宮田慶子
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宮田 慶子(みやた けいこ、1957年7月7日 - )は、東京都出身の日本の演出家。劇団青年座(文芸部)所属。新国立劇場演劇研修所所長。日本劇団協議会常務理事。
学習院女子高等科を経て、学習院大学文学部国文学科中退後、青年座研究所を修了、1980年青年座(文芸部)入団。学習院女子高等科および学習院大学では演劇部に所属。1983年『ひといきといき』作・演出でデビューした。劇団青年座のほか、松竹、新国立劇場、ホリプロ、パルコ主催の作品を数多く手がけている。2010年9月〜2018年8月新国立劇場演劇部門芸術監督。2016年4月〜新国立劇場演劇研修所所長。
受賞歴
[編集]- 1990年(平成2年)、第45回文化庁芸術祭賞(『セイムタイム・ネクストイヤー』[1])
- 1994年、第29回紀伊国屋演劇賞個人賞(『MOTHER』)
- 1997年、第5回読売演劇大賞優秀演出家賞(『フユヒコ』)
- 1999年(平成10年度)芸術選奨新人賞(『ディアー・ライアー』)
- 2001年、第9回読売演劇大賞最優秀演出家賞受賞(『セイムタイム・ネクストイヤー』、『赤シャツ』、『悔しい女』、『サラ』)
- 2002年(2001年度)、第43回毎日芸術賞(第4回千田是也賞)(『赤シャツ』、『サラ』、『悔しい女』)[2]
- 2019年、第6回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞受賞(『消えていくなら朝』の演出)[3]
主な演出作品
[編集]- ひといきといき - 1983年、青年座
- ブンナよ、木からおりてこい(水上勉作) - 1985年、青年座
- セイタイム・ネクストイヤー - 1990年、加藤健一事務所
- MOTHER-君わらひたまふことなかれ(マキノノゾミ作)- 1994年、青年座
- フユヒコ (マキノノゾミ)- 1997年、青年座
- 愛は謎の変奏曲 - 1998年、松竹
- ディアー・ライアー 1998年11月 新国立劇場
- 恋の三重奏(アラン・エイクボーン作)- 1999年、松竹
- パーフェクト・デイズ - 2000年、ホリプロ
- 赤シャツ (マキノノゾミ)2001年4月 青年座
- 悔しい女 (土田英生作)- 2001年11月、青年座
- おやすみの前に - 2002年、パルコ
- ノイズオフ - 2002年、ホリプロ
- エレファント・マン - 2002年、ホリプロ
- 伝説の女優 - 2002年、ダンカン
- 越路吹雪物語 - 2003年、コマプロダクション
- サラ 2003年4月 松竹
- ふたたびの恋 - 2003年、パルコ
- 7ストーリーズ 2003年12月 シアター21
- グリマーアンドシャイン 2005年5月 シアター21
- 燕のいる駅 - 2005年、フジテレビジョン・関西テレビ放送
- 屋上庭園/動員挿話 - 2005年、新国立劇場
- 妻をめとらば~晶子と鉄幹~ - 2006年、新歌舞伎座
- 東京原子核クラブ(マキノノゾミ作)- 2006年・2008年、俳優座劇場
- ペテン師と詐欺師 - 2006年・2007年(再演)、ホリプロ
- 紫式部ものがたり - 2006年・2008年(再演)、松竹
- 忘れられない人 - 2007年、フジテレビジョン
- 朱雀家の滅亡(三島由紀夫作)2007年12月 あうるスポット
- 帰り花 - 2008年、(社)日本劇団協議会
- グリーンフィンガーズ 2009年2月
- ガブリエル・シャネル - 2009年・2011年(再演)、松竹
- 君と見る千の夢 2010年5月
- ヘッダ・ガーブレル(イプセン作)- 2010年、新国立劇場
- わが町(ソーントン・ワイルダー作)- 2011年、新国立劇場
- をんな善哉(鈴木聡作)- 2011年 青年座
- 朱雀家の滅亡(三島由紀夫作) - 2011年9月-10月、新国立劇場
- 負傷者16人 - 2012年、新国立劇場
- 真田十勇士(中島かずき作)- 2013年、赤坂ACTシアター、中日劇場、梅田芸術劇場メインホール
- 横濱短篇ホテル(マキノノゾミ)2013年4月 青年座
- ピグマリオン(バーナード・ショウ)ー2013年11月、新国立劇場
- 永遠の一瞬(ドナルド・マーグリーズ)2014年7月 新国立劇場新国立劇場
- 地の乳房(水上勉)2014年10月 青年座
- パッション(ソンドハイム / ジェームス・ラパイン)2015年10月 新国立劇場
- オーファンズ - 2016年、東京芸術劇場シアターウエスト、新神戸オリエンタル劇場
- 月こうこう・風そうそう(別役実)2016年 新国立劇場
- わが兄の弟(マキノノゾミ)2017年 青年座
- 君が人生の時(ウィリアム・サローヤン)2017年 新国立劇場
- 同郷同年(くるみざわしん)2017年 日本劇団協議会
- 砂塵のニケ(長田育恵作)2018年 青年座
- 消えていくなら朝(蓬莱竜太作)2018年 新国立劇場
- クィーン・エリザベス 2019年 松竹
- 北斎漫画 (矢代静一) 2019年 グローブ座
- DNA (中村ノブアキ) 2019年 青年座
- エレファント・ソング 2022年 PARCO劇場
- ようこそ、ミナト先生 2022年 東京・新国立劇場 中劇場、梅田芸術劇場メインホール
- 金閣炎上 2023年 青年座
- キャメロット 2023年 松竹
脚注
[編集]- ^ "昭和61年度(第41回)- 平成7年度(第50回)芸術祭賞一覧."文化庁公式サイト「文化庁芸術祭賞受賞一覧」. 2024年9月4日閲覧。
- ^ "毎日芸術賞受賞作候補作一覧."文学賞の世界. 2024年9月4日閲覧。
- ^ "第六回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞選考結果."早川清文学振興財団公式サイト. 2024年9月4日閲覧。
外部サイト
[編集]- 宮田慶子オフィシャルサイト - ウェイバックマシン(2016年10月4日アーカイブ分)