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大坂金助

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大坂金助

大坂 金助(おおさか きんすけ[1]1845年11月26日弘化2年10月27日[2] - 1925年大正14年)3月12日[3])は、日本政治家貴族院議員、衆議院議員[4]青森市会議員[5])、青森県の大地主[1]醸造[1]、青森県多額納税[6][7]資産家[8]実業家。青森商業会議所会頭[4][5]。族籍は青森県平民[2][7]

経歴

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陸奥国津軽郡蜆貝村(現・青森県青森市)出身。大坂彌吉の長男[2][9]漢学を修めた[2]。幼くして両親と死別して孤児となった[5]。一時ヤクザの世界に身を置いた[5]。塩町に貸座敷・大金楼を開業した[5]。のち酒造業、質屋を開いた[5]清酒醸造兼金銭貸付業を営んだ[1]

青森商業銀行、青湾貯蓄銀行、青森電燈会社、青森瓦斯会社などを設立した[5]。青森商業銀行、青湾貯蓄銀行各頭取[10][11]、青森電燈、青森倉庫、青森瓦斯各社長[4][10][11]、青湾貯蓄銀行、歌舞伎座各取締役などをつとめた[10][11]

1908年5月、第10回衆議院議員総選挙に青森市選挙区から出馬して当選[12]立憲政友会に所属[4]1915年3月の第12回総選挙でも当選し、衆議院議員を通算二期務めた[12]。また、1918年12月26日、貴族院多額納税者議員に任じられ[13]1920年8月24日に辞職した[14][15]

人物

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身を微賤より起こし一代にして巨万の富を造り青森市の有力者となった[3]貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有する[16]。直接国税総納額は、1890年出版の『帝国議会議員選挙者名鑑』によると「507円94銭1厘」[17]、1925年6月1日現在は「8514円73銭」である[16]。住所は青森県青森市大町[7](現本町)。

栄典

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家族・親族

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大坂家
  • 父・彌吉(青森平民)[7][9]
  • 養女・きの1861年 - ?、青森平民・其田永吉の三女)[7]
    • 金四郎1894年 - ?、離縁養子・金次郎[2][9]、あるい金次[7]の長男)
    • 一郎1898年 - ?、養子・吉彌の養子)[7][9]
  • 曾孫[9]

脚注

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  1. ^ a b c d 『日本現今人名辞典』を45頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年3月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e 『人事興信録 第3版』を147頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年4月22日閲覧。
  3. ^ a b 『青森県人名録』229頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年11月20日閲覧。
  4. ^ a b c d 『衆議院議員略歴 第1回乃至第19回』99頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年4月22日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g 大坂 金助とはコトバンク。2016年11月20日閲覧。
  6. ^ 『日本紳士録 第17版』全国多額納税者 青森県之部13頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年11月28日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g 『人事興信録 第4版』を87頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年11月20日閲覧。
  8. ^ 『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』5頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年11月28日閲覧。
  9. ^ a b c d e 『人事興信録 第6版』を107頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年11月20日閲覧。
  10. ^ a b c 『日本全国諸会社役員録 第31回』351 - 363頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年11月20日閲覧。
  11. ^ a b c 『日本全国諸会社役員録 第25回』614 - 630頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年11月20日閲覧。
  12. ^ a b 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』126頁。
  13. ^ 『官報』第1921号、大正7年12月27日。
  14. ^ 『官報』第2420号、大正9年8月25日。
  15. ^ 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』190-191頁。
  16. ^ a b 『貴族院多額納税者名鑑』366頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年12月23日閲覧。
  17. ^ 『帝国議会議員選挙者名鑑』第二編 貴族院多額納税者47頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年12月23日閲覧。
  18. ^ a b 『紺綬褒章名鑑 賞勲局百年資料集 大正8年〜昭和16年』492頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年10月4日閲覧。

参考文献

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  • 後藤本馬編『帝国議会議員選挙者名鑑』金松堂、1890年。
  • 『日本現今人名辞典』日本現今人名辞典発行所、1903年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第3版』人事興信所、1903 - 1911年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第17版』交詢社、1912年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年。
  • 全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査時事新報社、1916年。
  • 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 第25回』商業興信所、1917年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第6版』人事興信所、1921年。
  • 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 第31回』商業興信所、1923年。
  • 織田正誠編『貴族院多額納税者名鑑』太洋堂出版部、1926年。
  • 東奥日報社編『青森県人名録』東奥日報社、1933年。
  • 衆議院事務局編『衆議院議員略歴 第1回乃至第19回』衆議院事務局、1936年。
  • 総理府賞勲局編『紺綬褒章名鑑 賞勲局百年資料集 大正8年〜昭和16年』大蔵省印刷局、1986年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。