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土田伊右衛門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

土田 伊右衛門[1][2](つちだ いえもん、1887年明治20年)8月27日[3] - 没年不明)は、日本政治家地主[3][4][5]家主[6]大阪府会議員[1][4][5][7][8]大阪市会議員[1][2][9]。土田家9代目[2]

経歴

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大阪府・土田忠蔵の長男[2][6][7][8]1906年市岡中学卒業[2][3]1923年家督を相続する[6][7][8]。祖先伝来の多くの土地家屋を管理する[2]。社会公共事業に心を注ぎ中津青年会を組織し、その副会長となり以降諸般に渉り尽くす[7][8]

数多の公職に就く[2]。大阪府西成郡中津町助役となり、また同町会議員に当選する[10]。中津町長に挙げられる[10]。大阪市会議長、同副議長[6]、大阪市公安委員[11]などをつとめる。

1928年、社会教育功労者として文部大臣より表彰される[10]。大阪府参事会員として府政に力を致す[10]

人物

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『商工資産信用録 第36回 近畿版』によると、土田伊右衛門(調査年月・1934年4月)は「正身身代・L、信用程度・A、職業・貸地家」である[12]。『帝国信用録 第26版 昭和8年』には「職業・貸地家、店舗又は住所・東淀川、中津本」とある[13]

趣味は長唄[1]謡曲[6][8]。宗教は真宗[3][6][8]。住所は大阪府西成郡中津町大阪市東淀川区中津浜通四丁目[2][4][7][8][9]、同市大淀区中津本通三丁目[11]

家族・親族

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土田家

家系について『代表的日本之人物』によると「土田家は中津土着の旧家であり、初代は土田伊右衛門と呼び、2代目は同じく伊右衛門を襲ぎ、3代目は伊兵衛と称し、4代目伊右衛門、5代目伊兵衛、6代目伊兵衛、7代目伊右衛門を経て8代目忠蔵の代に及ぶ。多くの土地家屋を所有し、大阪府に於ける著名の素封家として知られる。」という[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ 『大衆人事録 第14版 近畿・中国・四国・九州篇』では四男[3]、『代表的日本之人物』や『人事興信録 第11版 下』では五男[7]である。

出典

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  1. ^ a b c d e f 『大阪新人物誌』156頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年1月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 『代表的日本之人物』558 - 559頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月8日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 『大衆人事録 第14版 近畿・中国・四国・九州篇』大阪161頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年3月30日閲覧。
  4. ^ a b c 『日本紳士録 第33版』大阪ツの部212頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年3月27日閲覧。
  5. ^ a b 『日本紳士録 第32版』大阪ツの部220頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年3月29日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g 『人事興信録 第14版 下』ツ31頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年3月27日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j 『人事興信録 第11版 下』ツ46頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年3月27日閲覧。
  8. ^ a b c d e f g h i j 『人事興信録 第12版 下』ツ36頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年3月27日閲覧。
  9. ^ a b 『日本紳士録 第40版』大阪ツの部166頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年3月27日閲覧。
  10. ^ a b c d 『光栄録』大24頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月4日閲覧。
  11. ^ a b 『全日本紳士録 昭和25年版』ツ5頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月8日閲覧。
  12. ^ 『商工資産信用録 第36回 近畿版』大阪府つ之部156頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月8日閲覧。
  13. ^ 『帝国信用録 第26版 昭和8年』大阪府(ツ)118頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年5月26日閲覧。
  14. ^ a b c 『日本紳士録 第18版』大阪つの部183頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年3月31日閲覧。

参考文献

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  • 交詢社編『日本紳士録 第18版』交詢社、1913年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第32版』交詢社、1928年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第33版』交詢社、1929年。
  • 『光栄録』御大礼行幸記念光栄録謹纂所、1930年。
  • 帝国興信所編『帝国信用録 第26版 昭和8年』帝国興信所、1933年。
  • 『大阪新人物誌』夕刊大阪新聞社、1934年。
  • 『商工資産信用録 第36回 近畿版』商業興信所、1935年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第40版』交詢社、1936年。
  • 中外新聞社編『代表的日本之人物』中外新聞社、1936年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第11版 下』人事興信所、1937 - 1939年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第12版 下』人事興信所、1940年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第14版 下』人事興信所、1943年。
  • 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第14版 近畿・中国・四国・九州篇』帝国秘密探偵社、1943年。
  • 人事興信所編『全日本紳士録 昭和25年版』人事興信所、1950年。