増山修
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増山 修(ますやま おさむ、1974年 - )は、日本長崎県出身の画家、アニメーション美術家、脚本家。
2001年以降のスタジオジブリ作品の多くで、背景美術を担当したことで知られる[1]。
あいち造形デザイン専門学校スーパーアドバイザー デジタルハリウッド大学特任教授
経歴
[編集]- 1999年 スタジオジブリ入社後、アニメーションの背景美術に従事する。
- 2009年 株式会社インスパイアードを設立。
参加作品
[編集]テレビアニメ
[編集]- ファンタジックチルドレン(2004年、美術)
- ミヨリの森(2007年、美術監督)
- 東のエデン(2009年、美術設定)
- 東京マグニチュード8.0(2009年、セットデザインプロデューサー)
- 魔法少女まどか☆マギカ(2011年、美術プロデューサー)
- メイドインアビス(2017年、美術監督)
- 盾の勇者の成り上がり(2019年、ビジュアルアドバイザー)
- 怪物事変(2021年、美術アドバイザー)
- 幻想三國誌 -天元霊心記-(2022年、美術アドバイザー)[2]
- ブッチギレ!(2022年、美術アドバイザー)
- メイドインアビス 烈日の黄金郷(2022年、美術監督)
- シャングリラ・フロンティア(2023年、美術アドバイザー)
- わたしの幸せな結婚(2023年 - 2025年、美術監修)[3]
- アンデットガール・マーダーファルス(2023年、美術アドバイザー)
- ライザのアトリエ(2023年、美術アドバイザー)
- ダンジョン飯(2024年、美術監修)
アニメ映画
[編集]- 千と千尋の神隠し(2001年、背景)
- ハウルの動く城(2004年、背景)
- 時をかける少女(2006年、美術監督補佐)
- 崖の上のポニョ(2008年、背景)
- 星を追う子ども(2011年、背景)
- チベット犬物語 〜金色のドージェ〜(2012年、背景)
- グスコーブドリの伝記(2012年、背景)
- 君の名は。(2016年、背景)
- 天気の子 (2019年、背景)
- 劇場版総集編メイドインアビス【前編】旅立ちの夜明け(2019年、美術監督)
- 劇場版総集編メイドインアビス【後編】放浪する黄昏(2019年、美術監督)
- メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年、美術監督)
映画
[編集]その他
[編集]- めいとこねこバス(2002年、背景)
- コロの大さんぽ(2002年、背景)
- 水グモもんもん(2006年、背景)
- Je t'aime(2010年、美術監督)
- イブの時間(2010年、背景)
- 令和の唄(2020年5月、絵全般)[4][5][6]
- フリークエンジェルス(2022年、美術監督)[7]
著作
[編集]- 「学校では教えてくれない風景スケッチの法則」(日貿出版)
- 「増山修水彩画集」(日貿出版)
- 「増山 修の筆ペン1本で描く風景スケッチ」(ナツメ社)
- 「すぐに描ける!おでかけスケッチ」(JTBパブリッシング)
- 「インスパイアード背景画集」(責任編集)(株式会社ボーンデジタル)
- 「小さき足跡をいだいて」(原作・監修)(ナンバーナイン)
- 「アニメスタジオで教わる背景画の大原則」(KADOKAWA)
TV出演
[編集]- 2010年、NHK教育「あなたもアーティスト 誰でも描ける風景スケッチ9つのコツ」
- 2011年、NHK教育「あなたもアーティスト 水彩絵の具で描く 増山修のアニメ流風景スケッチ術」
- AT-X「津田健次郎presents 裏アニメ」#29~#31背景美術特集 背景美術の世界『メイドインアビス』
出典・脚注
[編集]- ^ “増山修の風景スケッチ・クロッキー - アニメーション美術の技法で描く”. 朝日カルチャーセンター. 2011年11月21日閲覧。
- ^ “STAFF/CAST”. TV ANIMATION「幻想三國誌」OFFICIAL HP. 2021年8月2日閲覧。
- ^ “スタッフ&キャスト”. アニメ『わたしの幸せな結婚』公式サイト. 2024年9月23日閲覧。
- ^ “令和の唄”. BRIDGE. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “令和の唄制作者の声”. BRIDGE. 2023年6月8日閲覧。
- ^ (日本語) 令和の唄 / HEAVENESE ヘヴニーズ (originally released on May 1 2019) 2023年6月8日閲覧。
- ^ ミリガン, マーセデス (2021年12月16日). “Post-Apocalyptic Original ‘FreakAngels’ Hits Crunchyroll in January”. Animation Magazine. 2021年12月17日閲覧。 “The series is set in Whitechapel, London’s last surviving neighborhood after a calamity struck the world years before, and follows the “FreakAngels” — a small group of psychic friends — as they protect each other and what’s left of humanity. The key creative cast includes Hiroshi Shimizu (MEGALOBOX, Blue Exorcist, Lupin III) as character designer and Studio Ghibli alum Osamu Masuyama (Made in Abyss) as art director.”
参考文献
[編集]- 日経MJ特集2011年2月4日
- マイコミジャーナル
- スタジオジブリ作品や『東のエデン』の背景美術 増山修が語る「背景美術の世界」 (2010年12月14日掲載)
- スタジオジブリ作品などの背景美術を手掛ける増山修氏が語る「Intuos4」の魅力 (2010年11月2日掲載)
- キネマ旬報 2011年6月下旬号
- 「時をかける少女ARTBOOK」
- 美術の窓 2009年12月号
- 美術の窓 2010年11月号
- 「学校では教えてくれない風景スケッチの法則」(日貿出版)
- 「増山修水彩画集」(日貿出版)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 増山修公式Webサイト
- 株式会社 インスパイアード
- 増山修の アニメーションの技法で描く風景スケッチ―エコールプランタン
- 増山修 (@MasuyamaOsamu) - X(旧Twitter)