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夏島町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 神奈川県 > 横須賀市 > 夏島町
夏島町
町丁
夏島町と日産自動車工場遠景(右端は野島)
地図北緯35度19分22秒 東経139度38分58秒 / 北緯35.322817度 東経139.649322度 / 35.322817; 139.649322
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横須賀市
地区 追浜地区
人口情報2023年(令和5年)4月1日現在[1]
 人口 1,276 人
 世帯数 516 世帯
面積[1]
  2.891 km²
人口密度 441.37 人/km²
郵便番号 237-0061[2]
市外局番 046(横須賀MA[3]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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夏島町(なつしまちょう)は神奈川県横須賀市の町名。丁目の設定のない単独町名である。住居表示は未実施[4]追浜地区の海側、市の北端にあり、主として埋立地からなる工場地帯である。北側は平潟湾口をはさんで横浜市金沢区に対する。

概要

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夏島はかつてあった島の名前であり、ここで発見された国指定の史跡夏島貝塚が有名。またいくつかの船舶の名の由来にもなっている(関連項目参照)。もう一つの烏帽子島とともに埋め立てられて地続きになり、夏島は現在丘として残っている。なお、対岸にある野島は元は陸繋島であり、南にある吾妻島は半島であった(現在はいずれも運河で分断されて島となっている)。夏島の名は、冬でも温暖で雪が積もらないためといわれる[5]

歴史

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歌川広重「金澤八景 野島夕照」左は野島、その右側が夏島。

夏島貝塚は、初期の縄文土器である夏島式土器が出土した標式遺跡として知られる。この土器の時期は9千年以上前とのデータがあり、この時代既に夏島に人が住み、漁労・採集・狩猟による生活を営んでいたことが明らかになっている。

江戸時代には北側のいわゆる金沢八景とともに景勝地として知られた。

明治時代前期には陸軍が横須賀港に隣接する夏島を買収した。ここには伊藤博文の別荘が建てられ、1887年に大日本帝国憲法の草稿(夏島憲法)が作られた(現在は記念碑がある)。1916年に島の周囲が埋め立てられて横須賀海軍航空隊基地(のち独立して追浜海軍航空隊)となった。戦後はアメリカ軍に接収され、1972年に返還された。その後工業地帯となり、日産自動車追浜工場住友重機械工業横須賀製造所が建設された。

世帯数と人口

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2023年(令和5年)4月1日現在(横須賀市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
夏島町 516世帯 1,276人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[6]
218
2000年(平成12年)[7]
212
2005年(平成17年)[8]
1,249
2010年(平成22年)[9]
1,367
2015年(平成27年)[10]
1,375
2020年(令和2年)[11]
1,322

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[6]
81
2000年(平成12年)[7]
83
2005年(平成17年)[8]
454
2010年(平成22年)[9]
468
2015年(平成27年)[10]
483
2020年(令和2年)[11]
498

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2022年3月時点)[12]

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[13]

町丁 事業所数 従業員数
夏島町 127事業所 9,157人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[14]
120
2021年(令和3年)[13]
127

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[14]
8,165
2021年(令和3年)[13]
9,157

施設・事業所

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その他

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日本郵便

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関連項目

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以下いずれも夏島にちなみ命名された。

出典

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  1. ^ a b c オープンデータライブラリ - 人口情報 - 住民基本台帳登載人口(町丁目別)” (XLSX). 横須賀市 (2023年4月27日). 2023年8月28日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 夏島町の郵便番号”. 日本郵便. 2023年8月29日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  4. ^ 横須賀市の町名一覧”. 横須賀市. 2023年8月29日閲覧。
  5. ^ 『三浦古尋録』
  6. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  7. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  12. ^ 通学区域一覧表”. 横須賀市 (2022年3月7日). 2023年8月29日閲覧。
  13. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  14. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  15. ^ 郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年7月17日閲覧。