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大西広樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大西 広樹
東京ヤクルトスワローズ #44
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 奈良県香芝市
生年月日 (1997-11-08) 1997年11月8日(26歳)
身長
体重
175 cm
84 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2019年 ドラフト4位
初出場 2020年6月21日
年俸 3200万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

大西 広樹(おおにし ひろき、1997年11月8日 - )は、奈良県香芝市出身のプロ野球選手投手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。

経歴

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プロ入り前

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小学校から軟式野球を始める。

大阪商業大学高等学校では2年秋からエースとなるが、甲子園大会出場はなかった。大学に進学することを決め、「絶対プロの世界にいきたい」と語った[2]

大阪商業大学に進学し、1年から公式戦に出場する。関西六大学野球連盟の大学時代のリーグ通算成績は27勝2敗で[3]、ベストナインを2度受賞し、最優秀投手を3度獲得した[4][5]。大阪商業大学時代の同期には、橋本侑樹小野寺暖がいる。

2019年度新人選手選択会議で、東京ヤクルトスワローズから4位指名を受け、11月26日に契約金4700万円、年俸720万円で仮契約を結んだ[6]背番号44

ヤクルト時代

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2020年は開幕を一軍で迎える。6月21日の対中日ドラゴンズ戦(明治神宮野球場)では2番手としてプロ初登板し、1回無失点だった[7]。8月5日の対広島カープ戦(神宮)で初先発し、5回2失点だった[8]。5試合の登板で1敗、防御率5.00だった。

2021年は5月27日に一軍登録される[9]。6月1日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦(明治神宮野球場)で3番手として登板。無失点で抑え直後に味方が逆転し、プロ初勝利を挙げた[10]。最終的に33試合に登板し、3勝0敗7ホールド、防御率2.82を記録[11]。オフに、620万円増となる推定年俸1400万円で契約を更改した[11]

2022年は開幕を一軍で迎えるが、7月にチーム内で新型コロナウィルスの陽性者が続出し、大西も7月10日に陽性が判明し一時離脱[12]。この影響で、シーズン終盤は体力にも影響があったが、キャリアハイの43試合に登板し、防御率4.45の成績を残した[13]

選手としての特徴

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直球の最速は152km/h[14]。変化球はフォーク、シュート、スライダー、カットボール、シンカーを投じる[15]。大学時代、ランディ・メッセンジャーから絶賛されたことがある[16][17]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2020 ヤクルト 5 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 44 9.0 14 1 5 0 0 6 0 0 5 5 5.00 2.11
2021 33 0 0 0 0 3 0 0 7 1.000 159 38.1 36 4 12 1 2 24 3 0 12 12 2.82 1.25
2022 43 1 0 0 0 3 2 0 3 .600 260 58.2 74 8 15 4 2 42 1 0 34 29 4.45 1.52
2023 46 0 0 0 0 2 2 0 6 .500 226 55.0 53 3 12 3 3 35 2 0 23 22 3.60 1.18
2024 60 0 0 0 0 9 1 1 23 .900 235 60.1 53 3 12 3 2 31 2 0 12 9 1.34 1.08
通算:5年 187 2 0 0 0 17 6 1 39 .739 924 221.1 230 19 56 11 9 138 8 0 86 77 3.13 1.29
  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最多

年度別守備成績

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投手












2020 ヤクルト 5 1 3 0 1 1.000
2021 33 1 12 0 0 1.000
2022 43 5 8 1 1 .929
2023 46 0 7 0 0 1.000
2024 60 1 12 1 2 .929
通算 187 8 42 2 4 .962
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録
投手記録
打撃記録
  • 初打席:2020年8月5日、対広島東洋カープ7回戦(明治神宮野球場)、2回裏に野村祐輔から空振り三振
その他の記録

背番号

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  • 44(2020年 - )

登場曲

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  • 「オレガヤレバ」寿君(2020年 - 2021年)
  • 「闘う貴方へ」Express(2021年 - )

脚注

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  1. ^ ヤクルト - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2023年12月5日閲覧
  2. ^ 大阪No・1右腕散る…大商大高・大西16Kも延長で涙」『スポニチ Sponichi Annex』2015年7月22日。2021年6月1日閲覧
  3. ^ ヤクルトのドラ4位右腕・大西広樹、苦い思い出が残る神宮で踏み出したプロでの第一歩」『THE DIGEST』2020年6月22日。2020年9月19日閲覧
  4. ^ 大西広樹」週刊ベースボールONLINE。2020年9月16日閲覧
  5. ^ ドラフト候補の大商大・大西が最優秀選手賞と最優秀投手賞の2冠 関西六大学リーグ全日程終了」『スポーツ報知』2019年10月16日。2021年6月1日閲覧
  6. ^ ヤクルトD4位、大西が合意「1年目から勝負だと思って臨む」サンケイスポーツ 2019年11月26日掲載
  7. ^ 【ヤクルト】ドラフト4位・大西広樹、デビュー戦で1回無失点「すごく緊張しました」スポーツ報知 2020年6月21日掲載
  8. ^ 【ヤクルト】5登板の大西広樹は60万円増で初更改 新人でチーム3年ぶり開幕1軍」『スポーツ報知』報知新聞社、2020年11月26日。2020年11月26日閲覧
  9. ^ セ・リーグ公示(27日) プロ野球」『時事ドットコム』2021年5月27日。2021年6月1日閲覧
  10. ^ ヤクルト2年目の大西 プロ初勝利、3番手で2回零封 ウイニングボールは「両親にあげたい」」『スポニチ Sponichi Annex』2021年6月1日。2021年6月1日閲覧
  11. ^ a b ヤクルト大西620万円アップの年俸1400万円でサイン「来年は勝ちパターン」入りを目指す」『スポーツニッポン』2021年12月6日。2022年1月5日閲覧
  12. ^ 【ヤクルト】新たに塩見泰隆、中村悠平ら9人陽性判明、阪神戦2日連続中止 計27人の緊急事態」『日刊スポーツ』2022年7月10日。2023年7月14日閲覧
  13. ^ 中継ぎ右腕のヤクルト・大西広樹が契約更改 4年目の来季に向け「1年間しっかり通して維持できるように」」『サンスポ』2022年12月2日。2023年7月14日閲覧
  14. ^ ヤクルト4位の大商大148キロ右腕・大西 中日2位・橋本と“共闘”」『デイリースポーツ online』2019年10月17日。2021年6月1日閲覧
  15. ^ 阪神 第2の近本発掘へ 3・15VS大商大 ドラフト候補3人をチェックする」『スポーツニッポン』2019年1月7日。2020年9月16日閲覧
  16. ^ ヤクルト ドラ4大西に指名あいさつ「プロの打者にも同期入団の投手にも負けたくない」」『スポニチ Sponichi Annex』2019年10月21日。2021年6月1日閲覧
  17. ^ メッセンジャーが阪神封じた大商大・大西広樹に衝撃」『日刊スポーツ』2019年3月15日。2021年6月1日閲覧
  18. ^ 真中満氏「よく抑えましたよね」ヤクルト・大西、無死二、三塁のピンチを無失点でプロ初セーブ!」『BASEBALL KING』2024年7月20日。2024年7月21日閲覧

関連項目

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外部リンク

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