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山下裕二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山下 裕二(やました ゆうじ、1958年6月15日[1] - )は、日本美術史家美術評論家明治学院大学教授。

来歴

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広島県呉市生まれ。はじめの演奏家をめざす[要出典]東京大学文学部美術史学科卒業[2]同大学院修了[3]。東京大学では辻惟雄に師事し、日本美術史を専攻し室町時代水墨画を研究。1990年より明治学院大学文学部芸術学科で教鞭をとる[2]。現在同大学教授

1996年赤瀬川原平と「日本美術応援団[注釈 1]」を結成し団長を務める[2]。専門外でも様々な絵師画家、作品を応援し、その普及と再評価に努めている。『日本美術全集』全20巻(小学館、2012年 - 2016年[4])の編集委員を務めた[5]

人物

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  • 山下はテレビや雑誌などの様々な媒体に登場して日本美術の普及に努めているが、2017年に「(1996年の)日本美術応援団結成当時は日本美術を積極的に見ようとする人が極めて少なかったが、その後展覧会の観客動員数やテレビの美術番組の視聴率も、西洋美術より日本美術の方が上回るようになり、日本美術をめぐる状況は劇的に変わった」と述べており、日本社会において日本美術の地位が大きく向上したことを指摘している[3]
  • 山下が監修した2019年の東京都美術館での展覧会「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」では、東大時代の恩師の辻惟雄を特別顧問として招聘した[6]

著書

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主な共著

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その他の活動

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脚注

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注釈

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  1. ^ 団員2号南伸坊、団員3号井浦新[3]

出典

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.350
  2. ^ a b c プロフィール - 九州市民大学
  3. ^ a b c 自著を語る - 本の窓 小学館(アーカイブ)
  4. ^ 「日本美術全集」は、日本の心が紡いできた比類なき“美”を受け継ぎ、未来へと開かれた全集です。 - 小学館
  5. ^ 日本美術全集の刊行にあたって - 小学館
  6. ^ 美術史家の辻惟雄さん、「奇想の系譜」展を語る 美術展ナビ 2018年11月2日
  7. ^ ドラえもんが現代アートに!?見どころ満載の「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」『小学館 DIME』2017年11月8日(2023年7月6日閲覧)

関連項目

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