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哀しい妖精

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「哀しい妖精」
南沙織シングル
初出アルバム『哀しい妖精
B面 空色のインクで
リリース
規格 シングル
ジャンル J-POPアイドル歌謡曲
時間
レーベル CBS・ソニー
作詞・作曲 作詞: 松本隆
作曲: ジャニス・イアン
プロデュース 酒井政利
チャート最高順位
南沙織 シングル 年表
青春に恥じないように
1976年
哀しい妖精
(1976年)
愛はめぐり逢いから
(1976年)
収録アルバム哀しい妖精
哀しい妖精
(1)
泣くのはそれから
(2)
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哀しい妖精」(かなしいようせい)は、南沙織通算20枚目のシングル。1976年9月1日発売。発売元はCBS・ソニー

解説

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17才の頃」などがヒットしたジャニス・イアンから提供を受けた曲に、松本隆が日本語の詞を当て発表された楽曲。シンシア本人の強い希望で一部分が変更され、現行の詞になったという[1]。英語詞の原曲「I LOVE YOU BEST」は、1976年12月21日発売の15thアルバム『ジャニスへの手紙』に収録されており、こちらの英語バージョンをテレビで披露したこともあった。

シングル発売前の1976年8月にフジテレビ音楽番組夜のヒットスタジオ』で同曲を初披露した際は、司会者の芳村真理が歌い終えたシンシアを呼び止め、井上順とともに「いい曲ね」「シンシアにぴったり」と絶賛した。

本楽曲で『第27回NHK紅白歌合戦』に出場をした(通算6回目)。その映像は、2006年6月14日発売の35周年CD-BOXCynthia Premium』に収められたDVDでも見ることが出来る。

シンシア本人も大のお気に入り作品として名を挙げている[2]。一度、たまたま子供と一緒にいる時に聴いたことがあり、その際子供のほうから「この曲、誰が歌っているの?」と尋ねてきたという[3]。また、日本語詞を書き上げた松本隆は「引退する直前頃にシンシアが『自分の好きな持ち歌5曲』を挙げた中に、「哀しい妖精」が入っていたので嬉しかった」と語っている[4]。日本語詞はボブ・ディランの「風に吹かれて」から影響を受けているとされる。これについて松本は「木綿のハンカチーフ」が「ディランのパクリじゃないかって騒がれて(項目「木綿のハンカチーフ#解説」参照)、それに頭に来て挑戦した…影響とパクリは違うと思ってたし、ぼくのは影響であって断じてパクリではないっていう感じで作った」という[5][6]

収録曲

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  1. 哀しい妖精(3:43)
  2. 空色のインクで(3:30)

収録作品(LP・CD)

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脚注

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  1. ^ 歌手デビュー35周年記念商品CD-BOX『Cynthia Premium』(2000.6.14、ソニーレコード)封入解説書参照。
  2. ^ 1991年の『第42回NHK紅白歌合戦』に特別出演した際、本来はこの曲を歌いたかったそうである[要出典]
  3. ^ 2006年4月講演、「酒井政利のJポップの歩み」より。
  4. ^ 30周年CD-BOXCYNTHIA ANTHOLOGY』(2000.6.7、ソニーレコード)解説本より。
  5. ^ 「REMEMBER」Vol.11(SFC音楽出版、1986年3月)特集「松本隆研究 IN 70's」20頁]
  6. ^ 南沙織の15thアルバム『ジャニスへの手紙』(1976.12.21、CBS・ソニー)には、その「風に吹かれて」のカヴァーも収録された。

関連項目

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