山本恭子 (映画評論家)
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山本 恭子(やまもと きょうこ、1906年ごろ - 1996年11月6日[1])は、日本の映画評論家、翻訳家、編集者。本名、山本田鶴[1]。山本田鶴子の名義も用いた。
来歴
[編集]京都府船井郡和知町出身[1]。宮城県第一高等女学校卒業[2]。女性映画評論家の草分けである[1]。
洋画の字幕スーパーや原作本の翻訳に従事した[3]。ユナイテッド・アーティスツ日本支社、雑誌『キネマ旬報』編集部[3]、のち『映画之友』などの編集者として活躍した[1]。雑誌『映画ファン』の編集長も務めた[4]。
90歳で死去[5]。
著書
[編集]- 『映画の黄金時代 銀幕のスターたちは語る』 (編、キネマ旬報) 2016年
翻訳
[編集]- 『薔薇はなぜ紅い』上・下(スターク・ヤング、三笠書房) 1940年
- 『埋れた青春』(ダフネ・デュ・モオリア、山本田鶴子名義訳、三笠書房) 1940年
- 『埋れた青春』(ダフネ・デュ・モオリア、三笠書房) 1950年
- 『ジャマイカ・イン:埋れた青春』(デュ・モオリア、三笠書房) 1952年
- 『少女ペンのクリスマス・イブ』(キャステルハン、秋元書房) 1956年
- 『乙女の祈り』(ジョーン・フレミング、東京創元社、クライム・クラブ14) 1958年
- 『制服の処女』(秋元書房) 1958年
- 『土曜日のデイト』(ヘッドレイ、秋元書房) 1958年
- 『ディアーヌの初恋』(ヘッドレイ、秋元書房) 1958年
- 『わたしのお医者さま』(リチャード・ゴードン、三笠書房) 1959年
- 『はつ恋ノート』(デュ・ジャーディン、秋元書房) 1959年
- 『盲目の悪漢』(イヴリン・バークマン、東京創元社、クライム・クラブ29) 1959年
- 『美しき十四才』(マスグレイヴ、秋元書房) 1960年
- 『失踪当時の服装は』(ヒラリー・ウォー、東京創元社、創元推理文庫) 1960年
- 『ジュニア舞踏会』(サマーズ、秋元書房) 1961年
- 『彼はドライブ狂』(フェルセン、秋元書房) 1962年
- 『水平線の男』(ヘレン・ユースティス、東京創元社、創元推理文庫) 1963年
- 『あの時知っていたら』(デビイ・レイノルズ、秋元書房) 1964年
- 『ハーレム街の少女ギャング』(キティ・ハンソン、恒文社、F6・Books) 1965年
- 『マリアンの友だち』(N・ジョンソン、秋元書房) 1966年
- 『愛すれど心さびしく』(マッカラーズ、秋元書房) 1969年
- 『裸足のイサドラ』(シュウェル・ストークス、角川書店、角川文庫) 1970年