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国際度量衡総会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

国際度量衡総会(こくさいどりょうこうそうかい、: Conférence générale des poids et mesures; CGPM, : General Conference of Weights and Measures)は、メートル条約に基づき、世界で通用する単位系国際単位系 (SI))を維持するために加盟国参加によって開催される総会議。この会議は他の2つの機関(国際度量衡委員会 (CIPM) 及び国際度量衡局 (BIPM))の上位機関(メートル条約に基づいて世界で通用する単位系(国際単位系)を維持するために設立された3つの組織のうちの最高機関)と位置づけられる。開催は4年(当初は6年)に1度、フランスパリで行われ、フランス語の表記に従い英語圏においてもCGPM頭字語とする。

1889年9月28日に第1回総会を開催。キログラムが国際キログラム原器(IPK)の質量を基準として定義された。

2018年11月の第26回総会において、キログラム kg、アンペア A、ケルビン K、モル mol の4つについて、その定義が根本的に改定された(国際キログラム原器は廃止[1])。 s、メートル m、カンデラ cd の定義は本質的にはこれまでと同じであるが、表現が改められた。これに伴い、国際単位系の定義そのものも根本的に改められた(「SI基本単位の再定義 (2019年)」を参照)。

2019年2月現在、加盟国は59か国、准加盟国/経済圏は42か国となっている。

年譜

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脚注

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  1. ^ キログラムの基準が130年ぶりに変更——キログラム原器からプランク定数ベースに - fabcross (2019年6月11日) 、2022年8月14日閲覧。
  2. ^ Writing and printing of unit symbols and of numbers*
  3. ^ 国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版 pp.151-152、第22回 国際度量衡総会(CGPM)、2003年、■ 小数点の記号 勧告 10、産業技術総合研究所、計量標準総合センター、2020年4月
  4. ^ 27th meeting of the CGPM (2022) - BIPM
  5. ^ Draft Resolutions – 27th meeting of the CGPM Draft Resolution C, p.22(English), Published on 1st February 2022
  6. ^ ギガより大きい1クエタ、ナノより小さい1クエクトは何桁の数字? 今年、「新しい数え方」が登場します! - ブルーバックス (臼田孝、2022年3月16日)
  7. ^ 数の桁あらわす世界共通の「接頭語」、10の30乗「クエタ」など四つ追加 - 読売新聞2022年11月19日掲載記事
  8. ^ 正確には、閏秒の根拠であるUT1-UTCの許容値は現在は0.9秒であるが、少なくとも100年間は閏秒や閏分を挿入しないで済むように、2035年までにこの値(0.9秒)を増加させることを決議した。
  9. ^ Draft Resolutions – 27th meeting of the CGPM Draft Resolution D, pp.23-24(English), Published on 1st February 2022
  10. ^ 「うるう秒」の廃止が決定、2035年までにうるう秒の挿入は停止されることに Gigazine、2022-11-21
  11. ^ a b Draft Resolutions – 27th meeting of the CGPM Draft Resolution E, p.25(English)
  12. ^ 臼田孝, 藤井賢一, 保坂一元、「単位諮問委員会(CCU)報告」『計測と制御』 2016年 55巻 12号 p.1103-1108, doi:10.11499/sicejl.55.1103, 計測自動制御学会
  13. ^ The revision of the SI—the result of three decades of progress in metrology Michael Stock,et al、"8. The second"、 p.10、Metrologia 56 (2019) 022001 (14pp)、Published 22 February 2019
  14. ^ 世界初、国家標準時の維持に光格子時計を利用 〜NICTが持つ時計のみで協定世界時との同期が可能に〜 - 国立研究開発法人情報通信研究機構 (2022年6月9日) 、2022年8月14日閲覧。

外部リンク

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国際度量衡局、国際度量衡総会などの活動及び日本との関係は、次の文書が詳しい。