富川澈夫
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とみかわ すみお 富川 澈夫 | |
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本名 | 富川 澈夫 |
別名義 | 富田 浩史 |
生年月日 | 1941年1月11日 |
没年月日 | 不詳年 |
出生地 |
東京府東京市 (現・東京都) |
職業 | 俳優 |
活動期間 | 1962年 - 1994年 |
富川 澈夫 (とみかわ すみお、1941年1月11日[1][2] - 没年不明)は、日本の俳優。本名は同じ[1][2]。
東京市(現・東京都)出身[1][2]。六月劇場[1]を経て、サヴァーグループに所属していた[2]。
来歴・人物
[編集]実相寺昭雄作品の出演や、同じ六月劇場出身の岸田森との共演も多い。
1970年代のテレビドラマに多数出演し、陰湿な悪役や、屈折した青年の役を数多く演じた。その一方で、心優しい青年の役まで幅広くこなした個性派バイプレイヤーである。
1969年10月から1970年8月までTBSラジオにて『夜のバラード』のパーソナリティを、藤田とし子と共に担当していたこともある[3][4]。
1981年頃には"富田浩史"名義で活動していた[1]。
2012年に日本映画専門チャンネルで『赤頭巾ちゃん気をつけて』が放送された際の岡田裕介(東映会長=当時)へのインタビューにて「富川は故人である」と言及されているが、没年は不明[要出典]。2016年12月には映像コンテンツ権利処理機構に「放送番組に出演された富川澈夫様をさがしています」(大河ドラマ『春の波涛』)という募集が掲載された[5]。
出演作品
[編集]テレビドラマ
[編集]- テレビ指定席 / 汚れた小さな手(1962年、NHK)
- おかあさん(1964年、TBS)
- 新選組血風録 第16話「襲撃木屋町二條」(1965年、NET / 東映) - 新選組隊士・牧平馬
- これが青春だ(1966年 - 1967年、NTV / 東宝 / テアトルプロ)- 田代
- 若者たち 第21回「合理化」(1966年、CX)
- 東芝日曜劇場 限りある日を愛に生きて(1967年、TBS)
- 泣いてたまるか 第34話「ウルトラおやじとひとりっ子」(1967年、TBS) - 床屋の息子・勇二
- 木下恵介アワー / もがり笛(1967年、TBS)
- でっかい青春(1967年、NTV / 東宝)- 加賀信一
- 三匹の侍 第5シリーズ 第22話「燃える」(1968年、CX) - 数馬
- 帰って来た用心棒 第15話「暁に待つ」(1968年、NET) - 勇作
- NHK劇場 / 愛された人々(1968年、NHK)
- おやじとオレと(1969年、NTV)
- 天を斬る 第3話「待ち伏せ」(1969年、NET / 東映) - 村越新八郎
- 新平四郎危機一発 第6話「まぼろしの女」(1969年、TBS) - GSブルースパロウズのボーカル・玉城しげる
- ポーラテレビ小説 / パンとあこがれ(1969年、TBS)
- ファミリー劇場 / めぐり逢い(1970年、NTV)
- 輪島恋歌(1971年、TBS)
- 軍兵衛目安箱 第19話「密告」(1971年、NET / 東映) - 伍平
- 大江戸捜査網 第68話「十手をすてた男」(1972年、12ch) - 青山秀之助
- ウルトラマンA 第22話「復讐鬼ヤプール」(1972年、TBS / 円谷プロ) - 坂井次郎 / 宇宙仮面
- 連続テレビドラマ(CBC)
- 落葉樹(1972年)
- 超人バロム・1 第28話「魔人クビゲルゲが窓からのぞく!!」(1972年、YTV / 東映) - 影小路公彦 / クビゲルゲ
- トリプルファイター 第22話「帰ってきたガス博士」(1972年、TBS / 円谷プロ)- 草下京介
- 緊急指令10-4・10-10 第26話「非行少女カオリ」(1972年、NET / 円谷プロ)- 野末豊
- 木枯し紋次郎 第2部 第7話「海鳴りに運命を聞いた」(1972年、CX / C.A.L)- 清三郎
- ファイヤーマン 第6話「遊星ゴメロスの秘密」(1973年、NTV / 円谷プロ)- 竹原博士
- ロボット刑事 第26話「バドー火星に死す!!」(1973年、CX / 東映)- 霧島ジョージ / バドー
- 太陽にほえろ!(NTV / 東宝)
- 第71話「眠りの中の殺意」(1973年)- 中村一夫
- 第118話「信じあう仲間」(1974年)- 大高秀雄
- 第239話「挑発」(1977年)- 長尾
- 第257話「山男」(1977年)- 森山治
- 第280話「狼」(1977年)- 北条毅
- 第342話「何故」(1979年)- 北野清行(石田守)
- 第646話「うそ」(1985年) - 宮本浩
- 第670話「ドック潜入! 泥棒株式会社」(1985年) - 柴崎武
- 唖侍鬼一法眼(1973年、NTV)
- 銭形平次(CX / 東映)
- 第404話「憎まれっ子」(1974年) - 喜助
- 第551話「花と泥」(1976年) - 佐和吉
- 第576話「人情寄席ばやし」(1977年) - 花川戸助八
- 第617話「おゆき」(1978年) - 太一
- 第720話「消えぬ傷あと」(1980年) - 代七 ※富田浩史名義
- おしどり右京捕物車 第16話「闇(やみ)」(1974年、ABC) - お役者 常
- ぶらり信兵衛 道場破り 第49話「いもうと」(1974年、CX) - 竹二郎
- 事件狩り(1974年、TBS)
- 座頭市物語 第15話「めんない鴉の祭り唄」(1975年、CX) - 卯之吉
- 俺たちの旅 第9話「男はいつか愛を知るのです」(1975年、NTV / ユニオン映画)- 寺田
- 俺たちの勲章 第1話「射殺」(1975年、NTV / 東宝)- 高岡
- 長崎犯科帳 第19話「呪いの連発銃」(1975年、NTV / ユニオン映画) - 大村純旦
- 破れ傘刀舟 悪人狩り 第67話「初姿おんな鉄火纏」(1976年、NET / 三船プロ) - 堀田又七郎
- 痛快!河内山宗俊 第16話「夜明けに消えた男星」(1976年、CX) - 高濱右京之介
- 必殺シリーズ(ABC / 松竹)
- 必殺からくり人・血風編 第8話「帰らぬ愛に泣く紅い旅」(1976年) - 椿左近
- 必殺仕事人 第22話「登城する大名駕籠はなぜ走るのか?」(1979年) - 大田原和之
- 大都会 闘いの日々 第25話「アバンチュール」(1976年、NTV / 石原プロ)- 谷口(潮会幹部)
- 桃太郎侍 (NTV / 東映)
- 第5話「ああ・涙のつばめ返し」(1976年) - 河井英介
- 第86話「大当り貧乏くじ」(1978年) - 市松
- 第202話「大江戸翔んでる女たち」(1980年) - 近海屋徳次郎 ※富田浩史名義
- 第239話「恋って奴ァむずかしい!」(1981年) - 徳次郎 ※富田浩史名義
- 遠山の金さん 杉良太郎版 第69話「お白州に小判の雨が降る!」(1977年、NET/東映) -銀次郎
- いろはの"い" 第25話「スキャンダル」(1977年、NTV / 東宝) - 山中カズオ
- 森村誠一シリーズ『腐蝕の構造』第1話(1977年、MBS) - 沢国夫
- 華麗なる刑事 第19話「ロックンローラーは狼の匂い」(1977年、CX / 東宝) - 凶悪バンドのリーダー格の男
- 横溝正史シリーズII 『仮面劇場』(1978年、MBS / 東宝) - 甲野静馬
- スターウルフ 第10話「宇宙を燃やす大激戦」(1978年、YTV / 円谷プロ) - ササール星宇宙港基地隊員
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風IV 第10話「岡っ引の娘」(1979年、CX / 東宝) - 千太
- 半七捕物帳 第10話「張子の虎」(1979年、ANB / 歌舞伎座テレビ) - 吉助
- 大捜査線 第5話「ひとりだけの密月旅行」(1980年、CX / ユニオン映画) - タテヤマ
- 警視-K 第1話「そのしあわせ待った!」(1980年、NTV) - 上山久志 ※富田浩史名義で出演
- 走れ!熱血刑事 第20話「謎の失踪者」(1981年、ANB / 勝プロ) - 笠原サトシ ※富田浩史名義で出演
- プロハンター 第9話「怪盗VS.探偵」(1981年、NTV / セントラル・アーツ) - タツミ(社長秘書) ※富田浩史名義で出演
- 連続テレビ小説 / 本日も晴天なり (1981年、NHK) - 川西 ※富田浩史名義で出演
- 鬼平犯科帳(ANB / 中村プロ / 東宝)
- 女捜査官 第6話「赤い暴走族・血の復讐」(1982年、ABC) - テラオカタケシ
- ザ・サスペンス / 白い誘惑(1984年、TBS)
- 私鉄沿線97分署 第18話「あんたが悪い!? モテモテマン!!」(1985年、ANB / 国際放映) - 木下
- 大河ドラマ / 春の波涛(1985年、NHK) - 小山内薫
- 銭形平次 第23話「五年ぶりの給金」(1987年、NTV / ユニオン映画) - 荒木左内
- 金田一耕助の傑作推理 第8作「殺人鬼」(1988年、TBS)
- NEWジャングル 第23話「瀬戸大橋・忍ぶ愛」(1988年、NTV / 東宝)- 野口
- 鬼平犯科帳 第2シリーズ「雨乞い庄右衛門」(1991年、CX / 松竹) - 破目の伊太郎
- 鞍馬天狗 第十八話「兄を斬れ! 無情の掟」(1991年、TX / 松竹) - 平岡忠太郎
- 土曜ワイド劇場(1991年、ANB)
- 松本清張作家活動40周年記念ドラマ 一年半待て(松竹)- 高森英之助
- 牟田刑事官事件ファイル 第15作「神戸横浜 港町連続殺人」 - 水原刑事
- 月曜ドラマスペシャル / 湯けむり中居純情日記 第3作(1994年、TBS)
ラジオ
[編集]映画
[編集]- 仇討(1964年11月1日、東映)
- 弾痕(1969年、東宝)
- 赤頭巾ちゃん気をつけて(1970年、東宝) - 小林
- 父ちゃんのポーが聞える(1971年、東宝)
- 曼陀羅(1971年、ATG) - 守
- 夜の診察室(1971年、大映) - 中沢和彦
- 蜘蛛の湯女(1971年、大映)
- にっぽん三銃士(東宝)- 青シャツ
- にっぽん三銃士 おさらば東京の巻(1972年)
- にっぽん三銃士 博多帯しめ1本どっこの巻(1973年)
- 二十歳の原点(1973年、東京映画)- 中村
- 野獣狩り(1973年、東宝) - 綾小路雅也
- 夕映えに明日は消えた(1973年、東京映画)[注釈 1]
- ロスト・ラブ あぶら地獄(1974年、日活) - 夏目順一
- 東京湾炎上(1975年、東宝) - 片山機関士[6]
- はつ恋(1975年、東宝)
- 歌麿 夢と知りせば(1977年、日本ヘラルド映画) - 郡主膳
- 海峡(1982年、東宝)
- エル・オー・ヴィ・愛・N・G(1983年、東宝)
- しのぶの明日(1984年、日本ヘラルド映画)
吹き替え
[編集]- 水曜ロードショー (日本テレビ)
- クレオパトラ - ロディ・マクドウォール
- ボルサリーノ - ライオネル・ヴァトラン
- ボルサリーノ2 - ライオネル・ヴァトラン
- 突破口! - アンディ・ロビンソン
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 未公開。
出典
[編集]- ^ a b c d e 『日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、139頁。
- ^ a b c d 『日本タレント名鑑1993』VIPタイムズ社、1993年、226頁。
- ^ “TBSラジオプログラム 1970年8月” (PDF). 2013年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月14日閲覧。
- ^ 『詩集 夜のバラード』(サンリオ山梨シルクセンター出版部刊、1970年)「夜のバラード」について 出演者と放送時間参照
- ^ “放送番組に出演された富川澈夫様をさがしています”. 一般社団法人 映像コンテンツ権利処理機構aRma. 2021年3月21日閲覧。
- ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 538, 「主要特撮作品配役リスト」
参考文献
[編集]- 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸、東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。