岐阜県関市小瀬1288。
- 1937年(昭和12年) - 武儀郡関町に岐阜県金属試験場として開設。
- 1944年(昭和19年) - 岐阜県金属試験場に改称。
- 1946年(昭和21年) - 岐阜県金属試験場に改称。
- 1969年(昭和44年) - 関市小瀬に移転する。
- 1977年(昭和52年) - 岐阜県工業技術センターの機械部が移管される。
- 1999年(平成11年) - 岐阜県金属試験場、岐阜県工業技術センター、岐阜県紙業試験場、岐阜県食品加工ハイテクセンター、岐阜県繊維試験場が合併し、岐阜県製品技術研究所となる。岐阜県金属試験場は岐阜県製品技術研究所関分室となる。
- 2005年(平成17年) - 岐阜県製品技術研究所機械・金属研究部に改称。
- 2006年(平成18年) - 岐阜県産業技術センター機械・金属研究部に改称。
- 2007年(平成19年) - 岐阜県機械材料研究所として分離独立。
- 2011年(平成23年) - 研究所内にぎふ技術革新センターを開所。
- 2012年(平成24年) - 岐阜県工業技術研究所に改称。
- 2019年(令和元年)5月 - 統合により廃止。建物は岐阜県産業技術総合センターの建物に転用される。
岐阜県情報技術研究所
[編集]所在地は各務原市テクノプラザ1丁目21番地(テクノプラザアネックス・テクノ2)。移転後は岐阜県成長産業人材育成センター、岐阜県人材開発支援センターⅣ棟となっている。
- 1999年(平成11年) - 岐阜県工業技術センター電子情報技術部を中核にし、各務原市須衛町4丁目179番地1(現・各務原市テクノプラザ1丁目1番地)のテクノプラザ本館(岐阜県科学技術振興センタービル)内に岐阜県生産情報技術研究所を設立。情報システム部、メカトロ応用部を設置。
- 2000年(平成12年) - 各務原市須衛町4丁目179番地19(現・各務原市テクノプラザ1丁目21番地)にアネックス・テクノ2が完成し、移転。
- 2002年(平成14年) - ロボット部を設置。
- 2006年(平成18年) - 岐阜県生産情報研究所に改称。
- 2007年(平成19年) - 岐阜県情報技術研究所に改称。組織を改編し、メカトロ研究部と情報システム研究部の体制となる。
- 2019年(令和元年)5月 - 統合により廃止。岐阜県産業技術総合センターの次世代産業部門(次世代技術部、情報技術部)となり、関市に移転する。
岐阜県紙業試験場
[編集]所在地は岐阜県美濃市前野777。1999年に統合により廃止。廃止後は岐阜県産業技術センター紙業部となったが、所在地の変更はされなかった。
- 1905年(明治38年) - 武儀郡美濃町他11町村により美濃紙同業組合抄紙試験場を設置。
- 1928年(昭和3年) - 武儀郡美濃町前野(現・岐阜県美濃市前野777)に製紙工業試験場を設置。
- 1944年(昭和19年) - 岐阜県紙業指導所に改称。
- 1946年(昭和21年) - 岐阜県製紙工業試験場に改称。
- 1957年(昭和32年) - 岐阜県製紙試験場に改称。
- 1974年(昭和49年) - 岐阜県紙業試験場に改称。
- 1999年(平成11年) - 岐阜県金属試験場、岐阜県工業技術センター、岐阜県紙業試験場、岐阜県食品加工ハイテクセンター、岐阜県繊維試験場が合併し、岐阜県製品技術研究所となる。岐阜県紙業試験場は岐阜県製品技術研究所美濃分室となる。
- 2005年(平成17年) - 岐阜県製品技術研究所紙研究部に改称。
- 2006年(平成18年) - 岐阜県産業技術センター紙研究部に改称。
- 2012年(平成24年) - 岐阜県産業技術センター紙業部に改称。
- 2019年(令和元年)5月 - 岐阜県産業技術総合センターの地域産業部門(繊維・紙業部)となる。美濃市の旧・岐阜県紙業試験場から移転する。
交通アクセス
[編集]- 岐阜バス岐阜関線、岐阜美濃線「赤土坂」バス停より徒歩約10分。
- 岐阜駅(JR岐阜駅バスターミナル)より「B81 せき東山」「B83 岐阜医療科学大」、「B87 中濃庁舎」行き。
- 岐阜バス高速名古屋線「赤土坂」バス停より徒歩約10分。
- 東海北陸自動車道関ICより約10分。
その他
[編集]- 1929年から1972年まで岐阜県工業技術センターとして使用された建物の本館は、岐阜県立岐阜工業高等学校内に現存し、岐工記念館(国登録有形文化財)となっている[1]