土屋哲
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土屋 哲(つちや さとる、1923年9月19日 - 2007年3月25日)は、日本のアフリカ文学・カリブ海文学研究者。明治大学・ナイロビ大学名誉教授。本名の読みは「てつ」。
略歴
[編集]和歌山県生まれ。東京大学卒。ナイジェリアのイバダン大学、ケニアのナイロビ大学などで日本文学を教え、これらの大学やセネガルのダカール大学に日本語関係の講座を開設。明治大学教授を務め、アフリカ文化などの紹介に努めた。
著書
[編集]- 『近代化とアフリカ 新しい価値観への挑戦』(朝日選書) 1978
- 『アフリカのこころ 奴隷・植民地・アパルトヘイト』(岩波ジュニア新書) 1989
- 『アフリカ抱擁 文化とアパルトヘイト』(サイマル出版会) 1990
- 『現代アフリカ文学案内』(新潮選書) 1994
- 『アフリカへつなぐ夢 20世紀を生きて』(ポプラ社) 1998
- 『古層文明から21世紀を読み解く <気>の比較文化誌』(朝日新聞社) 2004
共編著
[編集]- 『コモンウェルスの文学』(平野敬一共編、研究社出版) 1983
- 『アフリカの都市問題』(共著、勁草書房、明治大学社会科学研究所叢書) 1987
- 『僕たちにもチャンスをおくれ!!』(M・O・ムチャーリ共著、岡田瑛子訳、潮出版社) 1991
- 『アルビオンの彼方で 20世紀英語圏の文学』(研究社出版) 1994
翻訳
[編集]- 『植民地革命 アフリカの内幕』(ジョン・ガンサー、みすず書房、現代史大系) 1956 - 1957
- 『埋もれた時代 若き詩人の自画像』(セシル・デイ=ルイス、南雲堂) 1962
- 『コンゴ独立史』(C・ホスキンズ、みすず書房) 1966
- 『南アメリカの内幕』(ジョン・ガンサー、町野武共訳、みすず書房) 1969 - 1970
- 『やし酒飲み』(エイモス・チュツオーラ、晶文社) 1970
- 『産まない自由とは何か』(P・マルクス、日本教文社) 1972
- 『スコッチ気質』(ジョン・ケネス・ガルブレイス、河出書房新社) 1972
- 『戒厳令下の愛』(R・リーブ、鷹書房) 1975
- 『現代アフリカの文学』(ナディン・ゴーディマー、岩波新書) 1975
- 『現代アフリカ文学短編集』1-3(鷹書房) 1977
- 『偉大なる帝王シャカ』(マジシ・クネーネ、岩波書店) 1979
- 『なぜどうしてものがたり ケニアの民話』(パメラ・コーラ、岩波書店) 1981
- 『戦士の抱擁』(ナディン・ゴーディマ、晶文社) 1985
- 『草原の子マレディ』(エスキア・ムパシェーレ、岩波少年文庫) 1987