教育 (東京事変のアルバム)
『教育』 | ||||
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東京事変 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2004年 | |||
ジャンル | J-POP、ボサノヴァ、ロック、ブルース、シャンソンなど[1] | |||
時間 | ||||
レーベル | 東芝EMI/Virgin Music | |||
プロデュース | 東京事変、井上雨迩 | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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東京事変 アルバム 年表 | ||||
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『教育』収録のシングル | ||||
『教育』(きょういく 英題:education)は、2004年11月25日に東芝EMI(当時)より発売された[2]、日本のバンド・東京事変の1枚目のスタジオ・アルバム。
概要
[編集]本作はシンガーソングライターの椎名林檎を擁するバンド・東京事変の1作目のオリジナル・アルバムである。デビューシングルの表題曲「群青日和」と2枚目のシングルの表題曲「遭難」、デビュー前に出演した夏フェスで先行披露されていた楽曲(「林檎の唄」「サービス」「駅前」「御祭騒ぎ」)を含む全12曲を収録[3]。
アルバム・タイトルはテレビの「教育チャンネル」から取っている[4]。
収録曲は、椎名のソロ・シングル「りんごのうた」をファンキーにアレンジし直した「林檎の唄」に始まり、曲調がボサノヴァからロックへと変化していく「入水願い」、ロックンロールの「クロール」、クラシカルなピアノ・インストゥルメンタルの「現実に於て」とその発展形となるヴォーカル曲「現実を嗤う」、ブラジリアン風味の4ビート「サービス」、ブルースとシャンソンが交配した「駅前」、マーチング・リズムの「母国情緒」まで、椎名のソロ作品以上に多岐にわたったクロスオーヴァーぶりを見せつける構成となっている[1]。
初回限定盤は三部作インデックス仕様となっている[2]。
制作の背景
[編集]「今の段階ではひとりきりで作る音楽はやり終えている」と語った椎名林檎が、以前からの夢であったというバンド形態でリリースした初のアルバムで、椎名自身は「〈おもちゃ箱をひっくり返したような〉と言ってもらえるようなアルバムを作りたかった」と話している[1][3][5]。また初期メンバーのH是都Mと晝海幹音が参加した最初で最後のアルバムでもある。
亀田誠治とH是都Mが多忙で全員のスケジュールが合う日がなかったため、わずか4日で17曲もレコーディングすることになった[6]。ドラムの刄田綴色は「そんなのやったことない」「これはヤバイんじゃないかと思うことしきりでしたね」と語っている[1]。
収録曲
[編集]椎名のソロ作品にならい、本作でも6曲目「現実に於て」と7曲目「現実を嗤う」を中心に曲のタイトルや英題がシンメトリーに配置されているほか、各曲の収録時間も表示が左右対称となるようになっている。
各曲解説
[編集]- 林檎の唄(a song of apples)
- 群青日和(ideal days for ultramarine)
- デビューシングルの表題曲。
- 入水願い(the suicide)
- タイトルは「じゅすいねがい」と読む(入水の意味はこちらを参照)。
- 遭難(a distress)
- 2枚目のシングルの表題曲。
- クロール(crawl)
- 現実に於て (back to earth)
- 現実を嗤う (laugh at facts)
- 歌詞は全編英語である(和訳詞も記載されている)。
- サービス (service)
- アルバム曲で唯一ミュージック・ビデオが制作された[注 1]。
- 2006年開催のコンサート・ツアー[注 2] では、椎名が編曲した「サービス 顔見世篇」[注 3] が使用され、メンバー全員が踊りながら片手に拡声器を持って歌った[注 4]。
- 駅前(a station)
- 御祭騒ぎ(the carnival)
- 椎名曰く「一生書けないようなポップな曲」[1]。
- 母国情緒(feelings for my motherland)
- 夢のあと(a scar of dreams)
楽曲クレジット
[編集]全作詞: 椎名林檎、全編曲: 東京事変。 | |||
# | タイトル | 作曲 | 時間 |
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1. | 「林檎の唄」 | 椎名林檎 | |
2. | 「群青日和」 | H是都M | |
3. | 「入水願い」 | 椎名林檎 | |
4. | 「遭難」 | 椎名林檎 | |
5. | 「クロール」 | 椎名林檎 | |
6. | 「現実に於て」(インストゥルメンタル) | H是都M | |
7. | 「現実を嗤う」 | 椎名林檎 | |
8. | 「サービス」 | H是都M | |
9. | 「駅前」 | 椎名林檎 | |
10. | 「御祭騒ぎ」 | 椎名林檎 | |
11. | 「母国情緒」 | 椎名林檎 | |
12. | 「夢のあと」 | 椎名林檎 | |
合計時間: |
演奏
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ミュージック・ビデオ集『tokyo incidents vol.1』に収録。
- ^ 「東京事変 DOMESTIC! Virgin LINE」と「東京事変 “DOMESTIC!”Just can't help it.」。
- ^ この音源は、CD-BOX『Hard Disk』に付属のUSBメモリーに収録された。
- ^ 振り付けは伊澤一葉が自宅の鏡の前で考えたという。
出典
[編集]- ^ a b c d e インタビュー(インタビュアー:久保田泰平)「東京事変」『『bounce』 260号』、TOWER RECORDS ONLINE、2004年11月25日 。2017年10月8日閲覧。
- ^ a b “椎名林檎の新バンド、東京事変がファースト・アルバム『教育』発表”. 『bounce』. TOWER RECORDS ONLINE (2004年9月9日). 2018年6月20日閲覧。
- ^ a b “<FRF'04>椎名林檎ワールド満開! 東京事変”. BARKS (2004年8月19日). 2018年6月20日閲覧。
- ^ 東京事変(インタビュアー:小野田雄)「『第二期東京事変、遂にアルバムをリリース!』」『ORICON STYLE ミュージック』、オリコン、2006年1月25日 。2017年10月8日閲覧。
- ^ “椎名林檎、“東京事変”のバンドヴォーカリストとして活動開始!”. BARKS (2004年5月31日). 2018年6月20日閲覧。
- ^ GUEST ROOM(インタビュアー:クリス・ペプラー)「GUEST: 東京事変」『TOKIO HOT100』、J-WAVE WEBSITE、2004年10月31日 。2018年4月29日閲覧。
外部リンク
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