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垂水市議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
垂水市議会
紋章もしくはロゴ
種類
種類
役職
議長
堀内貴志(無所属)
副議長
北方貞明(無所属)
構成
定数14
院内勢力
  無所属(12)
  自由民主党(1)
  日本共産党(1)
選挙
大選挙区制
前回選挙
2023年4月23日
議事堂
鹿児島県垂水市上町114
ウェブサイト
垂水市議会

垂水市議会(たるみずしぎかい)は、鹿児島県垂水市に設置されている地方議会である。

概要

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  • 定数:14人
  • 任期:2023年4月30日 - 2027年4月29日[1]
  • 選挙区:市全体を1選挙区とする大選挙区制単記非移譲式
  • 議長:堀内貴志(無所属)
  • 副議長:北方貞明(無所属)

2019年垂水市議会議員選挙

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統一地方選挙の一環として行われる2019年4月の垂水市議会議員選挙は、告示の数ヶ月前から全国紙で報道されるなど注目を集めていた。

同年2月初旬、垂水市市民館の一室で、市議選に立候補予定の池田みすずと高橋理枝子は市民や近隣自治体の女性議員ら約30人に「私たちが挑戦することで、後に女性が続いてくれたら」と訴えた。垂水市では1958年の市制施行から60年以上女性市議がいなかった。全国792市のうち市制施行以来の「女性議員ゼロ」は垂水市だけであった。この日の集会は、平神純子・南さつま市議が代表をつとめる団体「鹿児島県内の女性議員を100人にする会」によって開催された[2]

4月21日に行われた市議選では、元税理士事務所事務員の池田みすずが3位当選、高橋理枝子は次点で落選した。垂水市初の女性市議が誕生し、かつ日本において女性市議をもたなかった市はゼロとなった[3][4][5]

4月22日、自民党の川越信男市議が告示前に行ったコメントが民放番組で放送された。「女性市議が誕生したら」という趣旨の質問に対し、川越は「やりにくい。下手な言葉を言えば、セクハラ・パワハラと言われる恐れもある」「期待はないね」と答えた。この発言に批判が相次いだことから、4月23日、新聞が取材すると川越は「ちょこっと言ったことが大きくなっている。悪かったのであればおわびをします」と弁明した[6]

第25回参議院議員通常選挙を間近に控えた7月11日、次点で落選した高橋理枝子と前述の平神純子南さつま市議、社会学者の上野千鶴子の鼎談をまとめた記事(動画付)が朝日新聞に掲載された。3者の間で女性の政治参加についての議論が交わされた[7]

選挙結果

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2019年4月21日執行 当日有権者数:12,745人 最終投票率:74.21% 定数:14人 立候補者数:17人

順位 当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数
1 北方貞明 75 無所属 725
2 篠原静則 71 無所属 710
3 池田みすず 45 無所属 696
4 堀内貴志 58 無所属 681.014
5 持留良一 65 共産党 678
6 前田隆 66 無所属 661.985
7 池山節夫 69 無所属 616
8 川畑三郎 72 無所属 586
9 新原勇 58 無所属 585
10 感王寺耕造 59 無所属 577
11 梅木勇 70 無所属 575
12 徳留邦治 67 無所属 524
13 森武一 37 無所属 477
14 川越信男 65 自民党 379
15 高橋理枝子 53 無所属 355
16 堀添国尚 76 無所属 331
17 脇義人 48 無所属 231

脚注

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  1. ^ 議会議員の任期等”. 鹿児島県庁 (2018年12月30日). 2019年4月21日閲覧。
  2. ^ “男女均等の政治へ 「日本版パリテ法」元年/上 女性市議ゼロ解消への挑戦”. 毎日新聞. (2019年2月26日). https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190226/ddm/013/010/016000c 2019年4月26日閲覧。 
  3. ^ 野崎智也、小野大輔、福井悠介 (2019年4月22日). “初の女性市議誕生でも、なお残る「女のくせに」 垂水市”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASM4Q541VM4QTIPE031.html 2019年4月26日閲覧。 
  4. ^ 野崎智也、小野大輔 (2019年4月21日). “女性議員、ついに誕生 垂水市議選「見えない壁」越えた”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASM4N0RTWM4MTIPE02N.html 2019年4月26日閲覧。 
  5. ^ “<統一地方選>厚い壁に風穴 鹿児島・垂水 市制60年、女性市議が初誕生”. 東京新聞. (2019年4月22日). https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201904/CK2019042202100032.html 2019年4月26日閲覧。 
  6. ^ 野崎智也 (2019年4月23日). “「下手なこと言うとセクハラ」 自民市議の発言に批判”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASM4R632VM4RTIPE04V.html 2019年4月26日閲覧。 
  7. ^ “女性の政治参加「男を立てろ」との闘い 嫌がらせ被害も”. 朝日新聞. (2019年7月11日). https://www.asahi.com/articles/ASM756K8VM75TIPE034.html 2019年7月15日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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