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大黒大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大黒大橋
横浜スカイウォークより。中央やや左の斜張橋が大黒大橋。その隣の2段トラス橋は首都高速神奈川5号大黒線
基本情報
日本の旗 日本
所在地 神奈川県横浜市鶴見区
用途 道路橋
着工 1971年10月
竣工 1974年10月
座標 北緯35度28分7秒 東経139度40分34.7秒 / 北緯35.46861度 東経139.676306度 / 35.46861; 139.676306
構造諸元
形式 斜張橋
材料 鉄鋼
全長 736.5m
20.2m
高さ 65.9m(主塔高さ)
桁下高 23.1m(最大高さ)
最大支間長 165.38m
地図
大黒大橋の位置(横浜市内)
大黒大橋
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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大黒大橋(だいこくおおはし)は、神奈川県横浜市鶴見区大黒町大黒埠頭の間に架かる橋梁である。

歴史

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大黒町北部は1928年昭和3年)から1936年にかけて神奈川県により工業用地として埋め立てられ、戦後の高度経済成長に合わせて1955年から1961年にかけて横浜市により南側に拡張された[1]。さらにその南方に、1971年より島式の埠頭である大黒埠頭の埋立が始められた[2]。港湾の物流を担うべく、1971年10月から3年の工期、総事業費約43億円を投じて大黒町と大黒埠頭の間に建設され、1974年10月に竣工した。主塔と橋桁は、当初は朱色に塗装されていたが90年代後半に白色へ塗装が変更される。1989年には、東側に隣接して首都高速神奈川5号大黒線が開通した。

構造

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大黒町側から2径間のPC桁、3径間連続鋼桁、2径間の斜張橋、3径間連続鋼桁、あわせて10スパンで構成される。ケーブルは門型の主塔から2面、2本ずつファン型に張られ、計8本で橋桁を支える。斜張橋部分の支間長は、大黒町側が100.5m、大黒埠頭側が165.38m。上部構造は、車道は各車線幅3.25mで、往復各2車線。両側に幅2mの歩道が付設されている。路側帯中央分離帯を含め、総幅員は20.2m。航路限界は、大黒町側が幅63m、大黒埠頭側が幅92m、高さは20.5mが確保されている[3]

眺望

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西側に開けており、横浜港横浜みなとみらい21越しに富士山丹沢山地を望むことができる。3月7~8日頃と10月5~6日頃の日没時にはダイヤモンド富士が見られる[4]ことから、「鶴見川からの富士」のスポットの一つとして関東の富士見百景に選定された[5]。大黒町側の「大黒大橋」バス停へは、鶴見駅前と大黒埠頭方面を結ぶ横浜市営バス(17系統)のほか、平日朝夕を中心に生麦横浜さとうのふるさと太平洋製糖横浜工場。企業博物館は2004年閉館)を結ぶ便(横浜市営バス181系統)が運行されている。橋は駐停車禁止場所に指定されている。

脚注

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  1. ^ 鶴見の産業”. 「つるみ このまち このひと」編集委員会、鶴見区役所 (2014年3月13日). 2017年4月28日閲覧。
  2. ^ 横浜港の概要 大黒ふ頭”. 横浜市港湾局 (2015年1月15日). 2017年4月28日閲覧。
  3. ^ 横浜市港湾局 『大黒大橋』
  4. ^ 関東の富士見百景 ダイヤモンド富士”. 国土交通省関東地方整備局. 2017年4月28日閲覧。
  5. ^ 関東の富士見百景 神奈川県の選定景”. 国土交通省関東地方整備局. 2017年4月28日閲覧。

参考文献

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  • 横浜市港湾局『大黒大橋』1971年。 

関連項目

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