分水駅
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(地蔵堂駅から転送)
分水駅 | |
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駅舎(2021年9月) | |
ぶんすい Bunsui | |
◄寺泊 (2.5 km) (4.3 km) 粟生津► | |
所在地 | 新潟県燕市分水桜町一丁目1-20[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■越後線 |
キロ程 | 41.5 km(柏崎起点) |
電報略号 |
フン チト(地蔵堂駅時代) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
377人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1912年(大正元年)12月28日[1][2] |
備考 | 無人駅(乗車駅証明書発行機 有) |
分水駅(ぶんすいえき)は、新潟県燕市分水桜町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)越後線の駅である[1]。
歴史
[編集]- 1912年(大正元年)12月28日:越後鉄道吉田駅 - 当駅間開通時に、燕市の良寛史料館が経つ位置に仮駅(終着駅)として新設。当時は地蔵堂駅(じぞうどうえき)を名乗る[3]。「地蔵堂」は当時の町名。
- 1913年(大正2年)4月20日:越後鉄道出雲崎駅 - 当駅間延伸、同時に現在地に移転[4]。
- 1927年(昭和2年)10月1日:越後鉄道が国有化[2]、鉄道省越後線所属となる[5]。
- 1976年(昭和51年)9月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1982年(昭和57年)5月31日:全線CTC化に伴い、新鉄開発(現・ジェイアール新潟ビジネス)が受託する業務委託駅化[6][7]。
- 1983年(昭和58年)4月1日:分水駅(ぶんすいえき)に改称[1]。「分水」は当時の所在地町名。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[2]。
- 2000年(平成12年)3月10日:老朽化に伴い、駅舎建替え[1]。
- 2022年(令和4年)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。両ホームは地下通路で連絡している。
駅舎は待合室の他トイレがある。建替え前の駅舎は近くにある大河津分水路の自在堰を模した特徴的なデザインであった[1]。老朽化のため解体されたが、2000年に改築された現駅舎[1]も、壁面構造が大河津分水路可動堰の橋脚等をイメージしてデザインされたものである。
近年、ダイヤ見直しと共に多くの駅で交換設備撤去が進んだ中、現在も2番線が臨時ホームとして残るのは、日本海からの強風が大河津分水路に架かる信濃川分水橋梁に吹き抜け、当駅 - 寺泊駅間が冬季を中心に不通となることが多いためである[独自研究?]。
また2番線に沿うように立ち並ぶ桜並木は当駅シンボルとなっており[9]、燕市分水観光協会では毎年4月中旬の桜開花時期に、ホームの桜並木のライトアップを実施している[10]のを始め、JR東日本新潟支社では2013年(平成25年)から「きらきらうえつの車両を使用した臨時快速列車「分水夜桜」を開花時期に運転しており、当駅で折返す約1時間の間にライトアップされた桜並木を観賞することが可能[11]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■越後線 | 下り | 吉田・新潟方面[12] |
上り | 柏崎方面[12] | ||
2 | (臨時ホーム) |
-
旧駅舎(1995年4月)
-
待合室(2021年9月)
-
駅舎内(2021年9月)
-
地下通路(2021年9月)
-
ホーム(2021年9月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、2000年度(平成12年度) - 2020年度(令和2年度)の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 736 | [利用客数 1] |
2001年(平成13年) | 719 | [利用客数 2] |
2002年(平成14年) | 707 | [利用客数 3] |
2003年(平成15年) | 703 | [利用客数 4] |
2004年(平成16年) | 654 | [利用客数 5] |
2005年(平成17年) | 639 | [利用客数 6] |
2006年(平成18年) | 625 | [利用客数 7] |
2007年(平成19年) | 611 | [利用客数 8] |
2008年(平成20年) | 617 | [利用客数 9] |
2009年(平成21年) | 587 | [利用客数 10] |
2010年(平成22年) | 610 | [利用客数 11] |
2011年(平成23年) | 627 | [利用客数 12] |
2012年(平成24年) | 628 | [利用客数 13] |
2013年(平成25年) | 640 | [利用客数 14] |
2014年(平成26年) | 546 | [利用客数 15] |
2015年(平成27年) | 552 | [利用客数 16] |
2016年(平成28年) | 522 | [利用客数 17] |
2017年(平成29年) | 496 | [利用客数 18] |
2018年(平成30年) | 465 | [利用客数 19] |
2019年(令和元年) | 453 | [利用客数 20] |
2020年(令和 | 2年)377 | [利用客数 21] |
駅周辺
[編集]- 定期いちび(4・9の付く日)[13]
- 地蔵堂本町通り良寛歌碑群[14]
- 燕市分水良寛史料館
- 燕・弥彦総合事務組合分水消防署
- 分水郵便局[1]
- 第四北越銀行分水支店・分水中央支店[15]
- 大河津分水
- 大河津分水公園・信濃川大河津資料館
- パナソニックエレクトリックワークス社新潟工場
- 北越工業[16]新潟営業所
- 燕市分水総合体育館
- 燕市立分水小学校
- 燕市立分水中学校
- 新潟県立分水高等学校
- 国道116号
- 公楽園
- トーストサンドやカップ麺等のレトロ自販機が現役稼働している。当駅から国道116号線を北上、徒歩35分。
バス路線
[編集]駅前に越後交通の分水駅前バス停と燕市循環バスの分水駅バス停が設置されている。以下の情報は2021年4月時点のものである。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k 『週刊 JR全駅・全車両基地』 21号 新潟駅・弥彦駅・津南駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年12月30日、21頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、597頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1913年1月14日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1913年4月26日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「大糸線・飯山線・篠ノ井線・越後線・弥彦線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第9号、朝日新聞出版、2009年9月6日、25頁。
- ^ 「あすから使用 業務委託7無人化10駅 越後線のCTC化」『交通新聞』交通協力会、1982年5月30日、1面。
- ^ 日本国有鉄道新潟鉄道管理局経理部情報管理室 編『鉄道要覧 昭和58年度』日本国有鉄道新潟鉄道管理局、1984年8月、18頁。全国書誌番号:86002576。
- ^ “駅の情報(分水駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月16日閲覧。
- ^ 新潟放送 (2022年4月19日). “無人駅で出迎える樹齢100年の満開桜”. Yahoo. 2022年4月20日閲覧。
- ^ “桜の並木路彩り 燕・大河津分水路ライトアップ”. 北陸・信越観光ナビ. 新潟日報 (2020年4月9日). 2022年4月20日閲覧。
- ^ “分水駅の桜並木のライトアップにあわせて4月17日と24日に初めて臨時列車の快速「分水夜桜号」運行”. ケンオー・ドットコム (2013年3月6日). 2022年4月20日閲覧。
- ^ a b “時刻表 分水駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月19日閲覧。
- ^ “燕市のいちび”. 燕市. 2021年5月5日閲覧。
- ^ “「良寛たずね道 八十八ヶ所巡り」:51 本町通り歌碑群”. 新潟県長岡地域振興局 企画振興部. 2020年10月11日閲覧。
- ^ 分水支店は旧第四銀行店舗。分水中央支店は旧北越銀行店舗を由来とする分水支店内の店舗(2022年6月移転)。
- ^ かつての主力工場。本社と主力工場は粟生津駅近くに移転し、2022年現在は新潟営業所と関連会社が所在。
- ^ “分水駅前=長岡駅前 線”. 越後交通. 2021年5月5日閲覧。
- ^ “東三条駅前・燕駅前=分水駅前=渡部=寺泊 線”. 越後交通. 2021年5月5日閲覧。
- ^ “燕市循環バス「スワロー号」”. 燕市. 2021年5月5日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月23日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月29日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(分水駅):JR東日本